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玲奈、民主主義履修中。

「多数の国民が反対する法案の通し方(政府与党・自公政権に捧ぐ)」に続いて、民主主義について自分の考えをはっきりさせ、日本の民主主義のあり方を別の角度から問うため、続けてもう一つ記事を書きます。

少し長めの記事ですし、硬い話を読むのがめんどうな方は、記事の一番最後だけでもご覧ください。m(__)m

「とむ丸の夢」さんが「日本の民主主義の成熟度を採点しよう」という連載エントリーで、イギリスの経済週刊誌「Economist」の付属シンクタンクEconomist Intelligencee Unitが世界167ヵ国の民主主義の成熟度を評価した論文を紹介し、そこで点数化された日本の民主主義の成熟度に妥当性はあるかどうか考えていらっしゃいました。

この論文は、民主主義をどう定義し、どう評価するかについて、考えさせられる内容を含んでいますので、とむ丸さんの記事の補足という形で私もこの記事紹介に参加させていただきます。大学のゼミ発表みたいになると思いますがよろしくお願いします。私と一緒にゼミに参加(笑)してくださる方は、とむ丸さんの記事とあわせて読んでいただければ幸いです。

この論文の内容を読みながら私がおしゃべりをはさんでいきます。引用と私のおしゃべりとの区別をつけるために、この論文からの引用部分はカギ括弧(「」)でくくっておきます。では、いってみよう!

「民主主義を測定する方法についてのコンセンサスはなく、異議が唱えられている民主主義の定義はいろいろあって、この問題についての議論は活発に行われている。」

そうですね。確かに、民主主義とは最初から決まった定義があったわけではなく、まさに人類の長い間の政治的実践の中で定義され、検討され、磨かれてきたわけです。ですから、民主主義とは完成し停止したものではなく、永久に続く政治運動ですね。「民主主義は数だ」なんていう一言で停止したらそれは民主主義ですらないということ。民主主義は永久革命、って言っていた思想家もいたしね…。いずれにしても、民主主義がどのような要素から成り立つのか、一人一人が考えることは大切だと思います。

「たとえ、正確な定義についての合意がとらえどころのないものだと示されたとしても、今日では大方の観察者が、民主主義の根源的特徴は、多数派原理と被統治者の合意に基づいた統治、自由で公正な選挙の存在、少数派の保護、基本的人権の尊重であるということについては少なくとも合意するであろう。民主主義は、法のもとの平等、公正なプロセスと政治的多元主義を前提としている。」

簡単にまとめると、そういうことなのですね。だけど、「少数派が多数派をくつがえすのはわがままだ逆差別だキイキイ」というようなことを言う人もいて、困ります。多数派原理でさえ侵すことのできないものがある、ということなのですけど。

さてそこで、話は、民主主義をどのようにして測定、評定するか、ということになっていくわけですが。

「民主主義は必然的に二分法コンセプト、つまり、民主主義的であるか民主主義的でないか、であると主張する人たちがいる。しかし、大部分の評定法は、変動する民主主義度という可能性を持った連続的コンセプトに賛成しているようである。現在のところ、最もよく知られた評定法は、アメリカを拠点とするFreedom Houseという組織によって作られたものである。」

なるほど、これは政治的自由に関する10項目それぞれと、市民的自由に関する15項目それぞれについて1点から7点までで評定するようになっていると書いてありますね。これ以外にもいろいろな評定法があるようですが、それらの細かい紹介は省きます。

さて、ここでいろいろな評定法をくらべてみると、そこにある差異は次のように区別できます。

「民主主義のいろいろな評定法の鍵となる差異は、『薄い』、つまり最小限にとどめようとする評定法か、『厚い』、つまりより幅広いコンセプトか、というところにある。」

「Freedom Houseの選挙民主主義評定法は『薄い』コンセプトである。」

少ない数のより根源的な項目だけで民主主義度が評定できればそれに越したことはないですが、現実的にはそれではこぼれ落ちてしまうものが多すぎる、ということなのでしょう。

さて、ここからが、この論文の本題、Economist Intelligencee Unit(以下、EIUと略)の提唱する民主主義度評定尺度になります。

「EIUの指標は、政治的自由と市民的自由の状態を反映する民主主義評定法は十分に厚くないという見方にもとづいている。それらの評定法は民主主義あるいはその質がどれほど実質的なのか定義するいくつかの特徴を不十分にしか含んでいないか、あるいは全く含んでいないかのどちらかである。現存する評定法では、政治参加と行政の機能の要素は辛うじて考慮に入れられているだけにすぎない。」

こういう見方を我がものにして自分の国の政治のあり方に主権者・納税者(国民と言ってもいいですけど)が主体的にかかわろうとすることが必要だと感じます。ここで、EIUが提唱する5つの指標カテゴリーが紹介されます。「それらの指標カテゴリーは相互関係があって、一つのまとまりのあるコンセプト的な総体を成しています。」では、その5つの指標とは何か。

第一に、「自由で公正な競争的選挙を持っていて、関連する政治的自由の諸側面を満足させるという条件は、はっきりと、あらゆる定義の基本的要求事項である。」

はい、これに議論の余地はありません。自由で公正な選挙とは何か、それが大事なわけで、その中身についてはこのEIUの評定法の各項目がそれを書き出しています。

第二に、「市民的自由」。

「最も最小限主義の定義を除いては、すべての現代的定義が『市民的自由』を『リベラル民主主義』と呼ばれることの多いものの重要な構成要素であるとみなしている。基本的人権の保護という原則が広く受け入れられている。それは、世界中の各国憲法にも組み込まれているし、また、国連憲章とヘルシンキ最終宣言(訳者注:欧米諸国など35カ国によって1975年に採択された全欧安保協力会議の最終文書。ソ連、東側諸国に対し現状の国境線の維持と主権尊重を保障する一方、人権や市民的自由の分野での善処を求めた文書)のような国際的合意の中にも含まれている。基本的人権は言論・表現・報道の自由、宗教の自由、集会結社の自由、適正な司法プロセスを行使する権利を含む。すべての民主主義国家は、多数派原則にしたがって市民が自由に政治的決定をとるシステムのことである。しかし、多数派による支配は必ずしも民主主義ではない。民主主義国家においては、多数派による支配は、個人の人権の保障と少数派の権利と組み合わされていなければならないのである。」

市民的自由という民主主義の重要な構成要素を「権利ばかり主張する自分勝手」や「エゴイズム」と故意に混同して論じる人々や政党や議員に注意しなければなりません。そのような政党や議員が言う「自分勝手」とか「エゴイズム」とここで言う「市民的自由」は無縁です。むしろ、「権利ばかり主張する自分勝手」や「エゴイズム」が蔓延しているとキイキイ言いたがる政党や議員のほうこそ自分たちの権利ばかり主張して国民の権利をできるだけ縮小しようとする傾向さえあると私には見えます。

第三に、「行政の機能」。

「ほとんどの評定法はまた、行政の機能という最小限の質の諸側面を含む。もし民主主義にもとづいた決定を満たすことができなければ、あるいは満たされていなければ、民主主義のコンセプトはあまり意味がなくなるか、あるいは空洞化することになる。」

「government」って、統治、行政、政体、政府、どの日本語がこの場合いちばんいいんだろう。とりあえず、「行政」でいきます。

第四に、「政治的文化」。

「民主主義はその制度の総和以上のものである。民主主義的な政治文化はまた、民主主義の正統性、スムーズな機能ぶり、そして持続性にとって非常に重要である。受け身と無気力の文化、従順で従属的な市民意識は、民主主義とは相容れないものである。選挙プロセスは定期的に人々を勝者と敗者に分ける。成功した民主主義的政治文化は、敗北した政党とその支持者が有権者の審判を受け入れて権力の平和裏の移行ができるようにすることを含意する。」

これは、定期的な政権交代が前提になっている話のように思えます。日本ではその政権交代が実質的にほとんどなかったことが痛い。
あと、それだけではなくて、政治との付き合い方も政治的文化に含まれると思うのだけど、どうかな。「太田光総理」って、日本の新しい政治的文化になりえると思っているのだけど。

第五に、「参加」。

「参加もまた、必要な構成要素である。なぜなら、無気力と棄権は民主主義にとって有害だからである。代議制リベラル民主主義のプロセスに主に焦点を当てている評定法さえも、(不適切あるいは不十分ながら)参加という側面を若干は含んでいる。民主主義国では、政府は、多数のさまざまな制度や政治組織や団体が織りなす一つの社会的体制の中の一つの構成要素にすぎない。政治的プロセスに参加することを市民に要求することはできず、市民は参加しないことによる不満の表明をすることも自由である。しかし、健全な民主主義国は、市民が公的生活の中で自由に選ばれた活動的な参加を求める。市民が公的な議論に参加し、代表者を選び、政党に加入しようと望むとき、民主主義は花開く。この広く持続的な参加無しには、民主主義はしなび始め、小さな排他的グループの禁猟区になりさがってしまう。」

単に投票すれば良いわけではなく、投票率低下や政治活動忌避の傾向が強まれば民主主義は自然に死に、少数の政治勢力に牛耳られることになってしまうと。私は少数の政治勢力にいいように牛耳られるのはいやだよ。民主主義は少数の政治勢力のものではなくて私たち全員のものだから。

民主主義の構成要素としてこの5つの原則を改めて覚えておくことは、「自由」「民主」という言葉を含む政党名を持ちながら民主主義未履修の議員を多く抱えた政党とその所属議員の言動をチェックするうえで決して無駄ではないと思います。

民主主義の構成要素の内容を見たところで、このEIUの調査結果を見てみましょう。結果については、とむ丸さんの「日本の民主主義の成熟度を採点しよう」という連載エントリー、そして、できればEIUのもとの論文中の集計結果も見てほしいと思いますが、ここでは私のやり方でまとめてみます。

まず、とむ丸さんもおっしゃるように、この評定の具体的方法や評定基準が論文に書いてないのでわかりません。とむ丸さんも指摘しているし、私の目から見ても、日本のランクが高すぎるように思います。日本の現状を知った上でほかの国と同じ基準で厳密に評定したのならいいのですが、日本の政治の現状について十分知らないで表面的な評定をしたから採点が甘くなったと思える節が多いです。この評定の具体的方法や評定基準がわからないので日本についての採点が甘いと断言はしませんが、疑問はぬぐえません。疑問にもとづいてとむ丸さんが採点しなおした結果はとむ丸さんの記事をご覧ください。私もとむ丸さんの採点の方が日本の現実に近いように思います。「民主主義と独裁制の混合政体」という結果のほうがより納得できます。そう認めるのは悲しいけど。

しかし、それはひとまずおいて、私はEIUのデータにもとづいて少し数値の分析をしてみました。

集計の結果、日本は「民主主義の発達した国」28カ国のグループに入っています。このグループには、大部分の西欧・北米諸国に、南太平洋の国、一部の東欧諸国、一部の中南米諸国、一部のインド洋の海洋国が含まれています。

そこで、その28カ国のデータだけ取り出して分析してみましょう。

日本の総合点は8.15点で、ランクは28か国中20位。平均値(8.69)±標準偏差(0.62)の範囲には入っています。つまり、総合点については、日本は平均から大きく下方に逸脱しているわけではありませんが、胸を張ることもできません。

5つの指標のスコア分析は次の通りです。

日本の「選挙プロセスと多元性」は、9.17点でランクは28か国中24位(同点最下位)。平均値(9.63)±標準偏差(0.33)からもはずれていますから、「選挙プロセスと多元性」スコアについては平均から大きく下方に逸脱しています。

日本の「行政の機能」は、7.86点でランクは28か国中22位。平均値(8.60)±標準偏差(0.84)の範囲には入っていますので、「行政の機能」スコアについては平均から大きく下方に逸脱しているわけではありませんが、低い値であることはもちろんです。

日本の「政治参加」は5.56点で28か国中25位。平均値(7.28)±標準偏差(1.40)からはずれていますから、「政治参加」スコアについては平均から大きく下方に逸脱しています。

日本の「政治文化」は8.75点で28か国中5位。ただし、中央値(メジアン)も最頻値(モード)も8.75ですから、順位は5位であっても、日本の「政治文化」度が傑出して高いわけではありませんね。他国並というところです。

日本の「市民的自由」は9.41点で28か国中16位。平均値(9.56)±標準偏差(0.40)にはいっていますので、「市民的自由」スコアについては平均から大きく下方に逸脱しているわけではありません。しかし、最頻値(モード)が10.00ですから、順位が真ん中くらいだからと言って胸を張ることはできません。

EIUの生データを信じるという前提でも、日本の民主主義は「民主主義の発達した国」の中ではかなり弱いほうに属し、特に弱いのは「選挙プロセスと多元性」と「政治参加」であることになります。ごく限られた例外的時期を除いて戦後自民党がずっと与党として政権の座にあったこと、国民の参政意識が高いとはいえないことと、このEIUのデータとは一致しているといえます。

このように見ると、EIUの生データを信じるという前提ですら、日本の民主主義の度合いは「民主主義の発達した国」の中で見ると全く威張れない状態であることが数値からもわかります。さらに、とむ丸さんの記事のように、一つ一つの項目にそってもっときびしく評定すると、日本の民主主義はひょっとすると壊滅的な状態に近いのかもしれません。

民主主義が壊滅してからでは遅いのです。日本の民主化が急務です。

安倍首相の言う「美しい国」や、日本の主要政党、特に自民党、公明党、民主党の政策方針には、「民主主義の成熟度で全世界のトップを目指す!」という目標をなぜ入れないのでしょうか。

自公民のめざす改憲では日本の民主主義度は上がらないどころか大きく下がることは確実です。民主主義の具体的な構成要素について履修した皆さん、改憲をめざす自公民各党に目立つ民主主義未履修の政治家に特に、「日本の民主主義度を下げる改憲は絶対に認められません」と訴えましょう。




12件のコメント

[C73] 太田光

総理というのは無茶だとしても、地道に参議院選にでも出てほしい人ですね。でも二院クラブとか、もうないからなあ。
アメリカのミネソタで、Al Franken というコメディアン(Saturday Night Live に出ていた人)が上院選に立候補しました。とても progressive な人なので、期待しています。

[C78] 玲奈さんこんばんは♪^^

TB<(_ _*)> アリガトォ
時間がないので、斜め読みで履修はできてません。(泣)
私が思う「民主主義」は、国民が「理不尽だな〜」って感じたら、それはもう民主主義じゃない!ってことだけは確かなんじゃないかって思っちゃいます。本当は履修しなくても、人間は動物‥だから、危機を察知する本能が「NO!」って言ったら「民主主義」じゃない。と言えませんか?
‥とは言え、時間ができたら受講しにきます。(笑)
  • 2007-02-18
  • 投稿者 : ココロ
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[C79] お久しぶりです

トラックバックありがとうございました!
記事の内容、斜め読みしただけでも勉強になりました。
周りの人と話をしていると、「参加」する意味を見出せない人が多いみたいです。
今ある権利を当然のものと考えて、行使していないなんて、何て勿体無いんだろう。権利が無くなってから悔やんでも遅いのに。。。
太田光さんは、番組で見ていても共感するコトが多いです。
太田さんを見ていると、「自分の素直な意見を言うコトの大切さ」を感じます。
  • 2007-02-19
  • 投稿者 : ムック
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[C80]

はずめまして冥王星といいます
民主主義論に関しては、実はほとんどの人が認めながらも触れない聖典があります。
JJルソーの「社会契約論」です
なぜ触れないのか?理由は簡単です。ルソーの言う民主主義が不可能だという思い込みがあるからです。まるで民主主義が定理がないという記事ですが、これらの思考は原点的な民主政治(ローマ・ギリシャ共和制)から発展した直接民主主義に背を向けている多くの政治見解と同質でしょう。
民主主義に触れ幅があるとしても最低限のラインとして存在する根本的なルールが社会契約論の思考です。根源的に社会が合意形成で成立する社会契約論によって法や政治が制御されているという説明が現在でも支配的な見解ですが、様々な要素を転嫁させて、”直接民主主義”+”全会一致の原則”を回避しようとした詭弁で原理不明な民主主義を完成させたというべきでしょう。
政党政治などはその典型例です。
民主主義に定理がないのではなくて、都合のいい民主主義の定理が身勝手に付加されただけのことです。
このお話は、人間の根源的「人間的自由」の限界射程の問題を含めて精査して論じるべきであるものですが、「直接民主主義」+「全会一致」が忘れられている民主主義は民主主義とは言えません。もし、全会一致すら満たせない民主主義であれば、全体主義と同義・類似であることも忘れてはなりません。そうマジョリティがマイノリティに合意を経ずして行う正義は存在してはならないのは「全体主義」で人類が経験した惨禍なのです。

  • 2007-02-19
  • 投稿者 : 冥王星
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[C81]

村野瀬さん、取り上げてくださってありがとうございました。それにわたしとはまた違った角度からみてくださって(すごい、敬語がつづく)、日本の民主主義を憂えるものにとってさらに充実した現状への批判になりました。

EIUのテストには政権交代があるかどうかという質問もありましたね。あれは少々ショックでした。それだけでも私たちの国は民主主義に問題を抱えている。
またそれを後押ししてきたのは、今イラクに民主主義を押しつけようとしているアメリカじゃあないか。アメリカが押しつけてきたのは、憲法ではなくアメリカにとって都合の良い、かっこつき「民主主義」じゃないか! と、またまた腹が立ってきてしまいました。
  • 2007-02-19
  • 投稿者 : とむ丸
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[C83] 「である」ことと「する」こと

という丸山真男のエッセイを岩波新書の「日本の思想」から読み終わったばかりで玲奈さんのエントリーを読みました。超タイムリーでした。この中で丸山真男は、「債権者である、という立場に安住していると時効が来て債権を喪失してしまう」というたとえでエッセイを始めています。そして憲法12条の「国民の不断の努力」に触れ、民主主義とは国民が「制度の自己目的化を不断に警戒し、、、、絶えず監視し、批判する精神によってはじめて生きたものとなる」とありました。今まさに時効がすぐ迫っています。わたしたちが債権取立てをおこなわなければなりませんね!
  • 2007-02-20
  • 投稿者 : みーぽん
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[C88] 誤解があるかな・・・

初めまして。洋食屋と申します。

さて、記事やコメントなどを読んで思うのは、やはり基本的かつ重大な知識が欠落している方がほとんどなのかな、ということです。

大変無礼な言い方をして申し訳ありません。しかし、民主主義は、実はそれだけでは近代国家の原理として不完全なものなのです。これと対になっている、「立憲主義」という思想がそろって、初めて近代国家における基本思想となりうるのです。

ですから、もし民主主意について語ろうとするなら、是非「立憲主義」についても勉強してみてください。
えらそうに申し訳ありませんでした。以上です。
  • 2007-02-23
  • 投稿者 : 洋食屋
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[C89] 議論が不完全かと・・・

初めまして。
・・・なのに、このような書き込みは失礼かもしれませんが、議論が不完全に思えます。

実は、「民主主義」は、それだけではうまく機能しないのです。「立憲主義」という思想とセットにならないと、近代国家の基本原理足りえません。そして、この「立憲主義」こそ、戦後教育の中で、おそらく意図的に語られてこなかった思想なのです。
是非、立憲主義につても勉強してみてください。

えらそうに申し訳ありませんでした。
  • 2007-02-23
  • 投稿者 : 洋食屋
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[C90] みなさまありがとうございます

皆さん、コメントありがとうございます。返事がなかなか書けなくて失礼しております。m(__)m

うにさん、そのアル・フランケンという人、期待できそうですね。芸能人と政治の関係について、一つ読み物的なエントリーを考え中です。

ココロさん、いつもありがとうございます。一ついえるのは、民主主義とは何か、その原則にたちもどって考えることが主権者にとって常に必要だということです。

ムックさん、どうもありがとうございます。そう言っていただけると、私も時間をかけたかいがありました。高校生のときに「権利の上に眠ることは許されない」という言葉を聞いたことがあります。そのときは実感しなかったことを今になって実感しています。

冥王星さん、コメントありがとうございます。「民主主義に定義がない」という風にお感じになったとしたら、それは私の筆力の足らなさと、取り上げた元論文の関心の対象が政治思想史ではないことによるものだと思います。「マジョリティがマイノリティに合意を経ずして行う正義は存在してはならないのは「全体主義」で人類が経験した惨禍」というのはまさにその通りです。
  • 2007-02-23
  • 投稿者 : 村野瀬玲奈
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[C91] コメントありがとうございます

とむ丸さん、いつも啓発される記事をありがとうございます。やっととむ丸さんへの借りを返したような気分です。笑
9.17点でランクは28か国中24位(同点最下位)だった「選挙プロセスと多元性」ですが、一つ下位のグループの国々のスコアと比べると、もう一つおもしろい分析ができそうで、次の機会にはそれについても書いてみようと思っています。(いつになるやら。)

みーぽんさん、「債権者である、という立場に安住していると時効が来て債権を喪失してしまう」というたとえを教えていただいてありがとうございます。国名に「民主主義」と入っていたり憲法に「民主主義」がうたわれていれば民主主義なのではなく、それが実践されていることが重要ですね。当たり前のようですが、その当たり前が当たり前でないのが今の日本であると思いました。
  • 2007-02-23
  • 投稿者 : 村野瀬玲奈
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[C92] 立憲主義のこと

洋食屋さん、コメントありがとうございます。美味しそうな名前ですね。^^

「立憲主義」というのは、「憲法は国民が国家権力に命令するものであり、国家権力の逸脱から国民を守るものである」という例のやつですよね?

ここでコメントなさった方々はそれはよくおわかりだと思います。私が紹介したこのEIUのこの論文の関心はそこにはないし、私自身もここで「民主主義」についての包括的な概説書を書くつもりではありませんでした。盛りだくさんの栄養満点の料理であっても消化不良になるのもまずいので、立憲主義についてはここでは触れていません。しかし、重要なことですから、今後このような記事を書くときにはもっと意識的になろうと思います。ご指摘ありがとうございました。
  • 2007-02-23
  • 投稿者 : 村野瀬玲奈
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[C2315] 100字では無理

なるほど100字では無理だと思いました。
1 公正な選挙
これは分かるとして、2、3、4は難しいです。(TT)
5 参加
これは私がかじりかけたところだと思います。 
  • 2008-01-24
  • 投稿者 : アイスゆず
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最近NHKのドキュメンタリーを観る機会が多い。どういう意図でつくったかは結局のところわからないけれど、是非を問わず歴史認識として時事認識として観ることはやはり大事だし、おもしろい。シリーズの中で観たのは第2回 

[T391] 憲法は内閣総理大臣に無条件の衆議院解散権なぞ付与していない

何度も続いたり長期に存続するものは違憲であっても見過ごされるようになるという典型が、自衛隊と「七条解散」である。小泉首相は積年の主張であった郵政民営化法案を今国会で成立させるため、衆議院の解散をもちらつかせて自民党内の反対派の動きを抑え込もうとしている。

[T389] 地元の考えをふまえた上で

防衛省“V字型”修正なし 島袋市長と一時間半に渡って面談した防衛施設庁の渡部施設部長らは「滑走路を海側にずらしてもヘリの騒音はほとんど軽減されない」と述べ、V字型滑走路の建設計画を変更する考えがないことを伝えました。 これに対し島袋市長は「滑走路を海側にず

[T374] 言論弾圧:放送法改悪第二弾ももくろむ自民:うがった見方?

  野党4党が、5月3日までの「憲法改正手続きを定める国民投票法案」の反対共闘を締結したのは、まず一歩前進である。議席数が圧倒的に少ないとはいえ、院内外でこのような重大法案については、段階的妥協が今は必要である。民主党が自公の馬鹿げた提案に安易に乗らない

[T371] 自民党お笑い劇場。トンビもクルリと輪を描いて逃げて行くホーイのホイ〜

< 語録 >・「侍は志を持たないといけない」(総裁選前の挨拶で) ・「父(安倍晋太郎)の遺志を継ぎ、父が成し得なかったことを何としてもやり遂げたい」(1991年7月の衆院選出馬時) ・「それは『責任』ですかね」(2006年12月12日,「2006年を漢字一文字で表す...

[T369] 07年2月16日・金曜日  第二部  週末医療

07年2月16日・金曜日  第二部      今日の朝日に週末医療について、日本救急医学会が具体的な手順を決めたガイドライン案をまとめたとあった。               以前、週末医療にはかなり医療費が高額で、一人月に一千万円以上にもなると聞いたことが

[T368] 07年2月16日・金曜日  アフガン支援首相発言

07年2月16日・金曜日 今回も二部に分けて書き込む。        国会でのアフガン支援首相発言。防衛省になって気兼ねなしにしゃべっている。憲法改正すると、弾の飛んでくる戦場に派遣すると言い出しそうだ。 六者協議「当面支援せず」といっているが、テレビでどこ

[T364] 小泉政治との訣別

「日本列島の津々浦々からうめき声が聞こえる」と、亀井静香氏1が13日の衆院予算委員会で小泉前首相の経済政策を批判しました。 私の手元にある「小泉政権の実績」と書かれた紙は、昨年の12月に、ロンドン在住の知り合いが送って

[T362] チョムスキーとメディア〜マニュファクチャリング・コンセント

 2月17日より、渋谷のユーロスペースにて、『チョムスキーとメディア〜マニュファクチャリング・コンセント』が上映される。

[T361] 恵帝は暗愚な君主と言われたが…

まったく誰が支持しているのやら…。政党の宿命とはいえ、「参院選」ばかりに焦点をあてる安倍内閣。おかげで「本音」がまるで見えて来ない。その閣議も、まるで「おしゃべり場」のようだと、あの森・元首相にも指摘されていたっけ。国の舵をとる輩が、単純に「お坊ちゃん」
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村野瀬 玲奈

Author:村野瀬 玲奈
日本の民主主義化運動のために、国会議員、行政機関、マスメディアに主権者、納税者、市民の声を届けるお手伝いをするサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書。護憲派アマゾネス軍団労働組合所属(笑)。派遣秘書としてこちらにも勤務(笑)。
この秘書課広報室備え付けの国会議員の政党別・委員会別・都道府県別などの名簿の一覧と使い方はこちら。たとえば、民主主義的の原則からして正当で透明度の高い政策や立法を行なうように民主党幹部に要望の投書をするなど、自由にご活用ください。名簿の最終更新日は2008年1月23日。
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読みにくい方、レイアウトに意見のあるかたは具体的にお願いします。(ここをこうしてほしいとか、誰それのブログみたいにしたらどうかとか。)

政権交代は、あらゆる改革につながる本丸。

なごなぐ雑記さん作製

憲法は国の誤りと暴走から国民を守る基本法

憲法は、国から国民への命令書でも「日本の伝統」の定義文書でもありません。

パンダバナー

「壊れる前に...」のうにさんのアイデアをもとに「Gazing at the Celestial Blue」の碧猫さんが作製。一方、国民主権や基本的人権を制約することをめざす自民党新憲法草案全文(2005年10月28日発表)はこちら。(1946年現憲法との比較付き。)

「世界愛人主義同盟」(笑)は死刑に反対です

『司法の現実の中では、死刑とは何でしょうか。12人の男女の陪審員。2日間の審問。事件にまつわることがらの奥底まで触れることは不可能。そして、数十分、時には数分で罪悪性についての非常にむずかしい問題に断定的に判断をくだす。それ以上に、ほかの人の生死を決定するという恐ろしい権利もしくは義務。12人の人が、ある民主主義国で、次のようなことを言う権利があるというわけです。「こいつは生きていてよい、こいつは死ななければならない!」と。私ははっきり申します。この司法の構想は、自由の国のそれではありえません。まさに、そこに含まれる全体主義的な意味のゆえにそう言えるのです。』

1981年9月17日、フランス国民議会、死刑廃止法案の審議における、法務大臣ロベール・バダンテール Robert Badinter の演説から引用)

■死刑廃止論FAQはここをクリック。

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