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福田首相への問責決議への自民党の反応の裏に読み取れること



参議院で福田首相に問責決議が出されて可決されたからといって、内閣総辞職をする義務や、衆議院を解散して総選挙をしなければならない拘束力のある義務があるわけではありません、たしかに。

では、自民党内の行動原理は何かと言えば、自民党の過去の言動を見て想像すると、こんなところではないでしょうか。

『拘束力のある法的義務がないから、圧倒的多数の議席を持つ衆議院は現状のままできるだけ温存したい。衆参で勢力分布がちがうし、支持率も低くなったし、国民から政策への不満も出されているし、そのことは山口県の衆議院補選や沖縄県議会選挙の結果でもよくわかったけど、なにしろ拘束力のある義務がないから、圧倒的多数の衆議院の議席は任期満了までとっておきたい。』

自民党の思惑はこんなところのように見えます。想像ですが、たぶん、そうははずれていないでしょう。

それにしても、「問責決議には拘束力のある義務がないから、民意を問うことはしない」、とは、まさに、モジモジさんの言う、「律法主義者」の情けない姿と重なりますね。拘束のないところで自分たちの好きにやりたい、自民党が持つ行動原理とはこの程度なのです。圧政を排そうとする人類の長い歴史の歩みとか、国民主権とか、立憲主義とか、そういう歴史の発展の道を避けようとしている、と言うしかありません。こういうのを文字通りの意味で「わがまま」と言うのだと思います。こちらをもう一度どうぞ。

●モジモジ君の日記。みたいな。
律法主義者の習性・まとめに代えて
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20060331/p1

つまり、こうした人々は、その行為を動機付けている構築的な理由を隠すために、それ以外の何かを口にするのです。これは、自らの行為の動機があまり清清しいものではないことを自覚している人たちがよく使う手口です。彼らは、自らのあまり褒められたものではない内心の理由にしたがって行為することを諦めないのと同時に、そのあまり褒められたものではない内心の理由を口にすることによって評価されることを事のほか嫌うのです。

 だからこそ、自らの行為を構築的な理由によって説明しようとはしない。それだけは可能な限り避ける。常に、「それは禁止されていない」という否定形を用いて説明しようとする。あるいは、実際に何を意味するかではなく、規則に合致するかのレベルでのみ、行為を正当化しようとする。自覚的にやっているのか本能なのかわかりませんが、いずれにせよ、こうした種類の人々は、できるだけ敵意を集めずに自らの人前に出せない情動を発露するために、構築的な理由を隠しつつ行為を正当化するわけです。

(引用ここまで)

野党による参議院での今回の問責決議は、タイミングが遅くなって、また、理のある対決姿勢も甘くなって、政界でのインパクトが弱まったとは思いますが、あとは、政治ブロガーも含めた一般の人たちが、この問責決議可決を足がかりに、どれだけ政権交代を通じた政治の刷新に向けた世論を高められるかが重要なのだと思います。「反戦な家づくり」さんが言うとおりに。

●反戦な家づくり
■なぜ今 問責決議か
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-555.html

■「政局」でも「政争の具」でもいいじゃないか
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-556.html

行政府の長=総理大臣は、国会の決議を「無視」することが許されるのか
 「無視」することは、三権分立も民主主義も「無視」した独裁政治ではないのか
 どっかの国の将軍様と同じではないのか!

多くのマスコミの報道とは違い、民意は政権への怒りに満ちている
 問責決議を「無視」することは、民意を踏みにじることだ

「効果が見えない」などと評論をしている場合じゃない。
効果が見えるためには、場外からでもとにかく騒ぎを大きくするしかない。

(引用ここまで)

国会議員からの証言として、こちらもまだご覧になっていない方にご案内します。

●保坂展人のどこどこ日記
参議院、福田総理『問責決議』を可決
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/f06693ba8162fec9879b354278e5be0d

この問責決議案に至る道は平坦ではなかった。しかし、10カ月で崩壊した非自民連立政権の教訓を下に、行き違いや情報の錯綜など問題をたくさん抱えながらも、10カ月の間、「逆転参議院」を保っていることは、今回の「問責決議案可決」の裏にある隠れた成果だ。

(引用ここまで)



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