村野瀬玲奈の秘書課広報室
社員一人のサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書課勤務の村野瀬です。消費税収入は社会保障に使われずに法人税減税に回っただけって知ってました?まるで国民から大企業への利益の直接補てんですね。有権者と政治の距離を縮めるため、国会議員名簿の活用を!
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一年くらい前に、こういう記事を書いたのですけど。
■泣く女たちを笑う男たちに。(男女共同社会政治参画に向けて)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-500.html
今回はその続きです。
「男女平等指数」(「ジェンダーギャップ指数」ともいうそうです)
http://www.google.co.jp/search?hl=fr&q=%E7%94%B7%E5%A5%B3%E5%B9%B3%E7%AD%89%E6%8C%87%E6%95%B0&btnG=Recherche+Google&lr=&aq=f&oq=
というものがあります。日本の男女平等指数が年を追うごとに下がり続けているという、困ったお話。
最近日本の新聞でも記事になっていましたが、この報告書を発表したのは、世界経済フォーラム(World Economic Forum)。こちらが報告書。
●World Economic Forum
The Global Gender Gap Report 2008
http://www.weforum.org/en/Communities/Women%20Leaders%20and%20Gender%20Parity/GenderGapNetwork/index.htm
Ernst & Young(監査法人)、Goldman Sachs(金融)、Manpower(労働者派遣)、McKinsey & Company(経営コンサルタント)、NYSE Euronext(証券取引システム)、Renault-Nissan(自動車製造)といった、名の通った大規模な会社、つまり実業界をスポンサーにした調査であることに目をひかれました。ビジネス的に言っても、男女平等が望ましい(ジェンダーギャップがないことが望ましい)ということを示唆しているのではないでしょうか。そのことだけが理由ではありませんが、日本でよくある「男は外で稼ぎ、女は家を守るものだ」という思い込みを崩すためにこの調査が役に立つことを祈るわけです。
目についたいくつかのブログ記事をリンクしますが、「Gazing at the Celestial Blue」の碧猫さんの記事は細かい分析がありますので、興味のある方にはご一読をおすすめします。
●windy's note
男女平等指数、日本は98位に後退 2008/11/11
http://windy.air-nifty.com/note/2008/11/post-d209.html
(引用ここまで)●Gazing at the Celestial Blue
下げ止まらない、日本のジェンダーギャップ指数
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-558.html
そして、ランキングの下落が目に付くのは、別の項目にあるように思われる。
まず、経済の部門に入っている「立法府議員、上級公務員、経営者」の順位の下落。これは、さらにスコアが変動無いことと、各国平均が上がっていることが目に付く。
また、政治部門の三項目、ここもスコアは変動無しか微妙な下がり方なのに、ランキング順位の下落が大きいようだ。一方各国平均に目を転じれば、平均値が軒並み上がっている。だから、日本のランキングが下がっているわけだけど。
つまり、日本の社会はちっとも変わって無くて、世界の他の国はジェンダーギャップの是正に取り組んで、成果を上げているという事が、このレポートでは示されているのでは無かろうか。
碧猫さんの記事の、日本のランキングを下落させた要因の考察と結論だけ引用させてもらいましたが、話題は男女平等のまま、「ジェンダー・ギャップ報告」とは別の報告書も見てみましょう。「かめ?」のgegengaさんが触れている、世界人口白書の2008年版に出ていた、男女平等に関する日本のマスコミ報道です。gegengaさんはこれにツッコミを入れているので、私もそこについて一言書きたいと思います。
(引用ここまで)●かめ?
男女格差・・・
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51541451.html
アップしたと思ったら、すぐに(男女格差は)「文化だーっっっっ!」の人たちが、自分たちに都合のよい読みとりをしそうな(共同通信の)記事を発見してしまった。
『(世界人口)白書は、伝統や文化には女性の人権侵害を正当化する有害な面もあるとする一方、外部の価値観の押しつけではなく、個々の文化を尊重したやり方で解決策を探る努力が必要だと述べた。』(共同通信)
gegengaさんの心配、私もよくわかります。日本では、男女格差とか、死刑維持とか、なんでも安易に「文化」で正当化、擁護しようとする傾向があるようですから。では、その世界人口白書を読んでみましょう。
■世界人口白書2008
http://www.unfpa.or.jp/4-1.html#01
英語版もあるけど、日本語版から引用してみます。
まず、この白書の裏表紙にある、UNFPA(国連人口基金)の活動の趣旨を引用。
(引用中断)UNFPA(国連人口基金)は、すべての女性、男子、そして子どもが健康な生活を送り、平等な機会を教授できる世界を実現するために活動する国際開発期間です。
UNFPAは、
貧困を減らし、
望まれない妊娠をなくし、
すべての出産が安全に行われ、
すべての若者がHIV/エイズの脅威にさらされることなく生活し、
すべての女性と少女が尊重され、尊厳ある人生を送ることができるよう、
人口統計データを用いながら、さまざまな国の政策を支援しています。
すべての人に価値がある。だから、UNFPAは活動を続けます。
次に、白書の冒頭、「概要」のところから。
(引用中断)本書は、国際的人権の枠組みが世界的に妥当性をもつということに出発点を置く。したがって文化に配慮したアプローチが人権一般、特に女性の権利の実現にとっていかに重要化を議論し、具体例を示すことに焦点を当てた。
(中略)
人権の枠組みには、個人の権利と同様、集団的権利の保護も含まれる。これら権利の中にリプロダクティブ・ヘルスを含む健康に対する権利がある。権利の言語は、すべての文化に共通する剥奪や抑圧への抵抗の言語でもある。人々は自分自身の権利要求のために権利の言語を使い始めた。
(中略)
文化に配慮したアプローチは以下のことを認識している。
・異なる文化を持つ人々は権利について異なる理解をする。
・同じ文化の中でも人々は権利に関する経験について異なる見方をする。
・人々は自分たちの文化的状況に適した方法で権利を主張する。
・人権は「文化的正当性(cultural legitimacy)」を通して根づかせることができる。
・文化的正当性を推進するには、文化的知識と文化的取り組みが必要である。
文化に配慮したアプローチは、人権と文化が相互にどう作用するかを理解する手段を提示することができる。人々は文化的に正当性があると見る場合は人権を尊重するが、そのような正当性を確保するには重要な予防策が必要である。
・権利に関する特定の解釈を押し付けて文化の主体者意識を傷つけるようなことを避ける。
・権利の意味をめぐる葛藤を避けず、葛藤があることを認める。
・言質の規範や慣習を真剣に考慮に入れることで政策に貢献する。
・文化を地方、国、国際レベルで理解し、それらの相互関係を理解する。
(中略)
しかし、ジェンダーの不平等は多くの文化圏で広くかつ根深く残っている。(中略)社会的・文化的規範や伝統の中にはジェンダーに基づく暴力を恒久化させているものがあり、女性も男性も見て見ぬふりをするか、それを受容することを学習することがある。実際、女性が自分たちを抑圧する構造を擁護することもある。
文化の中で権力が強制的に行使されている。その強制は目に見える形であるか、政府や法律の仕組みの中に隠されているか、あるいは人々の意識の中に深く根を張っているかもしれない。したがって、権力関係はジェンダー関係を維持し形成する粘着剤であり、その粘着剤はまた、文化が相互に作用しその姿を現す理屈と方法を補強する。(中略)これらの慣習は自分の子どもや自分自身を守る一つの形であると信じて、女性がその存続に加担していることもある。
文化との軋轢なしにジェンダーの平等が進んだということは、いまだかつてない。
(中略)
地元の努力を認め支援するにあたって重要なことは、オピニオン・リーダーや指導者と協力関係を結ぶことである。
(中略)
宗教は多くの人々の生活の中心にあり、文化の重要な一側面である。それはもっとも身近な事柄に関する決定や行動を左右する。「名誉」の名の下の殺人や「痴情殺人」など、露骨な人権侵害である文化的慣習を正当化するのに宗教が利用されることがあるかもしれない。文化的配慮は、社会の内側から慣習に反対する多くの女性と数少ない男性に対する支援を引き出せる。
次に、白書の「概要」部の「結論」のところから。
(引用中断)文化的知識に基づいたアプローチは、政策立案に実行可能性を与え、人権を推進するのに必要な「文化をめぐる政治抗争」を可能にする。
文化に精通すると、意味体系、経済的・政治的反対、または支持政策がどのようにして発生・展開するのか、また発生・展開させられるのか判断できる。
より一層文化に精通するために、UNEPAはプログラム策定の手段として「文化のレンズ」を提案する。
文化に配慮したアプローチは、経済的地位、政治、法律、階層、年齢、ジェンダー、宗教、民族性などの変異要素がどのように相互に交わり、さまざまな理解と権力の表明につながるのかを調査する。
文化に配慮したアプローチは、開発に携わる関係者の間に、異なる分析の枠組みと作業枠組みを求め、内省を促す。
それから、第一章「文化との対話:はじめに」の中にある一節。
(引用中断)本白書の出発点は、国際的人権の枠組みの普遍的な正当性とその適用にある。文化的な価値観は人権と調和しなければならない。実際、人権は普遍的な文化的価値観、つまり、すべての文化が共有する価値観であると表現できるかもしれない。個人の人権は、より広い社会全般の利益、つまりグループ全体の人権に相反するのではなく、それを高めるものである。伝統的に容認された慣習の中には、人権と対立するものがある。これらの緊張関係を解決すれば、文化は強固なものになり、個人の生活は豊かになる。
そして、具体論例として、いろいろなことがあげられています。
(引用ここまで)文化に配慮したアプローチは、ミレニアム開発目標を達成する上で不可欠である。その目標の一つが目標5の妊産婦死亡率を75%減らすというものである。妊娠や出産が原因で死亡する女性の数は、1980年以来、53万6000人と基本的に変わらない。その数字の何倍にもあたる1000万人から1500万人の女性が障害や疾病に苦しんでいる。妊産婦死亡率の低下と、産科的フィスチュラのような傷害の予防は、妊娠と出産のケア、合併症の再の救急治療体制、家族計画の利用が、いかに改善されるかにかかっている。文化的配慮は、これは重要な計画を成功させる上で不可欠である。
例えば、プログラムの企画、実行、普及に男性を参加させることは、文化に配慮したアプローチの手段であり、結果であり、また行動と態度の変容を目指すいかなる開発プロセスにとっても必須用件である。ジェンダーの不平等と男性の否定的態度は、一般的に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに対する異議申し立てとみなされる。ジェンダーとその不平等に関する男性の経験を詳しく観察することも、文化に配慮したアプローチを構築する一つの要素になる。
この白書のこういう全体的トーンやあげられている具体例を見れば、『日本では「男は外で働き、女は家を守る」のが「文化」であるから、その「日本文化」は男女平等や人権思想より優先されるべきである』というような主張を正当化するためにこの「世界人口白書」を引用するのは大いなる的外れであることが読み取れると思います。
その意味で、読者の誤読を心配しながらgegengaさんが引用している、「白書は、伝統や文化には女性の人権侵害を正当化する有害な面もあるとする一方、外部の価値観の押しつけではなく、個々の文化を尊重したやり方で解決策を探る努力が必要だと述べた」とする共同通信の記事は、要約の誤りというか、曲解がすぎるというか、まさに日本では誤解されやすいというか、この白書の精神を正確に伝えていないと思います。
築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守ろうと情報を伝えるRolling Beanさんへの応援よろしくお願いします。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2008-10-29 【重要】 豊洲新市場の地質調査捏造の証拠(東京都自身の「平成18年地盤解析報告書」から)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10157581149.html
■2008-11-08 市場移転の実質着手・私有地に都税を捨てる「築地市場の豊洲移転で15億円予算要求」
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10161885058.html
■2008-11-10 水面下での水産業の構造カイカクの連携を示す3つの資料例(農水省、内閣府、そして「高木提言」)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10162798252.html
「税制について世界の片隅でニュースを読もう」ミニキャンペーン
■世界の片隅でニュースを読む 「税制」カテゴリー
http://sekakata.exblog.jp/tags/%E7%A8%8E%E5%88%B6/
「消費税と社会保障と国家予算についての知られざる真実を大脇道場で学ぼう」ミニキャンペーン
■NO.540 消費税増税反対関連エントリー集。
http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-588.html
「民主党に投書しよう」ミニキャンペーン
■自公政権の退場を望むなら、その代わりに望む政策をどしどし民主党に伝えよう
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-792.html
有権者・納税者として、自公チュー政治に「ノー」と言うために、人気blogランキング(政治部門)参加中。一日一クリック応援お願いです。
ゼノフォビアブログに囲まれながらも、らんきーング上げて、ペガサスや白鳥や大鶴(大津留)のように高く飛翔したいと願って、かげの中で浮游するお玉の上で「そもそもどーなの?」とさるのつぶやきを続け、右も左もなく下でアブナイばらんすとりながら、天木直人さんや保坂展人さんの憂国の思いを激励しようと世界愛人主義同盟秘書は書いてます。気分はときどきSaudadeでも、晴耕雨読の生活の中、伊達と酔狂で革命を語り、生活の中で感じた疑問や思いをあれこれ土佐高知の雑記帳に書き、負けずに現政権に「ノー」を言えば、気分はgoodになるかもしれません。灰色のベンチから広島瀬戸内まで人気ブログランキング政治部門に平和的共生と立憲主義の風を入れましょう(^_^)/
国会議員やマスメディアに意見を届けるために下記を自由にご活用ください。引用、転載、転送、歓迎。
■各種国会議員名簿のポータルページ
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-86.html
■官庁への意見送付先について
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-51.html
■新聞(全国紙、地方紙)、雑誌 読者の意見を伝える窓口(まだ整理しきれていませんが)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-49.html
■テレビ報道番組のご意見窓口リスト(「わんばらんす」さんからの転載)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-50.html
●News for the people in Japan マス・メディア 問い合わせ用 リンク集
http://www.news-pj.net/link/media.html
2件のコメント
[C5358] 日本の後進性。
- 2008-11-17
- 編集
[C5380] 日本文化の深化には人権と男女平等が不可欠。
日本社会に、世界人口白書が日本に人権と男女平等の概念を取り入れて、ダブルスタンダードを排除して、本質的意味での構造革命をしたら、日本の長所とクロスして光り輝き、世界も尊敬する日本社会が出来るに違いない。
その道が遠いが希望を信じて歩むしかないのだ。
- 2008-11-19
- 編集
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10件のトラックバック
[T12149] 転勤族の妻
- 2008-11-18
- 発信元 : ひねもすのたのた
[T12147] 男女平等指数
- 2008-11-18
- 発信元 : たんぽぽのなみだ~運営日誌
[T12132] 人権後進国、日本
- 2008-11-18
- 発信元 : ねごろのぷくぷく日記3
[T12130] 男女平等指数、日本は98位に後退
- 2008-11-18
- 発信元 : windy\'s note
[T12122] 男女平等指数で日本は先進国の中で最下位!
- 2008-11-17
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[T12121] 開発途上国に転がり落ちる「日本」と先進国に邁進する「中国」→原因は愚民が小泉を首相にしたこと
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[T12120] 金融サミッ トの成果→日本株は反落、サミットに嫌気 具体策欠く
- 2008-11-17
- 発信元 : 『海舌』 the Sea Tongue by Kaisetsu
[T12119] 何時までも終わらない『水からの伝言』の不思議
- 2008-11-17
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[T12117] 信頼がないから安心がつくれない
- 2008-11-17
- 発信元 : kimera25
[T12116] 国籍法改正で「ネットの闇」に、くわばら、くわばら/反婚デモと格差論
- 2008-11-17
- 発信元 : 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
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しかし世界人口白書なんてメディアは報道しない。国際的白書は伝えないのに、政府の白書は伝える日本のメディア。
視聴者が知るべきニュースを伝えていないのでは??????