
たびたび人命にかかわる事故を起こしている危険な危険なオスプレイを沖縄に執拗に押し付けようとするストーカーのようなアメリカ政府・駐日米軍、そして日本政府。
オスプレイの沖縄県内での配備、日本国内での配備に反対するのは、人道的な意味で当然のことです。
本来なら、「こんな危険なモノを沖縄に、それも生活の場の近くに押し付けることは人間として誤りであり、不道徳である」で済むはずなのですが、こんなに何度も言わなければならないとは...。
沖縄二紙の社説を転載紹介して、オスプレイの沖縄県内、日本国内配備を拒否する意思を私も共有したいと思います。
●沖縄タイムス
■[オスプレイ配備]私達は合意していない
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-28_39534
2012年9月28日 09時26分
この国は本当に主権国家といえるのだろうか。米垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備をめぐる日本政府の対応を見ていると、「ノー」だと言わざるを得ない。
28日にも予定されていた岩国基地(山口県)から米軍普天間飛行場への移動は、台風接近で延期となった。だが、仲井真弘多知事が上京し、藤村修官房長官に配備中止を直訴した翌日、臆面もなく普天間配備を通告するなど、米軍の運用を優先する姿勢は少しも変わっていない。
オスプレイ配備をめぐっては、日本政府の腰の引けた対応が一貫して目につく。野田佳彦首相は7月のテレビ番組で「配備は米政府の方針であり、(日本から)どうのこうの言う話ではない」と発言した。住民の声に耳を傾け、真摯に向き合う姿勢は感じられず、県民を失望させた。
安全保障の責任者である森本敏防衛相も、米政府のスポークスマンであるかのような言動ぶりが際だっていた。「安全宣言」を発表した際の誇らしげな表情は、一体どこの国の大臣だろうかと目を疑いたくなった。
沖縄の声を真っ向から受け止め、政治化することによって解決の道を探るのが国会議員の役割のはずだが、オスプレイの配備問題では「政治不在」としかいいようのない寒々とした状況が続いている。
オスプレイ配備をめぐる問題は、この国の政治が機能不全に陥っていることも同時に浮かび上がらせた。
■ ■
野田首相が圧勝で再選を決めた21日の民主党代表選。県内の民主党員・サポーター票だけが、全国で唯一、赤松広隆元農相が野田氏を上回りトップだった。野田政権に対する沖縄側の不信感が反映された結果といえるだろう。
安倍晋三元首相を新総裁に選んだ自民党も事情は同じだ。安倍氏を含む4候補が来県して那覇市で開かれた街頭演説では、いずれの候補者もオスプレイ配備に対する具体的な言及を避けた。次期総選挙で政権交代を狙っているだけに、対米関係への配慮がにじむ。民主党も自民党も中央と地元の溝は埋まっていない。
第三極を目指す「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長もここにきて「変心」した。23日の会見で米軍普天間飛行場の移設問題に言及し「今の段階で辺野古移設以外の具体的な代替案を持っていない」と述べ、日米両政府の現行案を容認する考えを表明した。
腰砕けなのだ。
■ ■
府知事時代、普天間の県外移設に理解を示していたのは単なるパフォーマンスで、今後、政権の一角を担うことを視野に入れた現実対応ということなのか。
自国民の生命を守るのが最大の責務であるはずの政府が日米同盟重視の名目の下で県民の訴えに背を向ける。本来、政府の不作為をただすべき政党も米国の顔色だけを伺う。県民大会で示されたのは、「一つの民意」ではなく、「民意は一つ」である。沖縄の総意が、これほど露骨に踏みにじられるのは、かってなかったことだ。異常事態である。
■[ゲート前抗議]マグマが噴出し始めた
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-30_39617
2012年9月30日 09時50分
台風17号は沖縄を直撃し、深刻な被害をもたらした。壮絶な風雨に身をすくませ、通り過ぎるまでひたすら忍従を強いられる。このときほど、人間の無力さを痛感させられることはない。
自然の猛威の後には、日米両政府による脅威の押し付けが目前に迫っている。垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米軍普天間飛行場への配備が週明けにも強行される見込みだ。これをはね返すのは県民の憤怒の情だ。荒ぶる自然と違って、人為的な政治は人の力で動かすことができる。痛めつけられ、虐げられてきた思いが強ければ強いほどその力は増す。
そうした県民のエネルギーを見せつけているのが、26日から本格始動した普天間飛行場のゲート前抗議だ。オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会メンバーや一般県民が、早朝から同飛行場の大山ゲートや野嵩ゲート前に集結。米軍は勢いを増す抗議集会や座り込み行動を前に、ゲート封鎖に追い込まれた。
ゲート前抗議は、沖縄の反基地運動が新たな段階に入ったことを実感させられる。早朝の集会には連日、県内自治体の首長らが与野党の枠を超えて参加。日米安保を積極的に容認している首長や、米軍基地のない本島南部の首長、議長らも駆けつけ、熱いエールを送っている。
抗議運動の特徴は、特定の党派や団体が前面に出ていない点だ。強固な信念と覚悟をもつ「個人」が主体的に集まっている。県民の命を守る闘いとして非暴力を貫く姿勢も共感を集めている。
■ ■
ゲート前抗議の論点は、もはや「オスプレイの安全性」という枠を超えている。明らかに「普天間閉鎖」要求にシフト、集約されつつある。
この事態を日米はどう見ているのか。マグルビー在沖米総領事は、それでも米本国のオスプレイ配備方針に異を唱えないのだろうか。与世田兼稔副知事から県庁で直接抗議を受けた武田博史沖縄防衛局長と外務省の竹内春久沖縄担当大使はどうだろう。現地官僚トップとして「職責を果たす」とはどういうことか真剣に考えてもらいたい。
森本敏防衛相は28日、都内での講演で、名護市辺野古への移設作業に取り組む方針を明示。那覇空港の第2滑走路整備を含めた振興策の重要性を強調し、基地負担と振興策のリンク論を展開した。
県民の意思は、県内移設や振興策との取引で妥協できる段階を超えている。政府の思考停止ぶりは悲劇といえる。
■ ■
政府が本気で県民に寄り添うならば、今の「嵐」が一過性で収まらないことに気付くはずだ。オスプレイ配備を強行すれば抵抗運動の先鋭化や規模の拡大も予想される。運動に直接参加していない県民多数の共感を背に、運動参加者は「普天間」を譲れない一線として刻印し、後戻りしない決意を固めている。
県民のマグマに火を付けたのは、対米従属の呪縛にはまり、沖縄の民意を踏みにじる日本政府だ。それを黙認してきた多くの国民ももう「人ごと」では済まされない。そう気付く日が刻々迫っている。
■[MV22きょう飛来]民意は踏みつぶされた
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-10-01_39652
2012年10月1日 09時26分
米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが10月1日、普天間飛行場に本格配備される。大型台風が過ぎ去ったとたん、今度はオスプレイの飛来だ。
県内のさまざまな団体や組織が、およそ考えられる限りの意思表示を繰り返してきたにもかかわらず、ことごとく無視され、配備が強行されようとしている。
県民大会で示された民意も、県知事や宜野湾市長の申し入れも、市町村議会の度重なる抗議決議も、ゲート前での首長や市民の抗議行動も、結局、一顧だにされなかった。
スケジュールに従って機械的に配備を強行するだけの日米両政府の姿勢からは、地元と意思疎通を図り問題解決に取り組もうとする熱意が少しも感じられない。
このような政治不在の現実を民主主義と呼ぶわけにはいかない。異常な事態だ。
普天間飛行場の主要ゲートでは連日、市民団体の抗議行動が続いている。米軍の事件・事故に対する基地ゲート前での抗議行動は数限りなく実施されているが、今回の行動は、これまでとまったく性質が違う。その事実に政府は気づいているだろうか。
現場には張り詰めた空気が漂い、日を追うごとに緊迫感が高まっている。座り込み行動に参加した作家の目取真俊さん(51)のコメントが、28日付の朝日新聞朝刊に載っている。「抗議もむだ、県民大会もむだ。私たちにはもう選択肢がないんです」
沖縄の切羽詰まった訴えは、本土に住む人びとに届いているだろうか。
■ ■
元祖国復帰協議会会長の喜屋武真栄さんは1969年2月、衆院予算委員会の公聴会で、沖縄の現状を「小指の痛み」にたとえ、切々と訴えた。
「他国に軍事基地を提供している国はあまたあるが、人民まで売っている国家があることを知りません」「沖縄同胞の心情を人ごとと思わず、小指の痛みは全身の痛みと感じ取ってください」
発言のその部分だけを聞くと、まるで現在の問題を語っているような錯覚を覚える。あれから何が変わったというのだろうか。
94年9月、沖縄基地を視察した宝珠山昇防衛施設庁長官は、記者会見で「沖縄は世界戦略上重要な地位にあるので、基地と共生・共存する方向に変わってほしい」と語った。オスプレイ配備と普天間の辺野古移設が、宝珠山発言の延長上にあるのは言うまでもない。
■ ■
保守革新の対立が鮮明だった冷戦時代の反基地運動は、安保反対のスローガンを掲げた政治色の強い社会運動だった。
オスプレイ配備や普天間の辺野古移設に反対する「島ぐるみ運動」は、保革を超えた新しい質を備えている。
沖縄に対する基地負担の押しつけ。民意の無視。問題を是正しようとしない政府の無策と、オスプレイ配備をめぐる数々の情報隠蔽(いんぺい)。政府に対する不信感は今や、頂点に達している。「敵意に囲まれた基地は機能しない」という言葉が次第に現実のものになりつつある。
(転載ここまで)
●琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
■知事配備中止要請 民意無視し民主国家か
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197334-storytopic-11.html
2012年9月26日
配備反対の意志は繰り返し、丁寧に伝えてきた。それでも強行するというなら、それは問答無用ということなのだろう。
仲井真弘多知事は、24日に森本敏防衛相、25日に藤村修官房長官と会談し、米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場への配備中止を強く求めた。しかし、配備を進める政府の意向に何ら変わりはなかった。今月中にも普天間飛行場への移駐を始めるという。
こうした冷酷極まりない対応を、県民が黙って受け入れるとでも思っているのだろうか。墜落の可能性を否定できないオスプレイは、絶対にこのまま配備を強行してはならない。強行したならば、基地は県民にとって憎悪の対象でしかなくなる。それが知事の語った「全基地閉鎖への行動」につながり、不測の事態を引き起こす可能性もある。政府が取るべき道は、いま一度沖縄の声を真剣に受け止め、配備を中止することだ。
県議会と県内全市町村がオスプレイ配備反対を決議し、9日の県民集会には10万人余が参加して配備反対の拳を突き上げた。その民意を受けて県のトップが「絶対に受け入れられない」と強く訴えている。民主主義国家であれば、普天間飛行場への配備は無理だと判断するのが道理だろう。
疑問の多いオスプレイ「安全宣言」に続き、岩国基地での試験飛行強行。米国に隷従し、なりふり構わず配備への地ならしを進める政府の及び腰は、もはや主権国家の体をなしていない。県民への配慮を欠いた森本防衛相の暴論もあった。こうした沖縄差別ととれる政府の姿勢を、県民が容認し、やがてあきらめると思ったら大間違いだ。
山口県と岩国市は、オスプレイが試験飛行中に、住宅地上空を飛行するなど日米の合意に反する飛行があったとして、防衛省に事実関係を照会中だ。事実であれば極めて憂慮される事態だ。「安全宣言」の信ぴょう性を含め、日米合同委員会の存在意義さえ問われよう。
政府は、知事の要請をやり過ごして事が済んだとの認識なら改めめた方がいい。26日から、普天間飛行場ゲート前でオスプレイ配備阻止に向けた県民の座り込み行動が始まる。配備が中止されるまで、県民の強固な意志が弱まることはないだろう。日米両政府は今からでも配備中止を決断すべきだ。
■オスプレイ配備/沖縄は植民地ではない 軍事至上主義を改めよ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197414-storytopic-11.html
2012年9月28日
日本政府は米軍岩国基地で試験飛行が行われている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、28日以降に米海兵隊が普天間飛行場へ移動を開始することを県や関係自治体に通告した。
9日の「オスプレイ配備に反対する県民大会」の抗議決議を踏まえ、24、25日には仲井真弘多知事が森本敏防衛相ら政府側へ配備中止を強く求めたが、国は結局聞く耳を持たなかった。
これは一貫して配備に反対している県民総意を無視する蛮行である。日米は民主主義を真っ向から否定する国に成り下がったのか。
有名無実の「安全」
本紙が毎日新聞社と合同で5月に実施した世論調査では、県内回答者の9割が「配備すべきでない」と反対の意思表示をしている。中でも普天間飛行場を抱える宜野湾市は97%と高率だった。
同調査以降も、6月にフロリダ州で空軍のオスプレイが墜落するなど事故は続いている。政府は「安全宣言」を行ったが、全く説得力を持たない。
不思議なのは、自由と民主主義、法の支配、基本的人権の尊重を共通の価値観として、ことあるごとに世界へアピールする日米両国が、なぜ沖縄に対してそれと相反することができるのか。沖縄は民主主義の適用外とでも言うのか。
そもそもオスプレイ配備以前の問題として、両政府は県民が住宅密集地に立地し「世界一危険な基地」と称される普天間飛行場の一日も早い閉鎖・撤去を求めていることを忘れてはいないか。
「配備ありき」の政府の強硬姿勢に関係市町村の首長らが「県民を自国民と思っていないのではないか」「民主主義国家の体をなしていない」と反発するのは当然だ。
普天間の県内移設、オスプレイ配備への反対が大多数の県民の意思であることは明白なのに、民主国家を自認する日米両政府はなぜこの現実を直視しないのか。なぜ沖縄の声を無視し続け、沖縄以外の地域と不平等な扱いをするのか。
岩国基地で行われたオスプレイの試験飛行では「市街地上空を飛んだ」などの情報や苦情が相次いだ。日米合同委員会で合意した安全確保策では、移動の際は可能な限り水上を飛行することになっている。また、米軍の施設・区域外で、原則として認められていないへリモードの飛行をしたとの指摘も寄せられた。
わずか数日間の試験飛行でも、米軍は安全確保策を逸脱した。沖縄にオスプレイが配備されればこの状況が日常化し、県民はいつオスプレイが落ちてくるか分からない恐怖の中で暮らすことになる。
非人道的政策
先の世論調査では、普天間飛行場の移設について県内回答者の9割が県外か国外移設、または無条件撤去を求めた。住宅密集地域に存在する危険な普天間飛行場は閉鎖・撤去を最優先すべきというのが揺るがぬ民意だ。
県民が沖縄戦の悲惨な体験を教訓に一貫して平和を希求しているのに対し、日米両政府は一貫して県民の願いを無視し軍事優先の非人道的政策を繰り返している。
着実な基地返還で、究極的に「基地のない平和で豊かな沖縄」の実現を望む県民の思いと、オスプレイ配備を強行する両政府との隔たりはあまりに大きい。
野田佳彦首相にあらためて問いたい。ぜひ答えてもらいたい。
沖縄では県知事と県議会、県内の全市町村長と議会、県選出の全国会議員が人命、人権の脅威である「欠陥機」の配備に明確な「ノー」を意思表示している。そのような代物を、あなたはお膝元の千葉県民に対し強制することができるのですか。
配備強行は沖縄を植民地扱いする暴挙だ。このままだと全基地が県民の敵意に囲まれる。強欲な軍事至上主義とも言うべき愚策は容認できない。オスプレイ配備を断念し、日米関係の劇的改善につながる普天間飛行場の閉鎖・撤去こそ強力に推し進めるべきだ。
■マスコミ倫懇閉幕 共感持って沖縄報道を
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197489-storytopic-11.html
2012年9月29日
「沖縄で問う 日本の今とメディアの責務」を主題に全国の新聞社、放送局、出版社で組織するマスコミ倫理懇談会協議会の全国大会が沖縄で開かれた。270人余の参加者が沖縄基地問題や原発、大震災などの報道について、多角的な議論が交わした意義は大きい。
マス倫懇の川嶋明代表幹事は「当事者とそうでない者とで社会が分断されようとしている」と指摘した。大会を通じてこうした現象の要因として「報道姿勢が問われている」との問題意識を共有できたことも大きな成果だった。
沖縄の基地問題報道をみると、琉球新報など地元2紙が普天間飛行場の移設先を県外・国外と主張しているのとは対象的に、全国紙の中には明確に名護市辺野古沖を支持している社もある。
かつて米国務省の記者会見で、日本の全国紙記者が「私たちはみな(辺野古移設に合意した米軍再編の)ロードマップが最適な計画だと知っている」と前置きして質問した事実を知りがく然としたが、今回あらためて報道各社の立場や記者の姿勢の違いを再認識した。
今年5月の琉球新報の世論調査では県内の9割の人が辺野古移設に反対を示した。残念だが先述の記者が言う「私たち」には沖縄世論が含まれていないことになる。
全国紙の登壇者の1人は「最悪なのは普天間の固定化を招くこと」と述べ、確信を持って辺野古移設を支持した。一方で地元に米軍基地がない高知新聞の中平雅彦編集局長は、2年前から琉球新報の記事を転載している取り組みを紹介し「沖縄の基地問題は日本の民主主義の成熟度を映す鏡」と、沖縄関連報道の意義を強調した。
震災報道では読者、視聴者の求める報道を考え、原発報道では福島民報が「福島の報道に関わる者は皆ずっと先を見据えている」と、息の長い報道への覚悟を示した。
大会は「メディアが日本各地の問題に対して共感を持って伝えること、そしてメディアが決して『忘れない』ことの大切さを共有した」と申し合わせ、締めくくった。
そこにはメディアが民主主義を劣化させない、大惨事の教訓を風化させない、社会全体で考えるべき問題を特定地域の問題に特化させないといった、さまざまな意味が込められていると思う。私たちは全国のマスコミと共に報道の使命をあらためてかみしめたい。
■配備阻止行動 非暴力的手段を徹底しよう
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197485-storytopic-11.html
2012年9月30日
垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米軍普天間飛行場への配備に反対する市民団体などの28日の座り込み行動が、メーンゲートの大山ゲートを封鎖に追い込んだ。
27日の野嵩ゲートに続き、普天間に3カ所あるゲートのうち、米軍が通常使用する2カ所のゲートが封鎖される極めて異例の事態だ。
体を張った直接行動に住民らを走らせたのは、10万人超の県民大会などで示された沖縄の民意を無視し、配備強行を貫こうとする日米両政府にほかならない。日米は公憤に駆られた県民の行動を正視すべきだ。
ゲート前での抗議集会には、翁長雄志那覇市長や稲嶺進名護市長ら保革を問わず複数の市町村長も参加した。日米両政府に忠告するが、県民の怒りを一過性の行動であると読み違えてはならない。
今回のゲート封鎖は、県民の敵意に囲まれた米軍基地の安定的運用などあり得ないという現実をあらわにした。日本政府は県民、国民の下支えのない日米関係や日米安保体制は、砂上の楼閣でしかないと自覚すべきだ。
野田佳彦首相や森本敏防衛相は沖縄の民意を過小評価し、甘く見ている節があるが、日米両政府が強行配備を断念しない限り、後戻りすることのない県民の怒りは間違いなく今後も増幅し続ける。
このままでは、仲井真弘多知事がいみじくも指摘したように「全基地即時閉鎖」の行動に拡大すると、あらためて警告しておきたい。
配備阻止行動は住民蜂起の様相を呈しつつあるが、国内外の世論に訴え、共感を得る上でも、あくまでも非暴力の抵抗を貫く必要がある。そのためにも、党派を超えた県民大会の実行委員会が中心となり、配備阻止に向け、冷静沈着で粘り強い取り組みを継続したい。
もとより県民の意思表明は、ゲート前での抗議集会など直接行動だけではない。オバマ大統領や野田首相に、手紙や電子メールで直接、配備断念を働き掛けることも有効だろう。作家の佐藤優氏が提唱する県民投票や国連への訴えも検討の価値がある。
訪米を予定する仲井真知事や県民大会の共同代表らが、まずは東京の外国特派員向けに記者会見を開くのも手だろう。
沖縄が置かれた非人道的な差別的状況に終止符を打つためにも、県民一人一人が主体的に考え、あらゆる非暴力的な手段を駆使して、配備阻止を実現したい。
(転載ここまで)
●国会議員への投書のための「議員名簿」→
http://www.eda-jp.com/link/link1.html●マスメディアへの投書のための「News for the people in Japan」マスメディア問い合わせ用リンク集→
http://www.news-pj.net/link/media.html●他の社会系ブログに行くにはうちの「私的リンク集 (適宜更新)」経由で→
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-136.html
- 関連記事
-
スポンサーサイト
本当は日本でもできた・「できる」ことなのですが…
日本国、否、自民国JAP津木野宇佐儀#入管法改悪反対アクション に取り組む人々の姿が、辛うじて日本国の人権意識の消滅を防いでいる。No title 週刊新潮や産経新聞の記事は、これらのメディアが人権など一顧だにしない事、ひたすら保守政権の後押しをする集団であることを如実に示しています。予想通りの行動を採るクテシフォン国会議員の居眠りについての自民党・河野太郎の言い訳(メモ)自分達の事ばっかり何から何までろくでもない野郎ですね。
主張する事は、常に自分達特権階級の擁護ばっかり。
庶民が、病院でマイナカードの不具合で受診できまいがお構い無しで、不具合隠K.Mina相模原市の障がい者虐殺事件の容疑者が釈放されてニュースキャスター長谷川豊の名でネットメディアで「透析患者を殺してもよい」と言っているのかと思った。精神障害者である自分を肯定する人もいる。 昔は精神分裂病と言われた統合失調症は100人に1人がかかるごく一般的な疾患なのだそうです。日本の人口が1億2000万人であれば120万人が罹患していることになります。発祥Takeshi自国維公が国民の医療アクセスの命綱を切る作業を本格化させた2023年6月2日。民主主義者にとって自国維公に殴られ始める屈辱の日。 #保険証廃止法案の成立に抗議しますNo title>ブログ主様
>まだまだ闘わなければ日本の民主化は成し遂げられません。あきらめた時が負けです。
>決して腐ることなく、戦い抜きましょうと、多くの人に呼びかけ津木野宇佐儀自国維公が国民の医療アクセスの命綱を切る作業を本格化させた2023年6月2日。民主主義者にとって自国維公に殴られ始める屈辱の日。 #保険証廃止法案の成立に抗議します私はマイナンバーカードを持ちません。 私もマイナンバーカード取得強制に反対でコメントを2日前から投稿したのですが,F2ブログからはねられていました。よくあることですが。
私のもとには過去に市役所Takeshi問題なく使われている現行健康保険証廃止は自国維公(地獄行こう)から日本国民への暴力的攻撃。抗議と反対を続ける。 #保険証廃止法案の採決に抗議します まだまだ使えて誰も不便に思ってない道路をわざわざぶっ壊して新しい道路を作るようなことは東日本大震災の被災地ではよく見る光景です。復興という錦の御旗があれば無駄左の人問題なく使われている現行健康保険証廃止は自国維公(地獄行こう)から日本国民への暴力的攻撃。抗議と反対を続ける。 #保険証廃止法案の採決に抗議します朝日の劣化ここ数日で「朝日は滅びろ」というのが強くなりました。
成果が疑わしいG7の報道でも「何を食った」とどうでもいいことをやっていて「核軍縮」の退行を流しもしない。
最アンドリュー・バルトフェルド首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。 (2)くだらん擁護が悪目立ち青瓦台で同じことがあれば、トチ狂ったように連日報道業者が喚き散らします、絶対に。
「他人の振り見て我がふり直せをやったら死んじゃう病患者」が余りも多すぎる証左にアンドリュー・バルトフェルド入管法改悪は自民党政府による外国人へのさらなる虐待のようなものです。 #入管法改悪反対No title 立法事実(その法律が必要とされる社会的事実)が存在しない法律は、それだけで憲法違反となるというレベルのものです。内容面でも問題だらけの法律案ですが、それを無理やクテシフォン石垣島への陸上自衛隊配備について住民投票を求める規定数以上の署名を集めたのに住民投票実施を行政からも司法からも却下された異常事態芸人・加藤浩次の差別発言 5月27日,TBS系の「人生最高レストラン」で,糸満市にある沖縄そば店を紹介した際に,店の様子を紹介する映像が流れ,「11時30分~15時だけの営業」というテロップが表示Takeshi岸田文雄首相の息子で政務担当首相秘書官、岸田翔太郎が辞任へ。こんな幼稚で思慮浅い息子にしか育たなかった岸田文雄首相自身も父親失格だし政治家の器でもないとバレた。息子の更迭を断固拒否したのは首相夫人 岸田翔太郎の首相秘書官更迭を首相が実行しようとしていたところ,裕子夫人が断固反対したのだそうです。それでも翔太郎が,心が折れてもう辞めると言ってきかないので更Takeshi強制ではなく任意のはずのマイナンバーカードについての世論調査に強い異議あり。 #保険証廃止は白紙に戻せ #マスメディアへの不満 #マスメディアへの不信 設問による誘導と言えば、先日の時事通信と毎日新聞がアレでした。
「野党第一党は立憲と維新でどちらがいいか?」という設問ですが、それを自民党や公明党の支持者に左の人死刑FAQ (適宜更新)死刑再開を議論しなかったノルウェーについて思うこと 村野瀬玲奈さん,情報提供ありがとうございました。
私が長野県中野市で起きた,立て籠もり・刺殺銃殺事件で連想したのはひとつはキム・ヒロ事件でした。朝鮮人を差別Takeshi#奪マスク #脱マスク を他人に強制しようとするな。徹底的に抵抗する。No title「脱マスク」(日本は着けるも外すも任意!なのに!)のせいなのか、インフルエンザ、はしか等が流行ってますね津木野宇佐儀石垣島への陸上自衛隊配備について住民投票を求める規定数以上の署名を集めたのに住民投票実施を行政からも司法からも却下された異常事態No title沖縄だけでなく日本もアメリカの支配下っていうことが多くの「日本人」にはわかっていないのだろうな…
2年ほど前、私の住む街の上空を、オスプレイが2度(3度も?)飛津木野宇佐儀死刑FAQ (適宜更新)Re: ノルウェー政府庁舎爆発及びウトヤ島での銃乱射事件Takeshiさん、いつもコメントありがとうございます。当時のことを思い出すために、ここに私の当時のメモを記録します。
テロの犠牲になった悲しみのノルウェーの民主社会村野瀬 玲奈首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。岸田翔太郎が首相秘書官を辞職 岸田翔太郎が2023年6月1日付けで辞職するとのこと。6月1日付けというのは,ボーナスを全額もらうためでしょうか。岸田首相自分自身は責任をとらないのでしょうか。馬鹿息Takeshi死刑FAQ (適宜更新)戦争と死刑の間にあるもの 人は人を殺してはいけない。
個人が故意をもって他の個人を殺害すれば違法であり,死刑に処せられるというのが過去から現在に至るまでの世界的なルールです。現在は死Takeshi首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。岸田翔太郎はどこまでウダイに近づくのか。 独裁者の馬鹿息子としてウダイ・サッダーム・フセイン(1964.6.18~2003.7.22)が有名です。サッダームの長男として生まれてから、両親に甘やかされて育てられたと言われTakeshi死刑FAQ (適宜更新)ノルウェー政府庁舎爆発及びウトヤ島での銃乱射事件2011年7月22日,アンネシュ・ブレイビクは,、オスロ中心地にある政府庁舎を爆破し8人の命を奪った後,ウトヤ島で労働党の青年部の関係者69人を銃で殺害しました。単独犯行Takeshi立法根拠が無い #入管法改悪反対 。No title事実上難民を受け入れないのは条約違反=憲法98条違反なんですが
岸田はこの愚行で何を守ろうとしてるんですかね…津木野宇佐儀(「月乃兎」改め)石垣島への陸上自衛隊配備について住民投票を求める規定数以上の署名を集めたのに住民投票実施を行政からも司法からも却下された異常事態沖縄は今も本土の捨て石にされている。 沖縄は大東亜戦争で日本本土の捨て石にされ,莫大な民間人犠牲者を出しました。戦後も裕仁天皇の越権行為により,米軍基地が半永久的に配備されました。選挙で民意を示しTakeshi政権政党に有利に作られている、選挙の高額供託金という参入障壁制度No title 日本において高すぎる供託金が立候補の妨げとなり、結果として新しい候補や政治勢力の台頭を阻んでいます。先進民主主義国家と言われる国の中では非常識に高い供託金は、クテシフォン少女時代(소녀시대、Girl's Generation) 「다시 만난 세계」 (Into The New World、また巡り逢えた世界) (不定期連載、「気まぐれK-POPプレイリスト」)これらの曲もいいと思います。 ポーランド・ロックのシンガーソングライターであるKaśka Sochacka(カシカ・ソハッカ)のCiche Dni(静かな日々)とSpaleni Słońcem(太陽に灼かれて)
もいい曲だと思いますTakeshi政権政党に有利に作られている、選挙の高額供託金という参入障壁制度 選挙供託金制度は1920年代に普通選挙が導入された際、無産政党の参入を阻止するために制定されました。
これとセットになっているのが無産政党の活動を制限する治安維左の人日本に人道主義を導入して定着させよう。自民党政府の非人道性を見過ごせない。 #入管法改悪反対人権を嫌悪する者が付和雷同し、嫌がらせの言節を放っているのに食傷。 こんばんは。私も村野瀬さんも十数年にわたってSNSの言論の場に身を置いていますが、特に近年、「物事を丁寧に書き示す」より「対象物を手っ取り早くぶん殴れる」言節が伊東 勉広島サミットについての批判的メモサミットとは?そもそもサミットとは?
欧米列強&欧米列強の悪い部分ばかりマネしてそのおこぼれにあずかろうとしている日本が、これまで作り上げた国際秩序と自らの覇権を確保するため閉口首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。前近代的な日本の姿自民党は前近代的な世襲政治家が多い政党です。
岸田文雄も世襲政治家です。
首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。
まるで封建時代の絶対王政の国そのものです。
こういった政治家閉口日本に人道主義を導入して定着させよう。自民党政府の非人道性を見過ごせない。 #入管法改悪反対入管法改悪法案の廃案と帰国できない事情のある仮放免者に在留資格を付与することを求めます!入管法で改正が必要なのは、今の杜撰すぎる難民認定審査のあり方です。
日本は難民として認定すべき人を難民として認定していません。
それを改正するどころか改悪して難民閉口