Entries

イタリア移民の子どもとして生まれ、フランス人として生き、ヨーロッパ人として亡くなった政治家



この記事はいつもよりも人の興味をひく度合いは低いだろうと思います。また、はっきりと的を絞った主張というわけでもありません。でも、急いで書いておかずにはいられません。

フランスのある政治家が2008年の年明け、1月4日から5日にかけての夜に亡くなったとのニュースを見ました。その人の名前はレーモン・フォルニ(Raymond Forni)。

http://fr.news.yahoo.com/afp/20080105/tts-politique-parti-ps-deces-2elead-c1b2fc3_2.html

これ↑は、ヤフーフランス配信のAFPの記事ですが、うんと大胆に要約します。

フランス東部フランシュ・コンテ地方の社会党の重鎮で、政界、国会で要職を歴任。入院先の病院で、家族に囲まれて白血病の劇症のため死去。

11歳で父を失い、18歳で自動車会社プジョーの工場労働者として就職。22歳で(日本の高校卒業にあたる)バカロレアを取得。27歳で弁護士に。フランス社会党の要職を歴任し、フランス東部のベルフォールから1973年、1978年、1981年、1988年、1997年と当選。国会での最も素晴らしい思い出は、彼が法案の委員会報告者をつとめた1981年の死刑廃止であると彼は好んで述べていた。

ということで、こちらで紹介させていただいた死刑廃止演説の中で名前が出てくるのを覚えていたのでこの記事が目を引いたのです。

ですが、今日の趣旨は死刑廃止ではありません。そのヤフーフランスの記事に書かれていた彼の次の言葉です。

「たしかに私は、貧困のため両親の出身地のイタリアから逃げるようにフランスに渡った移民の息子としてこのフランスで生まれましたが、私がフランス国籍を得ることができたのは17歳になってからやっとです。フランスは私にすべてを与えてくれました。たぶんそのために、私の血と心が混じりあい、何にもまして私はヨーロッパの価値を信じているのです。」


これを読んで私が思ったのは、日本で生まれ育ち日本語を話し日本で暮らし日本で税金を納めているのに法律的にずっと外国人扱いされて差別の対象になっている在日韓国人・在日朝鮮人の子孫という存在。(日本に生まれた彼らに責任はないのに。)

そして、バブル期に渡航が自由だったときに合法的に来日したイラン人夫妻の娘で、日本で生まれ育ち、日本語しか話せず、両親ともども日本社会に溶け込んでいるのにオーバーステイで昨年強制的にイランに両親とともに送られたシャザデ・カリルさん。家族から離れて一人日本で暮らすマリアム・カリルさん。

(カリル一家のことについては、この秘書課広報室でも何度も記事を書き、日本政府によるこの強制送還が人道的措置からは程遠い冷血的な措置で、在留特別許可を与えるべきだと私は言いました。なお、この件で私と意見を異にする方でここにコメントしたい方は私のアミネ・カリル一家についての過去記事を必ず読んで内容を理解したうえでお願いいたします。そうでないと話がかみ合わない予感がしますので。)

日本という国はこの人たちが受けるべきものを何も与えていないのだなと私は感じました。日本はみすみす日本という国の価値の理解者を減らしているのだとも思いました。

ヨーロッパという価値とはそういうものなのか、と。逆に、日本という価値ってなんだろう、とも。日本を理解してくれるはずの人たちを排斥して、どうやって日本の価値を世界に伝えられるのだろうか、とも。

私の個人的な思いを、不完全な形ですけど、述べさせていただきました。



自公チュー政治に有権者、納税者からの「ノー」を!

人気blogランキング参加中。このブログが多くの人の目に触れてほしいと思われた方は、一日一度応援クリックお願いです。
ゼノフォビアブログに囲まれながら、浮游するお玉の上でアブナイばらんすとりながら、らんきーング上げてどこでも読んでもらおうと、喜八玲奈とむ丸も、天木さんめざして書いてます。気分はときどきSaudadeでも、負けずに現政権に「ノー」を言い続け、人気ブログランキング政治カテゴリーに平和的共生と立憲主義の風を入れましょう(^_^)/

当ブログは国会議員やマスメディアに意見を届けるためのお手伝いもしております。下記をご自由にご活用ください。引用や転載や転送も歓迎します。そのときには、当ブログからとったということを一言言っていただければ、製作者はもっと喜びます。

マスメディア・官庁・国会議員への電話・投書先のポータルページ
News for the people in Japan
マス・メディア 問い合わせ用 リンク集
http://www.news-pj.net/link/media.html

村野瀬玲奈の秘書課広報室に備え付けの資料
各種国会議員名簿のポータルページ
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-86.html

官庁への意見送付先について
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-51.html

新聞(全国紙、地方紙)、雑誌 読者の意見を伝える窓口(まだ整理しきれていませんが)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-49.html

テレビ報道番組のご意見窓口リスト(「わんばらんす」さんからの転載)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-50.html












アクセスランキング

2件のコメント

[C2150] この国は「もうだめだな」という思いを持ちながらも

 この国は「もうだめだな」という思いを持ちながらも、しかし、しかし、あきらめきれずに発信をつづけています。
 うまずたゆまず40年です。手ごたえがあったのは、70年代ぐらいでしょうか。つらい時期が続いています。しかし、しかし、あきらめきれずに発信を続けているところです。

[C2159] >harayosi-2さん

>harayosi-2さん

いつもありがとうございます。そんなに長く情報発信を続けていらっしゃったのですか。深く敬服いたします。私のような下の世代が少しでもその粘りを引き継がないと申し訳ないですね。私がどこまでできるかわかりませんが、harayosi-2さんからはまだまだ学ばせていただきます。
  • 2008-01-09
  • 投稿者 : 村野瀬玲奈
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

3件のトラックバック

[T7254] 【イベント情報:東京】「隣の外国人〜多様な人々、多様な生き方〜映像と音楽の集い」

2008.1.12.19:20ころ ドキュメンタリー映画上映会「隣の外国人?多様

[T7204] スポーツの醍醐味と、レイシズム、マスメディア。「外国人の購読お断り」の北國新聞。ウェルカム、柳沢敦選手!!

2008.1.9.07:50ころ 秋田豊選手の現役引退で、寂しい思いがしていたと

[T7177] お寒いスポーツ界

清原、視線の先は格闘技…大みそか秋山KO負けに怒り(夕刊フジ)  復活の舞台はどこになる? 左ヒザ手術からの復活に賭けるオリックス・清原が4日、自主トレ先のハワイに出発した。  そんな清原の心を燃え上がらせたのが、大みそかに行われた格闘技イベントで三崎...
トラックバックURL
http://muranoserena.blog91.fc2.com/tb.php/556-20f8acbc
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

ランキングのクリック応援お願いです

ブログ内検索

プロフィール

村野瀬 玲奈

Author:村野瀬 玲奈
日本の民主主義化運動のために、国会議員、行政機関、マスメディアに主権者、納税者、市民の声を届けるお手伝いをするサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書。護憲派アマゾネス軍団労働組合所属(笑)。派遣秘書としてこちらにも勤務(笑)。
この秘書課広報室備え付けの国会議員の政党別・委員会別・都道府県別などの名簿の一覧と使い方はこちら。たとえば、民主主義的の原則からして正当で透明度の高い政策や立法を行なうように民主党幹部に要望の投書をするなど、自由にご活用ください。名簿の最終更新日は2008年1月23日。
現在、コメントは「管理人承認制」、トラックバックは「承認なしでの表示、事後の承認または削除」としています。詳しくはこちらをご覧ください
なお、このブログ上のコンテンツは個人的あるいは教育的目的などの非商業的理由で製作・使用されるものであり、商業的目的を持つものではありません。

読みにくい方、レイアウトに意見のあるかたは具体的にお願いします。(ここをこうしてほしいとか、誰それのブログみたいにしたらどうかとか。)

政権交代は、あらゆる改革につながる本丸。

なごなぐ雑記さん作製

憲法は国の誤りと暴走から国民を守る基本法

憲法は、国から国民への命令書でも「日本の伝統」の定義文書でもありません。

パンダバナー

「壊れる前に...」のうにさんのアイデアをもとに「Gazing at the Celestial Blue」の碧猫さんが作製。一方、国民主権や基本的人権を制約することをめざす自民党新憲法草案全文(2005年10月28日発表)はこちら。(1946年現憲法との比較付き。)

「世界愛人主義同盟」(笑)は死刑に反対です

『司法の現実の中では、死刑とは何でしょうか。12人の男女の陪審員。2日間の審問。事件にまつわることがらの奥底まで触れることは不可能。そして、数十分、時には数分で罪悪性についての非常にむずかしい問題に断定的に判断をくだす。それ以上に、ほかの人の生死を決定するという恐ろしい権利もしくは義務。12人の人が、ある民主主義国で、次のようなことを言う権利があるというわけです。「こいつは生きていてよい、こいつは死ななければならない!」と。私ははっきり申します。この司法の構想は、自由の国のそれではありえません。まさに、そこに含まれる全体主義的な意味のゆえにそう言えるのです。』

1981年9月17日、フランス国民議会、死刑廃止法案の審議における、法務大臣ロベール・バダンテール Robert Badinter の演説から引用)

■死刑廃止論FAQはここをクリック。

すべての記事を表示

全ての記事を表示する

最近の記事+コメント

最近のトラックバック

世界人権宣言を読もう

『第十九条 すべて人は、意見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びにあらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む。』

命落とすな自公を落とせ

ココロさんの標語が出発点になって、なごなぐ雑記さんがデザイン

ホームレスの仕事を作り自立を応援する...

...「ビッグイシュー日本版」1冊300円。そのうち160円が販売者の収入に。

↑最新号。社会、世界、芸能、文化、環境、労働、福祉、...。毎月1日、15日発売。販売場所はリンク先をどうぞ。

ブログ内検索

アクセス元リスト


自民レジームを脱却して...

ぶいっちゃん作製

...未来を変えよう



みんな自分らしく! 尾辻かな子


女ムネオ 多原かおり


杉浦ひとみの瞳


上原ひろ子と国会をかえよう会



糸数けいこオフィシャルサイト


保坂展人のどこどこ日記


未来を予見する最良の方法は...

●未来を予見する最良の方法は未来を作り上げることである。
●未来を予見する最良の方法は「誰に投票する?」と考えることである。
●未来を予見する最良の方法は権力に奪われた言葉を奪い返すことである。
●未来を予見する最良の方法は世界の片隅でニュースを読むことである。
●未来を予見する最良の方法は生活の中で感じた疑問や思いをあれこれ深めることである。
●未来を予見する最良の方法は世の中の「そもそも」にこだわることである。
●未来を予見する最良の方法は教育基本法の再改正を求めることである。
●未来を予見する最良の方法は反戦な家をつくることである。
●未来を予見する最良の方法はふじふじのフィルターで社会を見ることである。
●未来を予見する最良の方法はわたしの心のものさしで社会を見ることである。
●未来を予見する最良の方法は白鳥の一声を聞くことである。
●未来を予見する最良の方法は大脇道場に入門することである。
●未来を予見する最良の方法はひよこ豆のようにころがることである。
●未来を予見する最良の方法は「人生は美しい」と言うことである。
●未来を予見する最良の方法はきまぐれに手記を書くことである。
●未来を予見する最良の方法はクリームな日々を過ごすことである。
●未来を予見する最良の方法は午後のコーヒーをいただくことである。
●未来を予見する最良の方法は競馬に勝つことである。
●未来を予見する最良の方法は古い寺を多く見ることである。
●未来を予見する最良の方法は「私にも一言、言わせて!」と吼えることである。
●未来を予見する最良の方法はアマゾネス内閣総理大臣職から逃げることである。
●未来を予見する最良の方法は政治学者五十嵐仁さんの意見を聞くことである。
●未来を予見する最良の方法は政治評論家森田実さんの意見を聞くことである。
●未来を予見する最良の方法は鈴木邦男さんをぶっとばす(?)ことである。
●未来を予見する最良の方法はミネソタ大学人権図書館に国際憲章、国際条約を読みに行くことである。
●The best way to predict the future is to STOP THE GENSEIKEN..

「日本人の日本」だけが「世の中」じゃない

●愛国心はあるさ。ありますとも。あるからより良い国になってほしいのだーだから外国と存分に比べさせてもらいまーす!
●イラク・ホープ・ダイアリー
●Chupika Szpinak
●フランスの活字メディア
●フランスからグローバリゼーションとデモクラシーを考える
●映画、音楽、モード、料理…フランス関連情報をジャンル別に蓄積。
●ネトウヨさんフランス化計画推進部長
●欧州の絵画的街角と政治的絵画
●どうする日本 北欧の福祉を日本へ
●(新)とりあえず
●カナダde日本語
●米国からの便り
●ミクロネシアの小さな島・ヤップより
●韓国人、嫌韓を見る
●梁英聖さんの日記
●在韓広島人、日本を見る
●アジアの中の日本、日本の中のアジア
●他国の中の日本、日本の中の他国
●沖縄から見た日本 (1)
●沖縄から見た日本 (2)
●沖縄から見た日本 (3)
●沖縄から見た日本 (4)
●沖縄から見た日本 (5)
●沖縄から見た日本 (6)
●Cruel, crazy, beautiful world
●総料理長、どこへでも漂流
●弱い文明
●日本に帰化した有道出人さんのブログ
●Japan focus(英語)
●Japan today(英語)
●「今日の日本」(日本についてのフランス語のインターネットニュースメディア)
●「アクチュ・ジャポン」(フランス語による日本のニュース要約)
●「ル・ジャポン」(フランス語による日本のニュース。文化、言葉についてのニュースが多い)
●「フランス・ジャポン・ネット」(在日フランス語圏人のためのニュースサイト)
●パリの日本語新聞OVNI
●メディアプロジェクト「逆」(日本語、英語)
●「ある裏切られた人々」(英語)
●反戦翻訳団

秘書課広報室リンク集

↑クリック!(絵はとらちゃんとチュー太からお借りしました)

晴天とら日和は安倍の話よりニュース性あり

とらちゃんとチュー太作製

日本にいる人々のためのニュース

日本国民より米軍を大切にする日本政府

<