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君が代裁判二つから教員としての信念と勇気に学ぶ。



現在進行中の、学校での君が代に関連する裁判についてまずリンクしておきます。

●JanJanNews
■「君が代解雇裁判」控訴審第3回口頭弁論 傍聴報告 (ひらのゆきこ 2008/05/16)
http://www.news.janjan.jp/living/0805/0805157104/1.php

■「日の丸・君が代嘱託採用拒否撤回裁判」控訴審第1回口頭弁論 (ひらのゆきこ 2008/06/08)
http://www.news.janjan.jp/living/0806/0806068920/1.php

■不当判決!「都立板橋高校卒業式君が代弾圧刑事事件」 (ひらのゆきこ 2008/05/30)
http://www.news.janjan.jp/living/0805/0805308310/1.php


ところで、最近知ったこちらの記事が良かったです。

●ssh-スーパー小論文ハイスクール
■ssh178 ssh的君が代問題考 [教育問題]
http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2008-03-08

この小論文入試問題がきちんと成立しているということは、とりもなおさず、
 国旗国歌の問題に、唯一無二の「こうしなければならない」という正解がないということです。
 少なくとも、2005年2月の時点では。

 この問題に対して
 「国歌斉唱は当たり前のことだ」
 と一刀両断するタイプの人は
 この入試問題にマトモに答えることはできません。落ちます。

 この年の受験生の中にも
 東京都立高校の生徒がけっこういたはずです。 
 彼ら彼女らは、どんな思いでこの問題に取り組んだんでしょうかね。

■ssh179 ssh的君が代問題考(2) [教育問題]
http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2008-03-27

sshは根津公子教諭を断固として支持します。
 根津公子教諭は東京都で式典での君が代斉唱に不起立を貫き、処分を繰り返し受けています。
 http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080326k0000m070139000c.html
 sshが根津教諭を支持する理由はいくつかありますが、一番は根津教諭の勇気です。

 一方、こんな「ニュース」もあります
 <教員指示か 卒業生、国歌斉唱起立せず>
 http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/education/m20080327016.html
 sshは、ただ一人起立したこの男子生徒を断固として支持します。
 理由はいくつもありますが、一番はその勇気です。 

(引用ここまで)

まず、職をおびやかされても「強制は教育ではない」と言う根津先生に勇気と信念があることは誰にも否定できません。そして、根津先生のような行動を誰もがとることはできないにしても、その勇気と信念は尊敬せずにはいられないでしょう。それに対して、強制する側にはどういう勇気とどういう信念があるのか、構築的に説明できる方がいれば知りたいと願います。

「強制こそが教育である」のか、「強制は教育ではない」のか、という議論が、単なる教育観の違いや学術上の論争であるなら、教育思想史や教育学の専門家を呼んできて議論すればいいのだと思いますが、文部科学省や東京都教育委員会はそうはしません。「強制は教育ではない」という教育上の思想には十分な理由があり、職を奪うと脅して強制することではないと私は思います。教育観の違いや学問上の論争に権力が介入して一方的な決着をつけてそれに服従することを態度で表明しなさいと要求することがいかに非教育的で非学問的なことなのかが文部科学省や東京都教育委員会にはわからないのですね。

ところで、根津公子先生の生活のひとコマも紹介したいと思います。いつもの「命令」を「多数派」(はい、カッコ付きの「多数派」です、しつこいですが念のため)と一緒になって繰り返すだけの教育行政関係者や管理職からよりも、私は根津先生からの方が学ぶことがたくさんあります。

●薔薇、または陽だまりの猫
根津公子さんの停職「出勤」日記
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/6b1513a7c57f7b1ac200a3e0c568adee

5月27日(火)

あきる野学園に。
(...)
出勤する同僚たちが「暑いですから気をつけてくださいね」「暑くて、大丈夫ですか」「お疲れ様です」など、気遣ってくれる。昼下がりには、「冷たいお茶はどうか」と言ってくれる人もいた。皆さん、とっても温かい。

今日も保護者の多くが車の窓越しに挨拶をしてくださった。

校外での授業で次々に、子どもたちと教員が行き交う。挨拶を交わし、子どもたちと教員との触れ合いを眺めさせてもらう。とってもいい感じで、私まで幸せな気分になる。
(...)
バスの仕事をされている方と今日も話をした。年配の彼は、「私だって、政治はおかしいといつも思っている。許せないことばかりだ。でも、先生のように行動できない。みんな、長いものに巻かれちゃうけど、先生は違う。なかなかできることじゃない。偉いよ」と、しきりに感心してくださる。

6月5日(木)

(...)
何人かの都職員の方が、ご自分から近寄ってきて声をかけてくださった。

6月10日(火)

あきる野学園に。
(...)
バスで登校する子どもたちに手を振ると、何人もがにっこり笑顔で手を振り返してくれた。

6月11日(水)

南大沢学園特別支援学校に。
(...)
今朝も「歩行」に学校から出てきた昨年度担当した生徒たちが、「根津先生!」と歓声を上げ「一緒に行こうよ」と誘ってくれたり、いろいろに気持ちを表現し、伝えてくれた。

(引用ここまで)

私も根津公子先生を断固として支持します。


●News for the People in Japan
国旗・国歌 資料
http://www.news-pj.net/siryou/kokki-kokka/index.html


管理人から: 国旗国歌問題についての記事は、それが教育の場面での問題でもあるので、サイドカラムのカテゴリー分類では、「歴史問題、国家主義、「愛国心(国家意識)」と、「教育問題」の両方に入っています。当秘書課広報室への意見としてコメントやトラックバックを私に届けたい方は、私の過去の記事もお読みの上、それを踏まえてお願いいたします。

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7件のコメント

[C4154]

まー、人それぞれ信念が在るのでしょうが……

裁判沙汰起こしてまで問題にしなくてもいいのでは?

何より生徒の教育を受ける権利を侵害しているのでは?

教師の務めを差し置いて権利ばかり主張する。アキバ通り魔のような人間が出てくるのもしょうがないわな……。

日教組の罪は重い。
  • 2008-06-19
  • 投稿者 : 通りすがり
  • URL
  • 編集

[C4164] ご紹介ありがとうございます

 村野瀬様
 私のようなイナカオヤジのブログにリンクを張っていただいた上、記事までご紹介いただきありがとうございます。

[C4175]

日本の国歌は、元々相聞歌(恋歌)だったのです。君が代の君は天皇陛下賛美ではありません。君が代が戦争を起こしたわけでもありません。ちなみにおフランスの国歌ラ・マルセイエーズは、敵を殺せ、皆殺せです。中国の国歌も、アメリカの国歌も似たり寄ったりです。日本の国歌をドイツの至宝、帝王と呼ばれたカラヤンは最高の国歌だと絶賛しておられます。国歌に賛同できない、許せないという教師は、公立の学校ではなく私立の教師になればいいのではありませんか?自分の観念で生徒に思想を押し付けてはなりません。国旗に対して他国の国民が起立をして、胸に手を当てているのに日本人は起立もしないよう教師に洗脳されている。日本国旗を侮辱する非常識さは、世界で日本だけである。

[C4208] あれ?

 あれ?こーゆー話題はツッコミがよく来るのに、全然来ないじゃん。みんな5/28に行っちゃったのかな。

[C4220] >shiraさん

いえ、コメント二つ来てるんですけど、内容がいつもながらの内容の繰り返しなんで放置してました。ごらんになります?(ということで、shiraさんの疑問に答えてコメント二つ公開。)
  • 2008-06-22
  • 投稿者 : 村野瀬玲奈
  • URL
  • 編集

[C4221] >通りすがりさん、さくらさん

>通りすがりさん

このようなHNのコメントは普通公開しないのですが、shiraさんのおかげで公開しました。

>何より生徒の教育を受ける権利を侵害しているのでは?

現実は、国旗国歌について、私がこのブログで書いているようなことを自分の頭で吟味する権利を生徒は奪われて、一方的に「記号を敬え、音波を歌え」と文部科学省や教育委員会から強制されるだけではないでしょうか。

>さくらさん

>ちなみにおフランスの国歌ラ・マルセイエーズは、敵を殺せ、皆殺せです。

歴史的には、圧政からの解放、という意味合いがあることはご存知ですか?「国歌への敬意」が足りなくはないですか?なんてね。

「敵を殺せ」がお気に召しませんか?「ラ・マルセイエーズ」をフランス人に歌わせたいのですか、乱暴だから歌わせたくないのですか?
あなたに言われるまでもなく、フランスには「ラ・マルセイエーズ」を歌わない人がおおぜいいます。わかりやすく日本でも見ることのできる例としては、サッカーの国際試合を見ればわかります。口を動かしていない選手がおおぜいいます。古くはミシェル・プラティニ、最近ではジダンやバルテスなど。ニュー・カレドニア出身のクリスチャン・カランブーはもっと徹底していました。出身地ニューカレドニアへの過去の圧政の象徴への抵抗として彼がラ・マルセイエーズを拒否していた話はフランスでは知られた話です。彼のそういう思いは彼の思いとして尊重されていますよ。

>国歌に賛同できない、許せないという教師

「国歌について教えること」と「国歌を強制すること」は全然違う、と何度申し上げていることでしょうか。

国歌についてはいろいろな考え方があります。あなたの言い方を拝借すると、「自分の観念で生徒に国歌を敬えという思想だけを押し付けてはなりません」となります。国歌についていろいろな角度から教え、生徒に考えさせるのが本来の教育だと私は信じていて、それはゆるぎません。
  • 2008-06-22
  • 投稿者 : 村野瀬玲奈
  • URL
  • 編集

[C4228] それはそれは、どうも。

村野瀬様
 はいはい、そういうことでしたか。それはそれは、どうも。お手数を煩わせてすみませんでした。
 私の意見は、http://sshshouron.blog.so-net.ne.jp/2008-03-08にて。

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村野瀬 玲奈

Author:村野瀬 玲奈
日本の民主主義化運動のために、国会議員、行政機関、マスメディアに主権者、納税者、市民の声を届けるお手伝いをするサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書。護憲派アマゾネス軍団労働組合所属(笑)。派遣秘書としてこちらにも勤務(笑)。
この秘書課広報室備え付けの国会議員の政党別・委員会別・都道府県別などの名簿の一覧と使い方はこちら。たとえば、民主主義的の原則からして正当で透明度の高い政策や立法を行なうように民主党幹部に要望の投書をするなど、自由にご活用ください。名簿の最終更新日は2008年1月23日。
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