スペインでの共和政要求デモ (不定期連載「世界のデモ」)

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今回の不定期連載「世界のデモ」は、スペインで国王の退位が発表された後のデモ。題して「共和政要求デモ」です。

●WSJ
スペイン首相、カルロス国王の退位を発表
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303335604579599620237600980
By DAVID ROMÁN
2014 年 6 月 2 日 18:44 JST

 【マドリード】スペインのラホイ首相は2日、フアン・カルロス国王(76)が退位し、フェリペ皇太子に王位を譲ることを明らかにした。
 カルロス国王は1975年、独裁政権を率いたフランシスコ・フランコ将軍の没後に即位した。ここ数年は健康に不安を抱え、メディアの間では数カ月にわたって王位を退く可能性がささやかれていた。
 カルロス国王はフランコ将軍が打ち立てた右派の権威主義的政府を崩壊させる重要な役割を演じ、1970年代後半には民主政府への速やかな移行を後押ししたと評価されている。

(転載ここまで)



●El Periódico - Actualidad y noticias de última hora
Miles de personas llenan la Puerta del Sol para pedir un referendo
http://www.elperiodico.com/es/noticias/politica/miles-personas-reclaman-puerta-sol-referendo-monarquia-3289005
LUNES, 2 DE JUNIO DEL 2014 - 21.06 H

スペインの王政を廃止しようというデモ。








スペインの王制についての参考記事。

●壊れる前に…
スペインの王制論議
http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_e421.html
2007.10.06

写真は、国王の来訪に抗議して9月13日にスペインのカタルーニャ地方 Girona (Gerona) で行なわれたデモのようすです(Jaume d'Urgell さん撮影、CC-by-nc)。逆さに置かれた国王と王妃の写真が焼かれる横で大きなカタルーニャ独立運動の旗が振られています。
この写真の撮られた集会では2名が不敬罪で逮捕され、検察側が15か月の禁固刑を求める裁判になっています("Pair who burned Royal pictures face 15 mths jail")。逮捕された2人に連帯して9月22日に同様に国王の写真を燃やした9人は10月4日に釈放されました("Spanish judge lets youths who burned king's pictures go free")。
この事件がきっかけとなって王制に関する議論が活発になり、今週初めには国王自身が、王制はフランコ独裁軍政が終わった1975年以降、スペインの安定に貢献してきたとの自己弁護の発言を強いられるまでに至っています。BBC の記事 "Spain king defends monarchy role" によれば、多くの人が王制はもう不要な過去の遺物だと再び(スペインは1931年に一度、共和制に移行し、フランコのもとで王制に戻りました)考え始めているようです。
私は、王制の類は封建制度の名残で、自由と平等を旨とする近代市民社会において、それは悪だと考えます。そして自分の国の似たような制度を無くしたいと願っています。私たちの国よりも少し先を歩んでいるスペインでの議論についても注意を払っていこうと思います。

(転載ここまで)

これほどフットワーク軽くデモが頻繁にわき起こるなら、政府は民衆の力を恐れてでたらめな政治をすることができなくなるのだと思います。


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