詐欺のような東電の不誠実な放射性物質汚染水漏れ対応

　　

大事なことなので何度でもツイートします。　ここまで、国民をバカにした単位詐欺は、異常事態だと思います。　汚染水を評価する単位ですが、普段の東電なら「１リットルあたり、１万ベクレル」なのが、今回、漏れてる汚染水の濃度を「1cc=1グラムあたり、１万ベクレルです」と言っています。

— TOHRU HIRANOさん (@TOHRU_HIRANO) 2013年4月9日

たとえば...

●河北新報 - Yahoo!ニュース
移送先貯水槽でも漏えい　管理手法不適切　福島第１汚染水
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130410-00000003-khks-l07
河北新報 2013年4月10日(水)6時10分配信

　福島第１原発の地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、東京電力は９日、汚染水を移し替えた別の地下貯水槽からも漏えいしたと発表した。漏えいは３基目で汚染水の管理法自体に不備がある可能性が出てきた。

　新たに漏えいが分かったのは１号貯水槽。同日の検査で、３枚重ねの遮水シートのうち、上から２枚目と３枚目の間から漏れたことが確認された。放射性物質濃度は１立方センチ当たり１万ベクレルでこれまでで最も高い。漏れた量は未定としている。隣の２号貯水槽で水漏れがあり、６日から１号貯水槽に移し替えていた。

　東電は「シートの破損が原因とみられるが、特定に至っていない」と説明している。シートの破損箇所が先に水漏れの判明した１、２号貯水槽と違っているという。

　貯水槽は１～７号と七つあり、うち１、２、３、６号の４基に計２万３５００トンの汚染水をためている。４基の中で１、２、３号で漏えいが発覚し、東電は１号への水の移送をストップし、貯蔵全量を地上タンクに移す検討を始めた。３枚のシートで汚染水を閉じ込める管理法が不適切との指摘も出ている。

　東電は「施工段階で実証試験をクリアして問題ないと考えたが、原因調査の過程で、適切でないという評価が出るかもしれない」としている。
　福島県は９日、東電に原因究明などを申し入れた。

最終更新:4月10日(水)9時19分

（転載ここまで）

●MSN産経ニュース
１号貯水槽でも放射性物質検出　東電、すべて地上タンクに移送へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130410/dst13041012580008-n1.htm
2013.4.10 22:40

放射性物質に汚染された水が漏れた東京電力福島第１原発の（画面下手前から１号、２号、３号）地下貯水槽＝６日、福島県大熊町

　東京電力福島第１原発の敷地内にある地下貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東電は１０日、水の移送先となっていた１号貯水槽でも、防水シートの外側で１立方センチメートル当たり０．１１ベクレルの放射性物質濃度が検出されたと発表した。東電は地下貯水槽にある約２万３千トンの汚染水を６月中に地上タンクに移送し終えることを決めた。

　東電によると、東隣の２号貯水槽から汚染水が移送されていた１号貯水槽では、９日に汚染水漏れが発覚。３層構造のシートのうち、一番外側のシートと内側のシートの間で、１立方センチメートル当たり１万ベクレルの高濃度の放射性物質が検出されたが、外側と地盤の間ではこれまで放射性物質は検出されていなかった。

　汚染水の漏洩は５日、２号貯水槽で最初に判明。敷地内に７カ所ある地下貯水槽の防水構造は全て同じで、２号と３号でも地盤への放射性物資漏洩が見つかっている。いずれも前田建設工業（東京）の施工で、設計や施工に問題があった可能性がもたれている。

　原子力規制委員会は１０日の定例会合で、現在８人で対応している現地の検査官の増員など、監視態勢を強化することを決めた。東電に対し汚染水の管理計画を作り直すよう指示する。

　田中俊一委員長は「トラブルが頻繁に続くことは深刻で、大変遺憾だ。一番の問題は、住民に非常に大きな心配をもたらしていること。廃炉作業の遅れにつながることは看過できない」と強い口調で述べた。

　一方、茂木敏充経済産業相は１０日午前の衆院経済産業委員会で、汚染水漏洩問題に言及し、地下貯水槽について「最終的には汚染水をためる場所として使わない」と述べ、使用をできるだけ早くやめる方針を示していた。

（転載ここまで）

上のような単位の印象操作以外にも、放射性物質汚染水の処理の問題でも東電は不誠実な態度のままです。

●東京新聞(TOKYO Web)
福島・汚染水　事故はまだ続いている
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013040902000140.html
2013年4月9日

　停電の次は放射能のある汚染水漏れ。東京電力福島第一原発で深刻な事故が続いている。ところが事故の当事者たちから危機感が伝わらない。東電は被害者の視点に立って現実を見直すべきである。
　穴を掘り、遮水シートを敷いて、浸出水を防ぐという構造は、普通のごみを埋め立てる最終処分場の構造と基本的には同じである。遮水シートが破れやすいのも、継ぎ目部分が弱いのも、ごみ処理の世界では基本知識と言っていい。
　一九九〇年代、東京・日の出処分場など、全国で有害物質を含んだ浸出水が問題になった。だから家庭ごみの処分場でも、漏水には細心の注意を払う。
　のり面を鋼矢板で遮水したり、漏水を検知すると自動的に修復されるシステムを備える施設も、今や珍しくはないという。
　相手は放射能である。家庭ごみ並み、あるいはそれ以下の扱いとは、あまりに危機感が見えなさ過ぎる。
　東電はすでに先月半ばには、遮水シートの近くで微量の放射能を検知するなど、汚染水漏れの兆候をつかんでいたという。それなのに対策は講じられなかった。
　今回の汚染水漏れも「事故」とは言わず「事象」と呼んだ。専門用語はともあれ、普通の人が聞いたらどう感じるか。
　前政権が「冷温停止状態」と言ってから約一年四カ月。原子炉を冷やすため、現場では毎日約三百七十トンの水を注いでいる。その上一日四百トンもの地下水が流れ込む。一部を循環させたり、汚染される前の地下水をポンプでくみ上げたりしても、汚染水は増えていく。このままでは、タンクをいくら増設してもきりがないだろう。
　つまり、「事故」はまだ終わっていない。
　東電には被害者の視点に立って、事故処理や情報発信のあり方を考え直してもらいたい。
　地中に簡易なプールを掘って汚染水をためるというのは、あくまでも一時しのぎ、事業者本位の応急措置にほかならない。
　放射能汚染水の漏出が、住民にどれだけ不安を与えるか、事実を知らされないことが、どれほどの不信を呼ぶか。海の汚染を漁民がどんなに恐れ、苦しんでいることか。
　これを機に、あらためて「事故」の現実を直視して、住民の気持ちになって対策を練り直すべきではないか。対策を明確に語り、その中身が専門家らの検証に耐えなければならない。

（転載ここまで）

●河北新報 コルネット
原発汚染水漏出／安全な長期管理に万全を
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/04/20130409s01.htm
2013年04月09日火曜日

　福島第１原発の地下貯水槽から、放射能で汚染された水が大量に漏れ出していることが分かった。汚染水には放射性のストロンチウムなどが含まれている。厳重な管理が求められるにもかかわらず、２つの貯水槽から漏出したという。
　地下貯水槽をめぐっては、国の原子力規制委員会のチェックの甘さも明らかになった。高濃度の汚染水を貯水槽にためるのは本来の利用法と異なる「転用」だった上、そのリスク評価も不十分だった。
　これでは安全規制の空洞化ではないか。原発事故の教訓が忘れ去られており、規制委自らも十分反省すべきだ。
　貯水槽は早急に補修するか、もしくは別の保管方法を検討しなければならない。同時にこれから何十年も続く廃炉作業に備え、長期的な汚染水対策の抜本的な検討が必要だ。安全な長期保管ができなければ、また同じような事態を招いて、深刻な環境汚染を引き起こしかねない。
　福島第１原発の廃炉のためには、十分な冷却を長期にわたって維持することが欠かせない。メルトダウン（炉心溶融）したウラン燃料はもちろん、貯蔵プールに入れてある使用済み核燃料なども冷やし続けて熱を除去しなければならない。
　放射性物質と直接接触することになる冷却水は当然、放射能を帯びる可能性が高く、回収して保管することになる。原発敷地内のタンクや地下貯水槽には既に約２７万トンの汚染水がため置かれている。
　地下貯水槽は地面を掘り下げたプールのような構造で、防水シートのつなぎ目から漏れた可能性があるという。構造や材質、工事方法に問題はなかったのかどうか、他の貯水槽も含め、この機会に徹底的に点検するよう強く求めたい。
　貯水槽付近には海に直接つながる排水溝がないことから、東電は海への流出に否定的だが、楽観的すぎる。地下にしみ込み、それから海中に入る可能性も否定できないだろう。
　これ以上の環境汚染を防ぐことは東電に課せられた最大の使命だ。規制委にも厳しい監視が求められており、一切の手抜きは許されない。
　増え続ける汚染水対策として東電は３２万５０００トン分の保管設備を用意しているが、保管量は既に容量の８０％を超えている。タンクや貯水槽を増設していかなければ、いずれ限界に達するのは明白だ。
　第１原発の敷地内だけでどこまでタンクや貯水槽の建設が可能なのか、中長期的な視点から議論する時期に差し掛かっているのではないか。
　取りあえず汚染水の量を減らすために、原子炉建屋への地下水流入対策を迫られている。１日４００トンに上る流入は多すぎ、抑える方策を急ぎたい。
　汚染水の発生量を減少させた上で安全な保管方法を講じ、なおかつ必要なスペースを確保する。実現には大きな困難が伴うが、越えなければならないハードルだ。

（転載ここまで）

このような不誠実で危ない東電（とお政府様、原子力ムラ）に日本の住民の運命が握られてしまっているのです。本当に恐ろしいです。

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