「吉良よし子物語」（東京民報）を読んで

　　

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『吉良よし子、小池晃両議員が出演したラジオ番組の感想 @kirayoshiko @koike_akira @akahata_PR』の記事に、拍手数、リツイート数、フェイスブックでのシェア数などから見て、好意的な評価をいただきましてありがとうございます。それから、吉良よし子さん自身と吉良よし子事務所のツイッターアカウントからもfavoriteボタンを押していただいたので、的外れな記事ではなかったようです。ありがとうございます。

その記事の中で、「日本共産党応援エントリー第一弾でした。（中略）第二弾もすでにあります。だいたい書きあがっているので、近日出します。」と書きましたが、それを出す前に、まだご存知ではない方のために一つ紹介しておきたい記事があります。

●東京民報
吉良よし子物語　３　日本共産党参院東京選挙区予定候補
http://www.tokyo-minpo.jp/kirayoshikomonogatari3.html

政治変えたい　官邸前に１年、思い貫く

　リーマン・ショック後から始まった派遣村の取り組み。その一つ「池袋派遣村」は２００９年以来続けられ、この５月で11回目を迎えます。路上生活者に健康チェックや労働、法律、生活の相談を無料で行なうというもの。豊島区在住の吉良よし子さん（参院東京選挙区予定候補）も、１回目から毎回参加してきました。
　１回目は、ちょうど政治家として生きることを決意した頃です。「一番困っている人たちの所にいたい」と、吉良さんは、派遣村に参加し続けています。
　吉良さんを見てきた池袋派遣村の事務局長、大山勇一弁護士は言います。「吉良さんは１回目から、生活保護の申請にまで一緒に行くなど本当に親身です。池袋派遣村の取り組みは吉良さんの・政治を変えたい・という思いのみなもとになっているようです」

10回の池袋派遣村

　昨年11月に行われた10回目。宣伝行動で、路上生活者の45歳の男性と出会いました。リストラされて収入がなくなり、そのまま離婚。自分は家を出たが、仕事が見つからない。お金を借りるため、横浜の実家まで歩いて行ったこともある。所持金は２千円。なのに「私なんか死んでもいい」と言い、そのまま路上に消えていった―。
　「誰にも生活保護を受ける権利があるのに、相談することすらためらう人が増えている。生活保護者へのバッシングも相まって、事態は一層深刻になっていることを本当に実感します」
　これまでの悪政が生み出した象徴的な貧困と生活苦の実態。「自己責任」にするのではなく、憲法25条で保障された生存権を、国こそが責任もって保障するべき。吉良さんは演説のたびに、この男性の話を紹介しながら訴えています。

（中略）

　いま、自民党や維新の会など改憲派が国会で多数派を占めようとしています。吉良さんは「憲法変えて国民から自由も権利も奪い、戦争できる国をつくるなんて許さない。必ず憲法を守り抜き、憲法に保障されているすべての権利の実現へ全力をあげます」と強く訴えています。
（東京民報２０１３年４月２１日号に掲載）

（転載ここまで）

これは連載の一回分だけですので、リンク先をたどって連載全部を読んでいただきたいと思います。

吉良さんの「一番困っている人たちの所にいたい」という一言に心打たれたのですが、amaさんという方がツイッターで、

『「一番困っている人の所に行きたい」なんて、性格の明るいシモーヌ・ヴェイユみたいです。聖書の代わりに「憲法」を持った吉良よし子♪』

というリプライコメントを寄せてくれました。なるほどと思いましたが、同時に私が上の「吉良よし子物語」で思い出したのは、フランスで救貧運動に力を尽くして、フランスの国民的人物として圧倒的な尊敬を集めた故シスター・エマニュエルと故ピエール神父でした。（「フランス人に好かれる有名人」ランキングでずっと上位に居続けた二人であり、文字通りフランス人から人気と尊敬を集めていました。）

■シスター・エマニュエル、亡くなる　（フランス、2008年10月20日）
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-941.html
2008-10-23

■貧困と闘わずにホームレスと戦う日本と、ホームレスを援助して貧困と闘うフランス。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-45.html
2007-02-06

---> nizanさんの「ピエール神父死去、そして生活、命」
---> るか親方の「フランスの「屋根の上で暮らす権利」？」
---> うにさんの「ピエール神父を悼む」

このフランスの偉人二人のことは日本ではあまり知られていませんが、よろしければ上のリンク先から関連記事を読んでみていただきたいと思います。

そこで、吉良さんです。「吉良よし子物語」という記事の題名は、すでに吉良さんが歴史に名を残す偉人になったかのような気持ちにさせてくれますが、本当に実際にそうなってほしいと思います。まずは、ウィキペディアには、「吉良佳子」という項目が設けられました。有名人への第一歩？

歴史に名を残す偉人、特に、人々の幸福のために力を尽くした偉人というのは、その国の宝です。たとえば、上に名前を出したシモーヌ・ヴェイユとシスター・エマニュエルとピエール神父は永遠にフランスの宝です。その業績それ自体が宝ですし、その業績が人々を社会のための行動に駆り立てましたし、人々の目に映るその人の姿も人々の心の支えになるという意味で宝なのです。私にとっても、特にシスター・エマニュエルとピエール神父の二人は心の宝です。

吉良さんを神格化するわけではありませんが、多くの人にとって吉良さんの存在は生きる励ましになっていることは確かで、その意味で吉良さんも日本の宝だと思います。人々を集結させる素質を持った政治家だと思います。人々を分断させず、怒らせず、悲しませず、集結させ、希望を感じさせ、前向きに動かす力。これは今の日本が最も必要としていることです。ウジェーヌ・ドラクロワの絵、「民衆を導く自由の女神」みたいな。

日本の政治を少しでも良くするために、投票した後は吉良さん（と所属先の日本共産党）だけに日本の政治を良くする「仕事」を押し付けるのではなしに、どうしたら「お任せ民主主義」あるいは「観客民主主義」あるいは「消費者民主主義」から卒業して吉良さんの政治活動を支えられるか、いろいろと思いを巡らしています。次のようなツイートに、日本の一角の意識が変わりつつあるのを感じながら。

　選挙中だけとのお許しで「比例代表は日本共産党とお書き下さい」のポスターを張らせていただいていたのを撤去したところ、「ずっと共産党のポスターを張ってください」との申し出が。「ただちに原発ゼロ」のをベニヤ張りで設置。共産党許容範囲から歓迎へと嬉しい変化です！

— すいせん花 (@tsurusada) July 23, 2013

そういえば、今日は金曜日。今晩の官邸前には吉良さんも来ますね。

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