香港の民主化要求デモ (2) （不定期連載「世界のデモ」）

　　

『香港の民主化要求デモ　（不定期連載「世界のデモ」）』の記事の続きです。関心の表明のためにも。

まずは、世界から香港に届けられる市民からの応援メッセージ。

応援メッセージが現場の市民に読まれています　画面はギリシャ、台湾、フランス、マニラから　投影先は政府のビル(笑）市民に直接メッセージ送信ができるサイト→ http://t.co/3KTE7oOIqf via @tomgrundy pic.twitter.com/7L5lkP8Tih

— rassie yellowribbon (@tzmwm) 2014, 10月 2

香港の人々も海外に伝えたいことがたくさんあるようです。

海外メディア向けに「無料で通訳するで！地元民にインタビューしちゃいなよ！」とアピールする香港の学生達。広報力強い。 pic.twitter.com/tikCyX44d2

— chaka (@dna_chaka) 2014, 10月 4

以下、ランダムですが、デモの動きについてメモ。

ロンドン、駐英中国大使館の外で、香港抗議（10/1 BBC News）　デモ隊が、香港で民主化デモ隊をサポートするために、ロンドンの中国大使館の外に集まっている。世界的な連帯のひとつ‥http://t.co/TBhDoqhnwf pic.twitter.com/vtj4SXnpc4

— ヨーロッパ旅行✈情報部 (@euro_tour) 2014, 10月 2

午後8時ごろ 暴力を反対する集会が始まりました。大勢な市民が応援しています。#香港デモ #hongkong http://t.co/oTLddbIxdb pic.twitter.com/bJSOUGg7UA

— HKDemoNow (@hkdemonow) 2014, 10月 4

●澤藤統一郎の憲法日記
香港の国慶節における五星紅旗へのブーイング
http://article9.jp/wordpress/?p=3623
Published in 木曜日, 10月 2nd, 2014, at 14:48

ずっと香港島の金鐘、コーズウェイベイのオキュパイ区を回ったが今晩初めて九龍島のモンコックに訪れた。モンコックのオキュパイ区は思ったより大きく活気が溢れる。完全にオキュパイされた油麻地からモンコックまでのネイザンロードを見て興奮した！ pic.twitter.com/H4SaTAqTxD

— リムカーワイ (@cinemadrifter) 2014, 10月 1

香港デモを上空からドローンで撮影すると、いかに大規模かがわかる（動画）（HP）http://t.co/VpSlmIFuRi　720pにしてフルスクリーンで観ると臨場感がすごい。デモは、人がただ「そこに居る」だけで「力」になる。憎悪や脅迫などとは全く違う種類の「意志の力」を感じる。

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2014, 10月 2

今回の香港のデモを計画した学者らは、１人のリーダーが突出するのを避けようとした。リーダーが明確になった場合に中国政府に狙われるのを懸念したからだ。今回のデモで最も印象的なのは、秩序ある行動が自然発生的であることだ（ロイター）http://t.co/5akTu5yc7C

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2014, 10月 2

【傘の革命】リーダーは17歳。ジョシュア・ウォンは訴える。「僕たちには民主主義の最前線に立つ責任がある」 http://t.co/EaaXMms4MB #SmartNews

— F Hiroyuki (@fjhiro3) 2014, 10月 4

香港:オキュパイへの襲撃を非難する（職工会連盟） http://t.co/GTcWmOo3cz @lnjnowさんから

— 河添　誠 (@kawazoemakoto) 2014, 10月 4

【香港】オキュパイ・セントラルの攻略 區龍宇（翻訳:虹とモンスーン） http://t.co/eVtmiJqfc6

— 平沼センジ_平和に生きる権利 (@senji11) 2014, 10月 3

" 「オキュパイ・セントラルの側は絶望的な状況。『香港の人々よ、ここにとどまれ』と声を上げている」 "/香港、学生などによる民主化デモに、「デモ反対派」のデモ隊が対峙（2014年10月3日） - NAVER まとめ http://t.co/K6Mrey4Umx

— bandeapart72 (@bandeapart72) 2014, 10月 3

香港警察、民主化デモ隊への襲撃をめぐり犯罪組織員ら19人拘束 http://t.co/oWsjqBArFh

— 河添　誠 (@kawazoemakoto) 2014, 10月 4

中国による香港デモ参加者への工作の可能も (ニュースの教科書編集部) http://t.co/fHL0TgasUm [ウェブ] #香港デモ #blogos

— BLOGOS編集部 (@ld_blogos) October 6, 2014

アムネスティ・インターナショナルが女性や女子学生を反オキュパイ・ヤクザから守らなかった香港警察に対して声明を発表。小柄な女性や制服の女子高生に対して怒鳴ったり、体をつかんだりしているのを警察は止めなかった。http://t.co/JDkUDsxIEt

— dj sniff (@dj_sniff) 2014, 10月 4

スラヴォイ・ジジェクが「傘の革命」中の香港学生に送ったメールを読んで感動した。日本のいわゆる現代思想の評論家たちはこれぐらい度胸とと洞見があればなあ。「不可能の夢を実現させるために全力支持する」英語と中国語の全文はここで読める。 http://t.co/FWsYO5nfJI

— リムカーワイ (@cinemadrifter) 2014, 10月 5

Žižek Society 齊澤克學會(齐泽克学会): Zizek Supports "Umbrella Revolution" 齊澤克發聲明支持"雨傘革命... http://t.co/xsN8N4tC4X

— bandeapart72 (@bandeapart72) 2014, 10月 6

香港には八つの大学があります。でも、ホントにデモの現場に出でくれたのは香港大学と香港中文大学の校長先生だけです。彼らは、大きい政治ストレスに耐えて、命をかける覚悟で学生を守ろうとしているんです。かっこいいです。#香港　#傘花革命 pic.twitter.com/0Guq967BVf

— ハイディ (@134_134) 2014, 10月 2

3件のコメント http://t.co/YXDuwHQF9J “香港民主派デモを支持、世界各地で集会　写真15枚　国際ニュース：AFPBB News” http://t.co/ndYuGfsBuJ

— bandeapart72 (@bandeapart72) 2014, 10月 3

" アンディ・ラウさんは１日、インターネット上で「催涙ガス（弾）はいらない。実力行使もいらない」と警察の対応を批判した。 "/時事ドットコム：香港芸能人も民主派支持＝警察の対応批判 http://t.co/5qB6KTfT1I

— bandeapart72 (@bandeapart72) 2014, 10月 2

海外の民主化運動は、私たちにとって他人事でもすでに達成した通過点でもなく、経済的優位性という上げ底を失い、本質的な部分での前近代性を剥き出しにしつつある日本が「民主化」するために、お手本にしていかなければならないものだと思う。

— あらら (@A_laragi) 2014, 10月 1

ここで、香港デモについて伝える日本のマスメディアの微妙な違いを味わってみましょう。

●毎日新聞
香港デモ:住民と衝突…学生側「政府との対話棚上げ」
http://mainichi.jp/select/news/20141004k0000m030121000c.html
毎日新聞　2014年10月04日　00時02分（最終更新　10月04日　05時50分）

九竜の繁華街・旺角で、デモ隊（右）に抗議する住民（左）らと、間に割って入る警察官＝香港で２０１４年１０月３日、隅俊之撮影

　【香港・鈴木玲子、隅俊之】香港の次期行政長官選挙の制度改革に抗議する大規模デモが続く香港で３日、繁華街の占拠行動に反対する住民１０００人以上とデモ隊の衝突が発生し、複数の負傷者が出た。香港政府側との対話に応じる姿勢を示した学生団体は３日、組織的な攻撃と非難し、「政府との対話を棚上げする」と発表。事態打開を探る動きは暗礁に乗り上げた。
　香港政府トップの梁振英（りょう・しんえい）行政長官が２日深夜の記者会見で「早期の対話」を提案したことを受け、主要大学を中心とする民主派系の学生団体、大学生連合会（学連）は「２〜３日以内に公開の場で対話に臨みたい」との意向を示していた。
　九竜半島の繁華街・旺角（モンコック）では３日、交差点の真ん中にテントを張ったデモ隊の拠点を１０００人以上の住民が取り囲み、「出て行け」と要求。デモ隊の学生らと数カ所で衝突し、住民はテントを取り壊した。多くの学生らは警官隊に守られながら現場を離れた。香港島の繁華街・銅鑼湾（コーズウェイベイ）でも占拠に反対する住民十数人が抗議し、デモ参加者が減った一部エリアで通行封鎖が解除された。政府は、占拠に伴い３日に１３１人が負傷したと発表。ただ、負傷者が全て衝突によるものかは不明だ。
　梁長官は３日夜、緊急のビデオメッセージを発表し、衝突があった旺角の占拠地点にいる市民全員にその場を離れるよう呼びかけた。一方、民主派幹部は旺角や銅鑼湾のデモ隊に、身の安全を守るために政府本部庁舎がある金鐘（アドミラリティ）地区に集結するよう呼びかけた。
　学連は３日の声明で「政府は学生側との対話を願いながら、デモ隊に対する暴力を放置した」と非難。マフィアなどがデモ隊を攻撃したとの見方を示し、態度を硬化させている。

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（転載ここまで）

●NHKニュース
香港 長引く抗議活動に市民の不満も
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141003/k10015102381000.html
2014年10月3日 21時18分

学生や市民の抗議活動が続く香港では、一部の地域で抗議する学生らと長引く抗議活動に不満を訴える人たちの間で激しいもみ合いが起きるなど、市民の間の亀裂が浮き彫りになる事態となっています。
香港の行政長官選挙の改革に対する市民の抗議活動を巡っては、２日夜、香港政府が事態の収束を目指して、学生らの代表と近く対話を行う準備があると発表しました。香港では、民主的な選挙を求めて学生らが香港島と九龍半島の合わせて４か所で、幹線道路の占拠を続けていることから、一部の小中学校の休校や路線バスの運行停止など、市民生活への影響が続いています。このうち、先月２８日から学生らの座り込みが続く九龍半島の繁華街では３日、抗議活動に参加している学生や市民と、長引く抗議活動に不満を訴える大勢の人たちが言い争いになり、激しいもみ合いとなりました。現場では警察官が出て、事態の沈静化を図っていますが、大勢の人たちが学生らに「出て行け」と叫ぶなど、現在も騒然とした状況が続いています。これを受けて、抗議活動の中心的な役割を担っている民主派の代表らは、市民どうしの衝突を防ぐため、もみ合いが起きた九龍半島の繁華街を離れて、香港島にある政府庁舎の近くへ移動するよう呼びかけており、長引く抗議活動を巡って、市民の間の亀裂が浮き彫りになる事態となっています。

若者 抗議活動続ける

香港島の中心部にある政府庁舎周辺では、２日までと比べると人数は減ったものの、３日も数千人の若者が日中から、道路に座り込むなどして抗議活動を続けています。このうち、大学生の女性は、行政長官が２日夜、学生側との対話を約束したことについて「政府が私たちをだますのではないかと、心配しています。私はこのあとも毎日、ここに来て、政府との対話がどうなるのか状況を見守ります」と話していました。また高校生の女性は「学生として、要求が通るまで戦い続けます。学校が始まったので、授業に出たあと放課後に毎日来ます」と話していました。

（転載ここまで）

●読売新聞（YOMIURI ONLINE）
学生側「対話棚上げ」、デモ反対派と衝突…香港
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141004-OYT1T50002.html
2014年10月04日 01時19分

　【香港＝比嘉清太】香港・九竜半島の繁華街、旺角（モンコック）などで３日午後、行政長官選挙の民主化を要求して占拠を続ける学生や民主派団体の支持者らと、長引く占拠に反発する住民らが衝突した。
　梁振英・行政長官は同日夜、ビデオメッセージで、「警察に秩序回復を命じた」と発表し、現場に集まっている数千人規模の学生や住民ら全員に解散を呼びかけた。
　香港政府によると、３日朝から午後９時（日本時間同１０時）までに３７人が負傷。警察当局によると、２人を拘束したという。
　香港政府は２日、学生組織との対話に応じる意向を表明。学生組織も「３日以内の対話を望む」として受け入れる姿勢を示していた。だが、学生組織は３日夜になって、デモ隊と住民らの衝突を理由として「対話を棚上げする」と発表、マフィアや親中派組織がデモ参加者を襲撃するのを警察が制止しなかったと非難した。香港政府と学生の対話が実現するかは不透明な情勢だ。
　占拠に反発する住民らは、警察に学生らの強制排除を要求しながら、路上に設置されたテントを壊すなどして学生らと衝突。幹線道路の占拠が長引き、観光や小売業に影響しているため、住民からは不満も出ていた。
2014年10月04日 01時19分 

（転載ここまで）

香港の学生と市民の衝突の記事。毎日は、学生と衝突している市民に政府側の影を指摘しているが、NHKは単に市民同士の衝突のように描く。同じことを報道してもこうも違うんだな。

— F Hiroyuki (@fjhiro3) 2014, 10月 4

明らかに香港当局によるデモ隊への暴力が行われていて、反デモ隊や警察による暴力を報道すべきなのに、読売は『学生側「対話棚上げ」、デモ反対派と衝突』と報道するんだからな。ビックリだよ。

— kazukazu88 (@kazukazu881) 2014, 10月 3

●しんぶん赤旗
香港　緊張高まる
行政長官　デモ隊の強制排除示唆
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-06/2014100601_02_1.html
2014年10月6日(月)

（写真）４日夜に香港・金鐘で開かれた大集会に参加した学生ら（小林拓也撮影）

　【香港＝小林拓也】香港行政長官の選挙方法の民主化を求める抗議行動が続く香港で、香港政府は５日の声明で、金鐘（アドミラルティー）にある政府本部と行政長官弁公室（官邸）の封鎖解除と金鐘の幹線道路占拠中止を求めました。香港大学生連合会（学連）側は、選挙制度改革で「実際の成果」を得る前にデモ隊の道路占拠を中止するのは難しいと答え、主張は平行線をたどっています。

　すでに梁振英長官は４日夕、６日に政府本部に職員を出勤させるため、「政府と警察は、一切の必要な行動をとり、社会秩序を回復させる責任と決心がある」と発言。５日夜から６日朝にかけて、デモ隊の強制排除に踏み切る可能性があり、緊張が高まっています。

　学生や市民は４日夜、政府本部近くの金鐘で１０万人参加の大集会を開催。街頭占拠運動の発起人である戴耀廷氏は、６日は政府本部前の道を開け、強制排除する口実を与えないようにしようと呼びかけました。

　金鐘で５日昼に座り込みをしていた男性（３０）は「政府が要求に応じるまでここでたたかい続ける。多くの人が参加すれば、政府も強硬なことはできないだろう」と語りました。

（転載ここまで）

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