村野瀬玲奈の秘書課広報室
社員一人のサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書課勤務の村野瀬です。消費税収入は社会保障に使われずに法人税減税に回っただけって知ってました?まるで国民から大企業への利益の直接補てんですね。有権者と政治の距離を縮めるため、国会議員名簿の活用を!
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先日、下に示す私のエントリーで、元自衛官の「猫に小判」さんの勇気あるブログを紹介させていただきました。
■「某国」の「軍事組織」の実情を伝えるブログ
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-322.html
今日は別の材料でそこに補足します。
私がブログを持っていなかったころ、当時よくコメントを書いていた人様のブログで、「立川自衛隊宿舎反戦ビラ入れ裁判」についてコメント欄でいろいろな意見が出たときに、こんな文章を書いて記事として使ってもらったことがありました。私としては、この事件についてかなり下調べをして資料を集めて時間をかけて書いた記事でもあり、今でも十分に参考にしていただけると思いますので、この機会にこちらにも転載しておきます。
「立川自衛隊宿舎反戦ビラ入れ裁判」のあらましについての概要はWikipediaにも載っています。
「お玉おばさんでもわかる政治のお話」に載せてもらった私(村野瀬玲奈)の記事
2006年5月8日
言論・表現の自由
http://otama.livedoor.biz/archives/50480873.html
2006年3月18日の「立憲主義を支えるために声を上げ続ける」のエントリーのコメント欄の最後で、この件勉強する、と私宣言してました。地裁・高裁の判決文はもちろん、いろいろな意見もインターネットなどから集めて作ったA4版約440ページの資料を読んで、検討し、考え、やっと「勉強した」と言えるところまできつつあります。時間はかかりましたが(^^;
ここでは要点だけ書きます。ここで省いた論点について意見がある方には、「それは、それらの論点を私がわざと無視したからではなく、重要度が相対的に低いからです」とあらかじめ申し上げておきます。私が作った資料には、インターネット上で見つけることのできるような論点はほとんど全部入れたつもりです。それらはいつでも提示することができます。
1. 民主主義社会(国家)における言論・表現の自由
真の民主主義国では一般に、(ビラ配りを含めた)表現の自由はきわめて重要な価値を持つことが認められている。
なぜなら、国民一人一人が参政権の行使などを通じて民主政のプロセスにかかわるための自分の政治的意思を形作るためには、一人一人が自由にさまざまな意見に接し、考え、取捨選択する必要があるから。また、民主国家では、国民は自らの政治的主張を実現させるために互いにはたらきかけあうことによって合意を形成してゆくことが欠かせない。このような合意形成のためには国民が互いに接触をすることも必要で、そのための経路はできるだけ多く確保されていなくてはならない。それぞれの意見を持って互いに自由にはたらきかけあうことを否定するのであれば、民主主義は成り立たない。
したがって、表現の自由、特に政治的表現の自由に対する規制は、経済的自由にたいする規制よりも慎重に、厳格な要件のもとでのみ許される。
その一方、業者の宣伝広告などの「営利的表現の自由」は、民主政との関わりがとぼしく、政治的表現の自由とくらべて相対的に価値が低い。だから、ピザのビラ配りなどを取り締まらないのに、政治的思想・信条を表明するビラの配布を取り締まるのは、真に民主主義の社会においては本末転倒。
2. 事実認定(特に、地裁判決に基づいて)
「立川自衛隊監視テント村」のメンバーのビラ入れの様子は平穏であった。ほぼ放置されている商業ビラが入れられている宿舎共同スペースにはいって、ビラの受け手である自衛隊員に「一緒に考えましょう」などと呼びかけるビラをドアポストに投函しただけ。ビラに書かれた意見を暴力的・脅迫的に強制するものでもなく、面会や応答も求めていない。ビラ入れそのものも、少人数で宿舎の敷地に入って投函して帰ってくるだけで、頻度から見ても平穏そのもの。ビラにも連絡先が明記されていた。このように、地裁の無罪判決での事実認定を見ても、この団体の性格もビラ入れ活動も特に過激とはいえず、高裁での逆転有罪判決でもこの事実認定に異議が唱えられているわけではない。
(「監視テント村」という名前だからといって、被告たちが個々の自衛隊員やその家族の生活を監視しているわけではない。地裁判決の中の、この団体の活動開始のいきさつについての事実認定を参照。)
したがって、居住者のプライバシーを侵害した程度も法益の侵害も相当に低い。
ビラの内容については、当時マスコミや世論にあった自衛隊イラク派遣反対の意見と大きな違いはなく、ひとつの政治的意見である。社会の破壊やテロリズムをめざす反社会思想ではない。使われた用語も、政府による自衛隊イラク派遣を批判する文脈で用いられていて、個々の自衛隊員、その家族、自衛隊そのものへのひぼう中傷ではない。
これらを地裁判決では具体的に検証しているが、高裁判決では抽象論のみで詳しい検証を欠いている。
3. そのほかの論点もかなりいろいろ検討したけど、被告を有罪にすることに賛成する意見には、事実認定、事実評価、論理などが「なんだかなー」というか、無茶なものが多かった…。それらへの詳しい反論も書いたけど、今は省略。
簡単にいうと、ビラ入れの被告を有罪にすることに説得力をもたせたい人は、たとえば以下のことに説得的な論理を示すことができていない、ということ。
-住居侵入罪が適用されて「法律的に有罪」と判断されるための基準。
-ビラ入れの被告を有罪にすることに賛成の論者は「迷惑」と「言論の自由」を比較して「言論の自由はあるにしても迷惑をかける自由はない」と論じているのだから、「迷惑」の法律的定義を示す必要あり。
-「迷惑」が法律的に刑事罰と判断されるための基準。
-言論が居住者へ届けられることを宿舎管理者が妨げること、つまり、民主主義の前提である意見の自由な流通を妨げようとする思想のもとで、どのようにして民主主義が可能なのか。
-他人のブログが自分とは反対の意見を主張している場合、そのブログの管理者が反対意見が書き込まれることを迷惑と感じるときに、そのブログに反対意見を書き込むことが正当化される理由。(ある意見に反論したいのなら、これは大切なポイント。)
4. 私の結論としては、被告は無罪であり、そもそも不起訴であってもおかしくなかった、ということです。
いかがでしょう、お玉さん、みなさん。約束を守れてほっとしています♪
「有罪派」、「無罪派」を問わず、こういうことを私が思いつくきっかけを作ってくださった皆さんと私が参考にしたすべての資料に感謝しています。
なぜこれにもう一度触れようと思ったかというと、自衛隊、防衛省、政府、与党、検察、警察など、国家権力側が市民運動を抑えようという目的のもとに、市民運動に関する情報収集を行い、民主社会における平穏な意見表明さえ取り締まろうという動きと、元自衛官の「猫に小判」さんが指摘している自衛隊の諜報活動とがまさにつながっているとみられるからです。
立川の三人の市民運動家はたまたま取り締まられたのではなく、自衛隊の諜報活動の一環として強引に取り締まられたように見えます。そのことは、この裁判の過程で、宿舎の一般住人からではなくて自衛隊幹部(宿舎の管理人)からこの三人への取り締りが仕掛けられたことも明らかになっていることとつながっています。
民主主義はこのように、国家権力側の内部協力のもとに、あいまいな基準による決然とした動きで少しずつ骨抜きにされている、と思わずにはいられません。少なくとも、そう警戒している必要はあります。
そして、このことは、「有害コンテンツの排除」を錦の御旗に掲げて総務省がねらっているらしいインターネット規制と軌を一にしているように思えます。
そして、これは、自民党が改憲の企みによってねらっている、国民の自由をできるだけ制約しようとする基本的人権の骨抜きとも一致する動きです。
自民党の改憲草案にある「公共の秩序」を錦の御旗に、国民からの政策批判の意見表明や情報発信を一方的・恣意的に「有害」とみなして禁止・処罰しないと誰に断言できるでしょうか。
最初はさすがにそこまでは踏み込まないかもしれない。しかし、インターネットでの意見表明や情報発信を政府が一方的・恣意的に「有害」とみなす政治的・行政的回路ができたら、それは必ず拡大するでしょう。
「そんな心配は大げさだ」と言う人はいるだろうけど、民主主義のもとでは当然に保証されるべき国民からの政策批判の意見表明や情報発信を政府が一方的・恣意的に「有害」とみなして禁止・処罰しないとその人が保証してくれるわけではないのです。
上に引用した私の古い文章「言論・表現の自由」の「迷惑」という語を「有害」に替えて読み直してみてください。一般国民の意見表明が「迷惑」、「有害」とみなされる可能性を残す制度の創設には最大限に慎重でなければなりません。
もう一度、パブコメを送ることを呼びかけます。こちらを参考に。
●情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
最後のお願い〜ネットの自由を守ることは民主主義を守ること〜ブログやHP規制反対のパブコメを!その9
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/fccad721dcd5c693e5e6c1feedd84c31
そのほかの参考記事はこちらから。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-330.html
パブコメの締め切りは2007年7月20日(金)午後5時必着です。m(__)m
では、選挙に向けて、合言葉を。
政権交代を止めるな。
政権交代は、あらゆる改革につながる本丸。
命落とすな、自公を落とせ。
安倍のカメラ目線が気持ち悪いかどうかを国民に問う選挙です! (c)水葉さん@護憲アマゾネス軍団美人リーダー
6件のコメント
[C754]
猫に小判さんは、ブログがまだ開いていたとき、「閉鎖されたら圧力がかかったと想像してほしい」とブログのどこかにお書きでした...。
- 2007-07-20
- 編集
[C756] 緊急・小池隷下の日本軍、沖縄に総攻撃中
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/789.html
元琉球新報記者・同埼玉新聞記者で草の根メディア9条の会メンバーの近田洋一さん
からのメールです。
転送転載の許可済みですので、どうぞ広めてください。
【以下転送・重複ご容赦】
緊急・日本軍、沖縄に総攻撃中
親しいみなさまへ
参院戦の最中です。新潟で大きな地震がありました。いずれも重要なニュースで強い
関心を持ち、心を痛めています。地方紙も大手メディアの地域面はこの時期「夏の甲
子園・地区予選」の記事で埋め尽くされています。
結構です。
だがこれでいいのでしょうか。沖縄・辺野古では連日防衛省が出動し、基地建設を強
行しています。あろうことか、この先の東村高江では新たなヘリパット建設に強行着
手。現地で必死に抵抗しています。メディアでは伝わってきません。
僕のもとには朝、夕、そしてこの時間、さらには明け方まで、刻々とその日の動きが
入ってきます。
すべてお伝えすることはできません。
せめて、次の認識を持って頂きたいと思います。
?沖縄はかつて本土防衛の「捨て石」だった。いまもそうです。
?戦後27年米軍支配中も捨て石であった。今もそうです。
■状況は変わったか?。最悪です。総攻撃に日本軍が加わっっているのです。
就任した小池防衛大臣は辺野古ヘリ基地建設でこれまでの長官が曖昧にしていたこと
をずばり言ってのけました。「現地・沖縄県との位置をめぐる調整問題は理解しても
らうよう努める。だが日米合意の履行が最優先だ」。
今、沖縄の辺野古・東村高江で起きている重大な事態は、この意志の貫徹です。
沖縄は、今、日米両軍から大がかりな総攻撃を受けているのです。報道も、選挙と震
災報道(高校野球)に埋もれ、消されています。くたくたに疲れ切り、なお諦めない
現地・仲間の声を聞いてください。
BCCでご容赦を。可能な限り転送してください。
近田洋一 ジャーナリスト(元琉球新報記者・同埼玉新聞記者)
【転送おわり】
掲載責任★遊牧民★
携帯090-8192-3790
平和と公正の選択を求めるネットワーク(略称:へいこうせん)
http://heikosenweb.oboroduki.com/
- 2007-07-20
- 編集
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17件のトラックバック
[T6855] こんな御用判決なら九官鳥で全て事足りる
- 2007-12-18
- 発信元 : アフガン・イラク・北朝鮮と日本
[T3797] 始まったよー。ブログへの本格攻撃。
- 2007-07-23
- 発信元 : Saudadeな日々
[T3718] 痴漢冤罪事件が増加した原因は男女共同企画にある
- 2007-07-21
- 発信元 : 平和 憲法 裏社会
[T3714] 書けない事が増えて行く、読めないものも増えて行く
- 2007-07-21
- 発信元 : エクストラレポート・ルーム
[T3712] 政府に逆らう者は痴漢で逮捕 ファシズム化する日本
- 2007-07-20
- 発信元 : 平和 憲法 裏社会
[T3710] ブログが死ぬ日・・・「政府によるブログ撲滅作戦」
- 2007-07-20
- 発信元 : わんばらんす
[T3700] 隠蔽を許さない――みなが情報を得る大切さ
- 2007-07-20
- 発信元 : とむ丸の夢
[T3699] 7月20日 第二部 海外編
- 2007-07-20
- 発信元 : 護憲+グループ・ごまめのブログ
[T3698] 金曜日 日本のいろいろ
- 2007-07-20
- 発信元 : 護憲+グループ・ごまめのブログ
[T3697] 不正のない選挙を期待する
- 2007-07-20
- 発信元 : そもそも どーなの?
[T3696] 検閲はじまる!? パブコメ締切本日17時
- 2007-07-20
- 発信元 : 多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
[T3695] 目の前で一つのブログが消された!
- 2007-07-20
- 発信元 : 津久井進の弁護士ノート
[T3690] 米国ではどのように日本の地震を伝えているか。緊急情報あり。
- 2007-07-20
- 発信元 : 米国からの便り
[T3689] 良識のない閣僚&器の小さい首相はいらない。+宮本氏訃報コメントでの中曽根・安倍の差
- 2007-07-20
- 発信元 : 日本がアブナイ!
[T3688] 参院選挙戦も終盤、獲得議席はどうなる?
- 2007-07-20
- 発信元 : 平和のために小さな声を集めよう
[T3684] OHT事件の背後にある深い闇
- 2007-07-20
- 発信元 : 『海舌』 the Sea Tongue by Kaisetsu
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