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国政調査権と政権担当能力

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水葉さんの「Tomorrow is another happy」の2007年8月8日の記事、「小沢氏9条を強調」のコメント欄
http://aqualeafree.blog70.fc2.com/blog-entry-752.html#comments
で、アメリカが要求するテロ対策特別措置法延長について、シーファー駐日米大使との会談で「われわれの考え方の基盤は憲法だ。9条の解釈から、自衛権行使は日本が攻撃を受けたり、急迫不正の侵害を受けたりした場合に限る。アフガニスタンでの戦争は米国の(自衛)戦争だとブッシュ大統領は言われた。日本の直接の平和・安全と関係ない所へ部隊を派遣することはできない」と小沢一郎民主党代表が述べて反対を明言したことについて、私が

『アメリカに対する小沢氏の原則尊重のこの毅然とした態度こそが「政権担当能力」という感じがします。』

とコメントしたらウケたのですが、実際、選挙での大敗にもかかわらず安倍首相が居座る自公政権と、小沢代表の堂々としたこの態度を比べたら、政権担当能力は自公政権によりも、野党にこそ感じます。

(それに、この8月8日のシーファー・小沢会談、約45分の会談すべてが報道陣に公開されていたというのもポイント高いですね。)

自公政権がめざしてきた政策の不完全さ、不十分さ、誤り、でたらめを十分に修正してこその野党です。

そういう意味で、民主党は他の野党とよく協力して参議院で民主主義を具体化し発展させるための役割をよく果たしてもらいたいと思います。憲法の要請する民主主義に沿った政治が行われることを望む護憲派は小沢民主党を全面的に信頼できないかもしれないけど、小沢氏がシーファー駐日米大使にこう言う以上、その方針を貫くよう有権者・納税者としての要請を続けることはできるでしょう。

さて、そこで、とらちゃんの「晴天とら日和」をみると、8月10日の記事に参議院の委員会の現時点での委員長がのっているわけですが。(参議院のサイトからとられたものですけど、とらちゃんの精力的な情報収集・整理の努力に敬意を表して、参議院のサイトでなくとらちゃんのサイトをリンク。)とりあえず転載。

http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51027533.html

参議院役員一覧 平成19年 8月 9日現在

議長・・・・・・・江田  五月 各派に属しない議員
副議長・・・・・・山東  昭子 (ただいま準備中です。)自由民主党

<常任委員長>
内閣委員長・・・・藤原  正司 (ただいま準備中です。)民主党
総務委員長・・・・山内  俊夫 自由民主党・無所属の会
法務委員長・・・・山下  栄一 公明党
外交防衛委員長・・小川  敏夫 民主党・新緑風会
財政金融委員長・・家西   悟 民主党・新緑風会
文教科学委員長・・市川  一朗 自由民主党・無所属の会
厚生労働委員長・・鶴保  庸介 自由民主党・無所属の会
農林水産委員長・・加治屋 義人 (ただいま準備中です。)自由民主党
経済産業委員長・・伊達  忠一 (ただいま準備中です。)自由民主党
国土交通委員長・・大江  康弘 (ただいま準備中です。)民主党
環境委員長・・・・大石  正光 民主党・新緑風会
国家基本政策委員長・・前田  武志 民主党・新緑風会
予算委員長・・・・尾辻  秀久 (ただいま準備中です。)自由民主党
決算委員長・・・・泉   信也 自由民主党・無所属の会
行政監視委員長・・郡司   彰 民主党・新緑風会
議院運営委員長・・西岡  武夫 (ただいま準備中です。)民主党
懲罰委員長・・・・簗瀬   進 <正字> 民主党・新緑風会

<特別委員長>
災害対策特別委員長・・荒木  清寛 公明党
政治倫理審査会会長
事務総長・・・・・・・川村  良典


民主党のとっている委員長ポスト、ちょっと物足りなく思えるのですけど、秋からの国会では、民主党はもっと戦略的に委員長ポストを要求していいのではないかなと。

共謀罪が心配な法務委員会、
アメリカ牛の輸入政策が心配な農林水産委員会、
およそ教育的とはいえない教育行政が安倍政権のもとで強行された文教科学委員会、
ホワイトカラー・エグゼンプションが心配な厚生労働委員会、
そして予算委員会

あたりは民主党に委員長をとってほしいです。なんだったら社民党や共産党でもいいですが。笑

民主党の執行部に、参議院での戦略について、私たち有権者からどんどん意見を電話、ファクス、メールで言っていきましょう。それが民主党に対する監視になるはずです。

今回野党が手にした国政調査権も、他の少数野党と緊密な協力の下で存分に使ってほしいと思います。それも民主党に要望し続けましょう。また、民主党と協力する立場にある各野党にも、具体的課題をあげながら上手に使うよう要望し続けましょう。

ちなみに、国政調査権とは、Wikipediaによると、次のような内容です。覚えておきましょう。



国政調査権(こくせいちょうさけん)は、国政に関して調査を行う議院に与えられた権能。日本国憲法第62条に「両議院は、各々国政に関する調査を行い、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる」という明文の規定がある。

これは各議院(衆議院と参議院)が別個に独立して行使する権利である。委員会中心主義により、各議院の委員会を通じて行使される。

国政調査権の性質に関する解釈では大きく二つの説に分かれ、国会の持つ立法権や行政の監視権などを補完するための補助的権能であるとする説(補助的権能説)と、国会が国権の最高機関であることを理由に補助的ではなく、それだけで別個・独立の権利とする説(独立権能説)がある。ここでいう「国政」の範囲は広く、立法・行政・司法を含むが、一般に司法権の独立や純粋な個人のプライバシーを侵害することはできないとされる。

国政調査権行使の手段は様々だが、特に有名なのは証人喚問である。

法令上の具体化規定
国政調査権は、憲法上に定められた議院の権能であるが、実際に当該調査権を行使するためには、手続的規定が必要であり、いくつかの立法的手当てがなされている。

議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律(議院証言法)
いわゆる国会において行われる証人喚問について規定するもの
国会法に基づく官公署等に対する報告・記録請求
国会法104条に基づき、各議院・委員会は、内閣、官公署その他に対し、必要な報告・記録の提出を求めることができる。
参考人招致
衆議院規則・参議院規則に基づき認められるもの



自民党政権が隠したりごまかしたりしてきたことをこの国政調査権を使って白日の下にさらすよう有権者・納税者として求め続けましょう。民主党だけでなく、すべての野党に参加してもらわなければなりません。今回の野党勝利によって、国民主権という感じになってきましたね。(^^)

参議院野党からの法案提出も重要ですね。さっそく年金流用禁止法案と郵政民営化延期法案が出されましたが、民主主義の原理からして疑問のある政策をこの手段で阻止してほしいと思います。

そもそも今まで年金の流用が野放しだったというのは驚きです。組合がどうとかいう問題よりも、年金の流用が政策の中に組み込まれていたことの方が大きな問題でしょう。年金問題の進展を注意深く見守りましょう。


民主党への意見を届けたい方はこちらを参考にしてください。参議院選の結果を受けた名簿更新は作業中ですが(というか、各委員会などの構成が参議院でまだですが...)、まだ十分使えると思います。

民主党 幹部名簿 (2007年2月19日更新)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-7.html









2件のコメント

[C927] ごぶさたしtれます、レーニャ地価。

おお、民主党 が
>国土交通委員長・・大江  康弘 さん、
どんな人かは全く知りませんけど。
>(ただいま準備中
ですか。
大いに政府与党と対決して欲しいですね。尻切れトンボになった「耐震サイト」のこともあるし、
参考
検証・耐震偽装 悪いのは誰か?何か?(8)馬淵ブログ炎上のワケ 2007/03/15 江口征男さん。
http://www.news.janjan.jp/living/0703/0703141654/1.php

現在、混乱極める建築確認行政、近いうちに与党側へも建設業界から「何とかしてクレ〜」って、大合唱されるだろうし・・。
それともミニバブルに酔ってて、足元が疎かなままかな?
お金のある人たちは・・。

[C932] 政党政治の欠陥

今回の参院での野党の勝利で、ようやく国政調査権を行使できる状況が生まれました。喜ばしいことですが、少し考えて見るとこれはおかしい。国政調査権は、今回のような"ネジレ現象”が起こる特殊な政治状況下でのみ行使されることを予定されているものではなくて、常に国会が行政を監視するために国会での政治状況にかかわらず機能していなければならないものであるはずだからです。
このことは参議院の存在意義にも関わってきます。というのも、衆議院に対して参議院は常に野党的な姿勢でいることが求められているわけで、これも特殊な状況下でのみ参議院の野党性が実現されるということ自体がそもそもおかしい。
民主党は、今回の勝利で手にした国政調査権を常に機能させることが出来る状態にしなければなりません。具体的には国政調査権が発動される要件を緩和するよう国会法を改正すべきでしょう。

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村野瀬 玲奈

Author:村野瀬 玲奈
日本の民主主義化運動のため、国会議員、行政機関、マスメディアに主権者、納税者、生活者の声を届けるお手伝いをするサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書。護憲派アマゾネス軍団労働組合所属(笑)。派遣秘書としてこちらにもときどき勤務(笑)。
この秘書課広報室備え付けの国会議員の政党別・委員会別・都道府県別などの名簿の一覧と使い方はこちら。たとえば、非正規労働を正規化せよと民主党幹部に要望の投書をするなど、ご活用ください。名簿の最終更新日は2008年1月23日。
現在、こちらの通り、コメントは「管理人承認制」、トラックバックは「承認なしでの表示、事後の承認または削除」としています。

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憲法は、国から国民への命令書でも「日本の伝統」の定義文書でもありません。

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「壊れる前に...」のうにさんのアイデアをもとに「Gazing at the Celestial Blue」の碧猫さんが作製。一方、国民主権や基本的人権を制約することをめざす自民党新憲法草案全文(2005年10月28日発表)はこちら。(1946年現憲法との比較付き。) 自民党新憲法草案(2005年10月28日発表)と現憲法(1946年憲法)とを読み比べするシリーズ記事はこちら。 ジャッカルさんによる自民党新憲法草案全文(2005年10月28日発表)徹底検証はこちら。 護憲派アマゾネス軍団で遊びたい方は、まずこちらの案内をお読みの上、こちらこちらでお待ちしています。

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Like a rolling bean-Tsukiji_SOS_logo4_small
(↑Please read this link, so that the world-famous Tsukiji fish market should not be relocated to an old gas works site at Toyosu, highly polluted with multiple contaminants.)

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children_of_gaza_by_shady111

(from deviantART "Gaza")

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1981年9月17日、フランス国民議会、死刑廃止法案の審議における、法務大臣ロベール・バダンテール Robert Badinter の演説から引用)
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