村野瀬玲奈の秘書課広報室
社員一人のサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書課勤務の村野瀬です。消費税収入は社会保障に使われずに法人税減税に回っただけって知ってました?まるで国民から大企業への利益の直接補てんですね。有権者と政治の距離を縮めるため、国会議員名簿の活用を!
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フランスのサルコジー政権の教員削減に反対する抗議行動について前の記事で触れました。今回の記事はその延長のようなもののつもりです。
日本では「異議申し立て」をすることにも「異議申し立て」をされることにも心理的抵抗がかなり強いように思います。日本ではデモ行進すら疎まれているように思いますが、たとえばフランスの「異議申し立て」のデモ行進に慣れている私としては、「異議申し立て」の「文化」が日本でももっと多彩に育ってもよいと思っています。どのような立場にある者が何に対してどのように異議申し立てをするかによって、その「心理的抵抗」は少しずつ違うのでしょうけど...。
たとえば、捕鯨に反対する運動。代表的なのがグリーンピースですが、理由は人によっていろいろながら、捕鯨への弁護感情が強い日本では、どのような抗議行動であれ、かなり嫌われています。たとえばこの記事がその「反・抗議行動」感情を伝えます。
http://www.afpbb.com/article/1469279
さらに、グリーンピースから分派した人たちが作った団体、シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)というのもあり、こちらはグリーンピースからも疎まれるほどの「実力行使色が強い」方法で運動をしており、こちらはさらに日本人の強い反発を買っています。
個人的な現時点での感想は、「シー・シェパード」については、日本からの反発を覚悟でよくやるなあ、というものです。彼らがある種の確信をもってこういう方法の抗議行動をやっているのなら、いくら批判してもやめないでしょう。捕鯨船の乗員を「あまり」傷つけないようにしながら、それでいてはっきりした物理的抗議をするというのは彼らの抗議の「文化」なのでしょうから、いくら批判をしてもやめないのでしょう。
一方、「グリーンピース」の抗議について言えば、これは時間があれば捕鯨に関する新たな記事として取り上げようと考えているのでここではあまり深くはふれませんが、グリーンピースの主張に賛成できないとしても、少なくともじっくりとグリーンピースの主張を正確に理解しようとする努力があってもよいように思われます。(レイランダーさんの「弱い文明」の捕鯨についての一連の記事を参考にさせていただこうと思っています。)
それから、オリンピンク聖火リレーのとき、国境なき記者団の代表、ロベール・メナール氏が反対の横断幕を掲げて聖火の前に飛び出してきたこともその一つとしてあげられると思います。この種のアピールは西欧ではよく行われる「抗議」の手法ですが、これを「過激な行為」、あるいは「暴力的行為」とみた日本人もかなりいたように思われます。
ざっくり言うと、日本でははっきりした抗議は好まれない、抗議をすることもされることも好まれない、ということのように思われます。
ですが、ちょっと別の見方をしてみると、日本(日本人)が他国の政策や行為に抗議する時に、彼らと全く同じ方法とは言わないまでも、彼らの方法を参考にしてみたらどうなのかな、と思ったりもするのです。「シー・シェパード」の抗議方法に対して批判的な意見が新聞の投書欄に載ったのをいくつか見たのですが、私はこんなことも思いました。彼らがあのような抗議の仕方をするのなら、たとえば、アメリカの軍事政策に抗議をする時に、抗議の内容に筋が通っているなら、日本人は抗議方法について必要以上に遠慮する必要はないのではないか、堂々と抗議すべきではないか、と。彼らがそういうやり方をするなら、こちらも彼らに抗議するべきことが生じたらそれと同じような流儀で抗議しても、抗議の内容に筋が通っているなら、抗議の流儀ゆえに批判を受けることはないはず、と。
過激な行動を激しくあおるつもりは特にありませんが、彼ら西欧人の「抗議」の「文化」を日本人はただ批判したり疎ましく思ったりするだけではなく、もっと彼らの「抗議」の「文化」に学んでもいいのではないかと思うのです。彼らの「抗議」の「文化」を否定してやめさせようとするだけではもったいない、彼らの「抗議」の「文化」、「流儀」をこちらも利用させてもらおう、と。
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7件のコメント
[C3405] 反捕鯨の抗議には違和感
- 2008-04-30
- 編集
[C3406] 波風立てんなよ。
スポイルされてしまえば無茶な不利益を被ることもないのだから、ことを荒立てないのが『賢い』方法だ。
そんな考えがあるような気がします。
日本人に限らず。
ええ。個人的な印象に過ぎません。
私にはこの印象を論理的に再構築する能力もないので、どうにも無念でなりません。
- 2008-04-30
- 編集
[C3407] 日本でもかっては
ベトナム戦争反対!日米安保条約反対!をはじめさまざまな意思表示が行われていました。
しかし、1970年代後半からしだいに保守化、そして今日のような姿になってしまいました。
今の日本は閉塞感に包まれておりますが、当時は社会が活き活きとしていた。
そして何より「夢」「希望」「理想」があったように思います。
- 2008-04-30
- 編集
[C3408] >無心さま
反捕鯨運動、というか、日本の捕鯨そのものについては別に記事を出す予定でいます。用意していた資料がいま行方不明なので、少しお待ちください。そのときにまたご意見をいただければうれしいです。
- 2008-05-01
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[C3410] 立つときは立つ どこが?(笑)
日出ずる国我がニッポン国は落ちぶれたとはいえまだまだ世界に冠たる超一流の帝国主義でございます。それゆえ、一面まだいささかなりとも余裕があるとも言えるのではないでしょうか。みなだれもが反動の嵐に危機感はあれどスルーしうる状況がある。フランスは結構煮詰まりつつあるようにワタシには思えます。世界は「不均等発展の法則」が支配している。階級闘争の諸段階は足並みを揃えて進まないのであります。もちろん「言い出しっぺ」がいないと連続した運動として形成することは難しいですけど。とにもかくにも我がヤマトミンゾクも立つときは必ず立ちます。ちょっと言い回しがウヨっぽいか(爆)。
- 2008-05-01
- 編集
[C3412] フォローも凄いかもしれません
フランスの抗議行動の印象ですが、ご指摘の面は非常に目立つのでよく知られていることだと思いますが、私は別の面も感じています。
フランスだけでなく、欧米全体の人たちの考え方なのですが、それは相手をフォローする精神も旺盛ですよね。褒めること、ポジティブに相手に進めることがとても上手です。彼らは、はっきりと自己主張することができ、コミュニケーションの手法について、日本人に比較したらずっと高いスキルがある結果なのだと感じています。
こちらの方も合わせてご紹介いただけたらと思いました。
- 2008-05-01
- 編集
[C3413] 50〜70年代は、そんなによかったでしょうか?
戦後の価値観の崩壊によって、ある意味、殺伐とした激しい混沌が生まれていた気がします。
50年代の闘争の激しさは、戦前の抑圧からの開放ののろしであると同時に、親の世代のすべての価値観の否定でもあった。
そこに、一見豊かで明るいアメリカ文化が流入した。当時の若者たちの精神の飢えを、ハンバーガーとビートルズが満たした…。
60〜70年代、女性解放とベトナム反戦もまた、アメリカ文化の反映だった。
そして、現在の子どもたちは、あの時代の若者たちに育てられている訳ですが…。
わたしにはあの時代の反逆の精神は、どこかで、現代の子どもたちの精神形成に深い影響を及ぼしているという気がしてなりません。
どこか空虚で、どこか頼りない…。
- 2008-05-02
- 編集
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反捕鯨活動については、マスコミはともかくとして、普通の人は抗議の仕方を問題にしているというより、やはり「反捕鯨」というのが理解できないのだと思います。私もこの問題に違和感を覚えるのは、何故鯨だけ? ということです。人間にも動物にも差別などないのが自然と考えます。抗議する人たちを見ていると環境ファシスト!と抗議したくなってしまいます。フランスの歴史が産み出した輝かしい「抗議」の精神とは少し違うのではないでしょうか。