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スターリン時代のソ連における告発の例
スターリン時代全体を通じて子供たちに示された英雄のうち,もっともよく知られていたのは,パヴリーク・モロゾフであった。この13歳で死んだ幼い模範少年党員は,「富農たちのたくらんだ陰謀」に加担していると,自分の父親を警察に告発したことで有名になった。パヴリーク・モロゾフは,当時の世代の青少年にとって,真のソヴィエト的意識の生きた見本となったのである。彼がその行為によって明確に示したのは,社会的関係にも等級があるという考え方であり,それは,スターリン時代全般にわたって強化されてゆく。「良き」ソヴィエト市民とは,まず第一にソヴィエト共同体の構成員であり,一家族集団の構成員であることなど付け足しにすぎない。この集団が全ソヴィエトという集団と合致している時だけ,自分をその一員と認めればいい,というのである。家族を打ち棄て,父を告発した時,この少年は,自分がもっとも基本的な意味でその一員となっている。ソヴィエト全体と言う集団の方を向いていたにすぎない。彼の物語は,年とともにいっそう明確な内容をもつようになる。すなわち,彼が顔を向けていたのは,集団全体の方というよりも,むしろこの集団の父たるスターリンの方だというのである。この社会の父にくらべれば,実の父親などほとんど重みをもたず,たとえこの実の父がいなくなったとしても,パヴリーク・モロゾフは父なし子になったりなどしないというのだ。この粛清の間に,数知れぬ子供たちが彼の例にならったとしても,驚く必要があるだろうか。もちろん,これら無数の密告の源には,前もって父親を告発しなかったばかりにこの父と運命をともにするのではないか,という恐れがおそらくあっただろう。だが,ここで,絶え間なく提示され続けた模範像の影響を過少に評価してはならない。これこそが,徐々にではあるが社会全体をスターリンの家父長的権威の下においたものだからである。
以上で引用を終わります。
子どもが自分の父を告発するなど,おぞましい行為だと思います。
国民を分断し,告発者を取り込んで反対者を暴力的に鎮圧したいというのは,
独裁者の強い願いなのです。
中国反右派闘争時における告発の実態
毛は講話のなかで,「右派分子」が共産党の社会主義を傍若無人に攻撃した,と述べた。右派は知識人全体の1パーセントから10パーセントほどにあたり,これらの者たちを粉砕しなければならない,とも言った。話を簡単にするために毛沢東のあげた数字の中間を取って,知識人の5パーセントを右派として告発することになった。この「割り当て」を満たすためには,母は自分の監督下にある組織から合計100人の右派を告発しなければならない。
成都における反右派闘争の指導者は,殷(反右派闘争終盤時に四川省最高首脳から右派分子のレッテルを貼られた)という痩せた背の高い横柄な感じの男だった。母は,この男のところへ行って右派分子を何人見つけたか報告することになっていた。個人個人の名前は必要ない。人数だけが問題だったのである。
殷氏は,母に向かって「右派分子を見つけ出せないのは,きみ自身が右傾化している証拠だ」と言った。右派の汚名を着せられれば,政治的地位や職業を失うだけではすまない。子供たちや親類一族までいじめられ,将来の望みを断たれる。
奨学金の価値が事実上半減して生活が苦しくなった師範学校の学生は,奨学金の増額を求めてデモ行進をおこなった。殷氏はこの学生たちを1956年のハンガリー暴動の際のペテーフィ会の知識人に重ね合わせて「ハンガリーの知識階級と同じたぐいの者ども」と呼び,デモに参加した学生130人をひとり残らず告発するよう命じた。当時,師範学校の学生は300人だった。師範学校は直接の管轄ではなかったが,学校が母の担当区域にあったので,市当局は130人を母の「割り当て」として計上した。
反右派闘争を好機として個人的なうらみを晴らした者は少なくなかった。どのみち割り当てられただけの右派分子をあげなければならないのだから仇敵の名前を売るのがいちばん手軽だと考えた者もいれば,ただ憎たらしい奴に復讐してやろうと思って告発に及んだ者もいた。
右派にもいろいろな種類があり,呼び方があった。「抽簽右派(チョウチェンユウパイ)」というのは,右派の頭数をそろえるためにおこなった抽籤に運悪く当たって右派のレッテルを貼られるはめになった人間のことだ。「厠所右派(ツースオユウパイ」というのは,毎晩遅くまで続く集会の席でがまんできなくなって便所へ立ったあいだに右派にされてしまった人間のことだ。「有毒不放(ユウトープーファン)」というのもある。外に出ないだけで内側に毒を持っている,という意味だ。つまり,ひとことも発言していないにもかかわらず,右派のレッテルを貼られてしまった人である。たとえば部下のなかに気に入らない人間がいると,上司は「あいつはどうも臭い」とか,「あいつは親爺を共産党に殺されたんだ。共産党をうらまないはずがない。口に出して言わないだけだ」などと言いがかりをつけて,「有毒不放」に仕立て上げるのである。反対に,良心的な上司のなかには「だれを告発しろと言うのですか。私には,そんなことはできません。それくらいなら,私が自分で右派の汚名をかぶります」と言う人もいた。こういう人は,「自認右派(ツウレンユウパイ)」と呼ばれた。
以上で引用を終わります。
告発されるべき対象者の数の割り当てがあるなど,恐ろしい世界です。
告発を究極まで推し進めれば,こうなるという見本です。
原発に批判的な原子力研究者が昇進できない日本の大学
1940年生まれの安斎育郎さんは東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程博士課程を修了しました。1964年4月から1986年3月まで東京大学医学部助手の職にありました。助手に留め置かれたのは,原発に批判的だったからのようです。1986年4月には立命館大学経済学部教授に採用となり,2011年に立命館大学を定年退職となりました。現在は立命館大学名誉教授です。
このお二人に共通するのは,原発に批判的な原子力研究者は日本の大学では昇進できないということです。原子力の研究者で論文を書かない人などいないと思います。研究実績は十分あるはずです。助教授(准教授)などが退職して空きポストができても,教授会では昇進させようなどとは考えなかったのでしょう。
これが東京大学や京都大学の現状です。いったいいつの時代の話なのかと思います。専門違いとは言え,立命館大学は安斎育郎さんを教授に迎えました。
安斎育郎さんはこのように証言しました。
「私は今日『アカデミック・ハラスメント』と通称されているさまざまな反人権的な体験をしてきた。批判者を垣根の向こうに追いやって,自由にものを言わせないばかりか,日常的に不快な思いを体験させ『改心』や『屈服』を迫る。こうした反憲法的な構造的・文化的な暴力は,
自由な批判精神の発露の上に行きつ戻りつしながら安全性を一歩一歩培っていく考え方とは対極にあるもので,私は『自由にものを言わせないこの国の原発開発が安全である筈がない』ことを直観した」。
「思想・良心の自由」は,「精神の自由」の中核をなすもので,宮田光雄さんの次の文章は非常に大事だと思います。
人権こそは,人間をして人間的存在たらしめる本質なのです。それは,人間を人類の一員たらしめるもの,いわば《人間のしるし》であり,人権を保障するとは,人間であることの本当の内容を形づくることなのです。
まず,第一の思想の自由についていえば,人間の主体性や責任感を自覚するにあたって不可欠なのは,自由に考え自由に信ずることができるという体験でしょう。人間の尊厳性と独立性とを真に構成するのは人間のこの《内なる自由》です。その意味では,思想の自由に代表される精神的自由権は,人間として私たちのアイデンティティの根幹をなすものということができます。じっさい,人権にはいろいろな中身があるのですが,思想の自由は,市民的自由権の中核をなすものです。それなしには他のいっさいの市民的自由も権利も存在しない,といってよいほど重要なものなのです。
岸田文雄首相の長男で親の七光り、世襲で政務秘書官になった岸田翔太郎氏は、1月の首相の欧米歴訪に同行した際閉口自らの政策判断の間違いを議会演説で謝罪する立派な政治家の尊敬に値する姿自民党が権力の座にいる限り同性婚を認めるは世界の潮流であり、世界の進歩でもあります。
しかし戦前の大日本帝国憲法下の家父長主義、男尊女卑の家族観を理想とする自民党はこれを拒否。
世の中がメ閉口自衛隊内部でセクハラやパワハラやいじめがなくならない背景自衛隊員の自殺についても議論すべき 性暴力を受けた五ノ井里奈さんが自衛隊員から性暴力を受け,退職に追い込まれましたが,勇気ある彼女の告白で自衛隊の女性隊員に対する重度のセクハラが明らかになりましTakeshi三浦瑠麗氏と自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と報道業者 (メモ)社会的地位が高い人にはサイコパスが多い。 三浦瑠麗の夫の弁護士が統一教会の弁護士であれば,三浦瑠麗が統一教会を弁護するのは当然でしょう。小林よしのりが「あんたは何になりたいん
だ?」と聞いたところ,三浦Takeshi死刑FAQ (適宜更新)10代後半が殺人などの反社会的行動を行う背景「サイコパス(中野信子/文藝春秋)」から一部抜粋します。
「10代後半には性衝動が昂進しますが,前頭前皮質の発達と扁桃体とのコネクティビティがまだ十分ではありまTakeshi死刑FAQ (適宜更新)小松川事件被害者遺族の気持ち 正田昭死刑囚は李珍宇死刑囚が犯罪を犯した動機について「異常に強い性欲」をあげ,書簡を往復していた加賀乙彦さんは「李少年の犯罪が単純に性欲のためだとするあなたのTakeshi国旗、国歌、国家意識(「愛国心」)を考えるリンク集 (適宜更新)「良心的兵役拒否」に類する行動をとった青年たち 「個人の内面的自由」に固執し,「個人主義者」に徹しようとして「良心的兵役拒否」に類する行動をとった青年たちが日本にもいました。
被差別部落出身の佐藤政雄(のTakeshi国旗、国歌、国家意識(「愛国心」)を考えるリンク集 (適宜更新)平和の申し子たちへ なかにし礼さんの詩を紹介します。
平和の申し子たちへ!
泣きながら抵抗を始めよう
なかにし礼
二〇一四年七月一日Takeshi丸山達也・島根県知事と、熊谷俊人・千葉県知事。コロナについての見識と防疫上の対策への思いにおいてどちらがまともか、比べてみよう。なぜいま5類移行?1月のコロナによる死者数は初めて1万人を突破、6波~7波~8波と波を重ねる度に死者数が増えています。このような状況でコロナ5類移行を正式決定するのは常識では考え閉口男だけで女性のことを決めると大失敗するだけでなく男の愚かさと傲慢さを拡大する日本の自民党政治の典型例。 #自民党に投票するからこうなる強者男性の視点で考えてはいけませんここでいう男性とは恵まれた境遇にいる強者男性のこと。
代表的な例は自民党を牛耳っている人達でしょう。
こういった人達が自らの視点にたって物事を決めると愚かな発想や閉口「1930年代のナチスドイツのふり見て2020年代の日本のふり直せ」、ヒトラー内閣成立から90年。(不定期連載「1933年1月30日を忘れない」 (6))ナチスドイツのふりを真似しようとしていますドイツでヒトラー内閣が成立してから今年の1月30日で90年。
ヒトラー率いるナチスドイツと日本は日独伊防共協定、日独伊3国同盟といったような同盟関係にありました閉口従順な人間を育てる教育で日本は停滞し退歩し衰退する。自国と自分を批判的に眺めて改善しようという態度や効力感の乏しい国と国民が悲しい。身体に悪いそうです去年の10月6日付の記事ですが、
「体育座り」やめました、集中力落ち腰痛原因の声も…専門家「他の座り方検討すべきだ」 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
というkuronekoコロナ禍続く中でマスクをはずさせようとしたり5類扱いしようとしたりする狂気に抗う (2023年1月25日の記録) #自民党に殺される5類引き下げ5月3日からやることに勝手に決められましたね。
かなりの人が動くことは確かです。
「閣議決定サイコパスですか」、「分科会から異議が唱えられたのを無視しているから科アンドリュー・バルトフェルド三浦清志・三浦瑠麗夫妻の太陽光発電事業投資疑惑について (メモ)テレビは三浦瑠麗を使い続けるのか。 テレビが,今までどうり三浦瑠麗を使い続けるのかどうかが問題ですね。何を言っているのかさっぱり分からない右翼女子を重宝して使ってきたテレビ局が悪い。
三浦瑠麗Takeshiひろゆき(西村博之)氏がもてはやされる限り、日本社会には改善も発展も進歩もないと考える理由ひろゆき氏がもてはやされている日本ひろゆき氏といえば数々の反動的な書き込み、問題発言で有名です。
最近でも過った国策と闘っている辺野古の新基地建設反対運動を揶揄したりとその反動ぶりにはただただ閉閉口世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との密接な関係を指摘され説明を求められて、短い密室懇談会ですませようという自民党出身の細田博之衆院議長。旧統一教会と密接過ぎることの間接的な告白と解釈する。細田派→安倍晋三派戦前レジームの日本軍国主義者「安倍晋三」が所属していた自民党細田派は自民党最右派、筋金入りの大日本帝国主義者の集まりでした。
細田衆議院議長はそのボスだった人で閉口ひろゆき(西村博之)氏がもてはやされる限り、日本社会には改善も発展も進歩もないと考える理由No titleひろゆきの言ってること自体に「それって、アンタの勝手な感想ですよね。」と言ってやりたい。れいんぼーひろゆき(西村博之)氏がもてはやされる限り、日本社会には改善も発展も進歩もないと考える理由No title次から次へと問題発言を繰り返しているひろゆきですが、とりわけに深刻なのは子どもの間で妙な人気があることです。「それってあなたの感想ですよね」が小学生の間の流行語クテシフォン韓国文化を楽しむかどうかにかかわらず、日本国と日本人と毎日新聞記者大貫智子氏は加害の歴史に向き合うべきである。 @mainichi No title加害の事実を直視せずに目を瞑っていれば、その事実は、いずれなかったことになるというのを狙っているのでしょうね。
北海道では、朝鮮人労働者が厳しい労働に耐えられずれいんぼーニュージーランドによる過去の差別行為についてのジャシンダ・アーダーン首相による謝罪は、過去の蛮行への国家・団体としての謝罪としてすごい。アーダーン首相の辞任は残念。 アーダーン首相は近く辞任するとのこと。幼い子を育てながら激務の首相をこなすのは難しいのでしょう。残念ですが。Takeshi韓国文化を楽しむかどうかにかかわらず、日本国と日本人と毎日新聞記者大貫智子氏は加害の歴史に向き合うべきである。 @mainichi No title おぞましい事に今回の毎日新聞の大貫記者のような立場が、今「リベラル」と称されているメディアの到達点です。日本の加害責任に向き合う姿勢は、もはや読売、産経だろうクテシフォン行政が国民を脅す道具と化したマイナンバーカード。岡山県備前市によるマイナカード取得強制という憲法違反の暴政に強く抗議する。 #マイナンバーカードの義務化に反対します #マイナンバーカード強制反対No title 違憲違法の行為を平然とやって顧みない岡山県備前市の態度は、立憲民主国家にあるまじきものと言うほかありません。こんな行いを許して、それでもまだ「任意」というのでクテシフォン行政が国民を脅す道具と化したマイナンバーカード。岡山県備前市によるマイナカード取得強制という憲法違反の暴政に強く抗議する。 #マイナンバーカードの義務化に反対します #マイナンバーカード強制反対私も署名しました。 私のところに二度、マイナンバーカードを取得するよう催促が来ました。紙の保険証だと受診料を高くするなど、取得していない人への差別が予定されています。この備前市のTakeshi北朝鮮は私たちの鏡ではないかと考えた。北朝鮮,韓国ともに今年2023年は建国75周年 1948年8月15日,李承晩を大統領にあおぐ大韓民国が成立しました。同年9月8日に最高人民会議において憲法が採択され,翌9日に朝鮮民主主義人民共和国が正式に成立しましたTakeshi死刑FAQ (適宜更新)加賀乙彦さん亡くなる。 作家の加賀乙彦(本名:小木貞孝)さんが老衰にために亡くなりました。ご冥福をお祈りしたいと思います。小説「宣告」は死刑というものを深く考えさせてくれました。「あTakeshi立憲民主党は暴走する自民党政治に付き従う維新に引っ張られるのではなくて、ブレーキ役としての立憲野党側に残るべき。 @izmkenta >ネトウヨのGENさん立憲民主党が維新や自民党に接近することで親自民党票を回収したいと考えていたとしても、無理ではないでしょうか。
仮に少しの票を自民党支持層から得たとしても、立憲野村野瀬 玲奈立憲民主党は暴走する自民党政治に付き従う維新に引っ張られるのではなくて、ブレーキ役としての立憲野党側に残るべき。 @izmkenta 立憲としては維新に流れた反自民票を回収したいんじゃないでしょうか
維新側に接近したために離れる票があったとしても、それらは社民党や共産党で回収できる事なので皮算ネトウヨのGENニュージーランドによる過去の差別行為についてのジャシンダ・アーダーン首相による謝罪は、過去の蛮行への国家・団体としての謝罪としてすごい。過去の主な謝罪例 周恩来首相が初めてハノイを訪問したとき,まっさきにチュン・チャク,チュン・ニ姉妹の墓を訪れ,多くのヴェトナム人が見守るなか,2000年前の中国軍の侵攻により悲劇的Takeshi成田悠輔をマスメディアに出すな #マスメディアへの不満 #マスメディアへの不信スペルミスを訂正します。Assiatant Professor of Economicsはスペルミスで,正しくはAssistant Professor of Economicsでした。お詫びして訂正します。Takeshi成田悠輔をマスメディアに出すな #マスメディアへの不満 #マスメディアへの不信成田悠輔の職名について 私は成田悠輔のことを書き込んだとき,彼の職名を助教としました。ところが多くの人が助教授と書いているようです。イエール大学のホームページで成田悠輔のページを見るTakeshi