ストと民主主義 (イギリスの例) (不定期連載「世界のデモ」)

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これは一人でも多くの日本の方々に見てほしい。イギリスでの教員の大規模スト(ストライキ)についての人々の反応を報じるBBC日本の2分7秒の動画。



日本ではストを「迷惑」としか受け取らない人が多すぎますが、本来、ストとはこのイギリスのストのようなもの。

イギリスの人々の発言をいくつか書き起こすと、こんな感じ。

「たくさんのストがあるのでどれかだけ支持しないことはできません。みんなが大変な思いをしています。特に看護師や教師は労働環境や賃金を改善する権利があります。スト以外に訴える手段はないと思います。」

「先生たちは子どもの教育のため一所懸命働いているので給料をたくさん引き上げるべきだと思います。」

「何のストかちゃんと分かってはいないんですが、ストがしたければするべきです。私は特に問題ありません。」

「今日はもともと休みを取っていたので、そこは幸運でした。でもそうでなかったら非常に不便だったと思います。でも教師たちがしていることは支持しています。もらうべきものをもらうことが重要だと思います。」


ストとは、正当な扱いを受けていない人々が受けるべき正当な扱いを求めて訴えるもの。それを迷惑だと思うことは、自分が正当な扱いを受けていない時にそれを訴えて正当な扱いを求める時に、他人があなたのことを迷惑だと思うということ。

ストを迷惑だと思う方、他人があなたの正当な権利の主張を迷惑だと思うことがあなたの望みでしょうか。ちがいますよね?

他人の正当な権利を守り、他人の正当な権利を尊重するすることは、あなたの正当な権利を守り、あなたの正当な権利を他人から尊重してもらうということです。

民主主義はそこから始まります。ストは民主主義の進歩、向上、成熟のために必要不可欠な社会運動です。



うちのブログの中で、特にデモやストについて書いた記事はこちらのカテゴリーにまとめています。けっこうたくさんあります。

■カテゴリ:デモ、スト、意思表示
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初期の代表的なものを一つだけリンクさせてください。

■「革命」と「デモ」という言葉に抵抗を感じる方へのお返事
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2011/03/06 03:00






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