村野瀬玲奈の秘書課広報室
社員一人のサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書課勤務の村野瀬です。消費税収入は社会保障に使われずに法人税減税に回っただけって知ってました?まるで国民から大企業への利益の直接補てんですね。有権者と政治の距離を縮めるため、国会議員名簿の活用を!
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先日のエントリー、「軍備増強での安全確保を唱える人は、どこまで増強したら完璧なのか、誰一人として具体的に私たちを安心させてくれない」では、
*どんなに軍備をふやしてもリスクをゼロにすることはできない。しかし、双方の軍備が多いときよりも、双方の軍備が少ないときのほうがはるかに安全である。
*軍備を増やすことで安全を確保しようと主張する人は、どこまで軍備を増やしたら安心できるのか、誰一人として具体的な話をしてくれない。したがって、軍備をどんなに増やしても誰も決して安心できないままだし、安全も確保されない。
*軍備を増やして安心できないなら、双方軍備を減らす努力をすることによってしか、軍事的リスクは減らすことができない。
という三つの「公理」を私から提示し、「軍備増強での安全確保を唱える人は、どこまで増強したら完璧なのか、誰一人として具体的に私たちを安心させてくれない、これが、軍備増強で安全保障をめざすことに私が賛成できない理由です。」と書きました。
これに多くのコメントをいただきました。
私のブログ運営上の都合で、コメンテーターどうしで意見のやりとりが始まってしまい私自身が時間的に対処できなくなるようなことを避けるため、しばらくこのエントリーに対するコメントの公開は凍結しておりました。
私の都合が少し落ち着きましたので、そこでいただいたコメントを一通り、投稿順に公開させていただきます。私とベクトルが同じ方向のものと、私とベクトルが違う方向のものとが半々、という感じでしょうか。
私からのお返事も太字で合い間に書きます。
(コメント引用開始)
KY 2007/06/25(月) 14:23
件名 : 疑問
*双方の軍備が多いときよりも、双方の軍備が少ないときのほうがはるかに安全である。
『双方の軍備が少ないほうがはるかに安全』なのは何か根拠があるのでしょうか? 東西冷戦時代は今よりもはるかに軍備偏重の時代でしたが戦争はより少なかったし、テロも限定的だったように思いますが?
現在の世界の悲劇の多くはアメリカを掣肘するだけの軍事力を誰も持っていないことに起因しているのではないでしょうか?
*軍備をどんなに増やしても誰も決して安心できないままだし、安全も確保されない。
相手との軍事バランスが均衡しなければ、それはその通りでしょう。そのための手段として外交交渉による相互の軍縮は有効でしょうが、一方的な軍縮は軍事バランスを崩壊させ、悲劇的な結末を招くことでしょう。
日本には強圧的な政府が、少なくとも今はなく、一方的かつ圧倒的な軍拡ができないことは周辺国に見透かされています。この状態で交渉をすれば、相手は現状維持か軍拡、こちらは現状維持ないし軍縮のカードしかないわけで、単に自分のクビを締めに行くようなものではないですか。
*軍備を増やして安心できないなら、双方軍備を減らす努力をすることによってしか、軍事的リスクは減らすことができない。
多国間協力による緊張緩和が現実の暴力を止め得た例を不幸にして私は知りません。
たとえばルワンダの虐殺が止んだのは対抗勢力が民兵を追い払ったからであって、国連の声明のせいではありません。
軍隊という暴力に担保されていない言説が国際社会で力を持ちうるのは、戦争に倦み疲れた欧州の、それも一部の知識階級だけの理想論にすぎないのではないのでしょうか?
なにせキプロスは軍事占領されたままですし、ユーゴスラビア空爆は記憶に新しいところです。
ガザはどうでしょう? 国連非難決議案がパレスチナの子供たちに何の恩恵をもたらしたというのでしょうか?
軍事とはバランスであり、均衡させることができなければ必ず悲劇を招くのです。
中国の軍事力が拡大しつつあり、これを掣肘することのできる唯一の大国アメリカがこれを容認している以上、日本もまた軍備を拡張しなければ、かつて日本がアジアで突出した軍事力を持っていた時代の韓国や中国のように蹂躙されてしまうのは目に見えているのではないでしょうか?
村野瀬から:
KYさんは「軍備を均衡させることができなければ必ず悲劇を招く」と書いておられますが、どのような状態を軍備が均衡したとみなすのか、軍備を増やす方向で軍備を均衡させることができるのか、などの私の疑問を解く方向に向かう答えは相変わらず述べられていないように思います。
たとえば、国連非難決議案がパレスチナの子供たちに何の恩恵をもたらしたというのでしょうか、とおっしゃっていますが、では、パレスチナにイスラエル並みの武器を持たせることで軍事力の均衡を実現し、紛争の解決ができるのか、という問いに答えるヒントもありません。
「東西冷戦時代は今よりもはるかに軍備偏重の時代でしたが戦争はより少なかったし、テロも限定的だったように思いますが?」とおっしゃることもよくわかりません。今は「軍備偏重の時代ではない」?中国もアメリカも軍備をどんどんふやしているとKYさん自身考えているのではなかったでしょうか。
上にあげた私の三つの「公理」はまだまだ有効だと私は考えます。
lefty 2007/06/25(月) 17:00
件名 : 軍備はどこまで増強したら完璧なのか
目についたので答えようと思います。
僕自身は平和主義者のつもりなのですが、もしかしたらあなたは僕のことを「軍国主義者」だと思っているのかもしれません。
まあ、それでもいいから聞いて下さいな。
「軍備はどこまで増強したら完璧なのか」
はい。「日本を攻めるメリットより多くの損害を与えられるようになるまで」です。
どういうことかっていうと、国と国との諍いこと(金とか土地とか)があったときに、まずは話し合いの場が持たれます。
その話し合いで解決しなかったら、相手が「戦争」という選択肢をとってしまう可能性はゼロではありません。
日本が軍備していなかったら、相手は力ずくで諍いことの主張を自国に有利な条件で日本に押しつけることができます。
しかし、日本が軍備していたらどうでしょう。相手は日本を攻めて力ずくで主張を通して金なり土地なりを手に入れたとしても、自衛隊によってそれ以上のダメージを受けてしまいます。
だから「力ずくで」なんて思わずに話し合いで解決しようとします。
だって戦争を起こした方が損をするのだから。
よろしいでしょうか?
別に相手より多くの軍事力を持つ必要は無いのです。
「戦争をすれば損ですよ」と相手にアピールできればそれで十分で、それ以上の軍備は全く必要ないのです。
村野瀬から:
「日本を攻めるメリットより多くの損害を与えられるようになるまで」、なるほどなるほど。でも、そう判断できる説得的な基準はあるでしょうか。かなり軍備をふやしても、「まだまだ不十分だ」と考える人は常にいるものです。日本は北朝鮮の数百倍を軍事予算にあてていますが、それでも不十分だと考えている人は少なくないようです。それに、自分が増やせば相手も増やす。際限がないと思うのですが、どこまでいけばいいのか、leftyさんのコメントを読んでも私の疑問は晴れないままです。
アミスケ 2007/06/25(月) 18:06
件名 : 保守系メディアの影響
結城 潤さんもそうですが、産経新聞などの保守系メディアに影響されている人が多いと思います。私は北朝鮮や中国が日本を攻めてくるなんてことは、今の状況を冷静にみればないでしょう。
北朝鮮も6カ国協議を進展させようとしていますし、中国はオリンピックも近いですから。
see21 2007/06/25(月) 21:52
件名 : 世界の情勢について
私も、戦争では何も解決しないし、意味がない、とする反戦論者です。
最近、私は、ユダヤ資本による陰謀論説に関して、興味と危機感を感じています。
911テロについては、水爆で倒壊したのではないのか、粉塵を浴びた人に癌らしき症状が出ている、等々、トンデモ話として世間では敬遠される話ですが、安易に切り捨てられない、というのが、私の今の考えです。
もし、米国がユダヤ資本に操られている仮想国家であり、米国も中国も北朝鮮も日本も、ユダヤ資本の傘下に屈しているならば、戦争の是非は、全てユダヤ資本の手の内にあると言えます。
そして、ユダヤ資本が、一極支配の世界帝国を仮に目指しているのならば、全ての戦争や紛争は、彼らの演出とも言え、そうなると、国として軍隊を持つこと自体、不毛となります。
気に入らない国があれば、でっち上げのデマを作り上げ、米国の標的にすればよく、アフガンもイラクも、そしてイランも、このワンパターンで、反米のレッテルを貼られた、と思われます。
こうなると、金融資本主義をグローバリゼーションという名のもとに、拡散させるのを容認してしまった各国にも責任はあると思います。米国のルールで、米国の一部の人間が荒稼ぎできる世界を作ってしまったのだから。ユダヤ資本は、恐らく今、ますます巨大な富を獲得しているでしょう。
この腐敗した社会を戦争なしに、一部の権力者の支配から取り戻す方法は、今ある武器を意味のないものにするしかない、と考えています。
彼らの武器とは、「権力」「金(富)」「軍隊」に集約できると思います。権力があっても誰も見向きもしない、金があっても誰も隷属しない、軍隊があっても侵略に興味を寄せない、という心を、世界の庶民が持ちさえすれば、彼らの武器の価値は極端に地に落ち、衰退の一途を辿るのではないか、と考えます。
そのためには、今の社会の風潮である「権威主義」「拝金主義」「物欲肯定主義」を真っ向から否定し、欲望に振り回されない思想の啓蒙、これしかない、と思います。そこらへんにある、カルトや落ちぶれている宗教には、欲望を制限するという崇高な考えはないので、その崇高な考えを、ゼロから考えなければならない、という意味では、かなり難しい方法と言えます。
ベンジャミン・フルフォード氏やリチャード・コシミズ氏が陰謀論説を唱え、日々暗躍しているみたいですが、この陰謀論説について、いかがお考えでしょうか?
卜部琴子 2007/06/25(月) 22:10
争いの根本をなくさなければ、平和は二度と来ない。そして、その争いの根本は何かと言ったら、いっぱいあり過ぎて一つに束ねることができない。しかし、一つだけ言えることは、人の感情が敵を生み、争いを引き起こすと言うこと。
卜部琴子 2007/06/25(月) 22:14
件名 : 防衛しようよ!
このようなアニメがあることをご存知だろうか?
http://www.starchild.co.jp/special/mao/
OPはこんな感じ
http://youtube.com/watch?v=U2_ZnYuBWsY&mode=relatede&search=
http://youtube.com/watch?v=TUr-n6v7L5E
第一話こんな感じ
http://youtube.com/watch?v=lTGBcN-B4eo&mode=related&search=
いくらフィクションと言っても、内容が内容なだけに一度見ていただきたい。
少女達の活躍とその想いを前に、「軍隊は平和を守らない」と平気で言えるであろうか?
村野瀬から:
うーんフィクションですか...。
(コメント引用終了)
これらを読んでも、上のコメントの合い間にKYさんとleftyさんへの短いお答えでも書いたように、私の疑問は晴れません。ですから、私は改めて次の三つの「公理」を主張しようと思います。
*どんなに軍備をふやしてもリスクをゼロにすることはできない。しかし、双方の軍備が多いときよりも、双方の軍備が少ないときのほうがはるかに安全である。
*軍備を増やすことで安全を確保しようと主張する人は、どこまで軍備を増やしたら安心できるのか、誰一人として具体的な話をしてくれない。したがって、軍備をどんなに増やしても誰も決して安心できないままだし、安全も確保されない。
*軍備を増やして安心できないなら、双方軍備を減らす努力をすることによってしか、軍事的リスクは減らすことができない。
追記
さらに、pochiさんからのコメントもこちらに転記しておきます。
以下転記
[C651] 疑問の疑問
TBありがとうございました。
私も自分の記事にいただいたコメントに答えた記事を書いています。関連していると思いますので、TBさせていただきます。
コメント欄も含めて読ませていただいた感想を書かせてください。
leftyさんとKYさんのコメントは、異なった立場から書かれているのだとは思いますが、結論的にはたいへんよく似ています。
leftyさんは、「戦争をすれば損ですよ」と思える軍備をもてば「完璧だ」と言われています。とても理論的なお考えだと思います。しかし、本当にそうでしょうか?
単純な「戦争」ではないかもしれませんが、アルカイダは強大なアメリカに武力で挑んできました。アメリカほど戦争をすれば「損だ」と思える軍事大国はないと思うのですが・・・。
ただ、同感できるのは、「あの国と戦争すると損だ」と世界中から思ってもらうように努力すること。この点が大切なのではないかと思います。しかし、そう思わせる力は軍事力以外にはないのでしょうか?私にはそうは思えません。
KYさんは、「軍事はバランスだ」と言われる。しかし、「バランスが取れている」と誰が判断するのでしょうか。何か客観的な「物差し」はあるのでしょうか。しょせん、双方の国の主観的な判断以外のなにものでもないような気がします。たとえば、一方が「バランスが取れている」と思っていても、もう一方は「バランスは取れていない」と思ったら何が起こるのでしょうか?
この点では、leftyさんのお考えの方が説得力があると思います(賛同はしませんが)。
KYさんは、バランス論を補強するためなのかどうか、村野瀬さんの軍縮でリスクを減らすべきという主張に対して、ルワンダやキプロス、ユーゴ、ガザの例をあげて反論されています。しかし、これはまったく噛み合っていないような気がします。
これらの例で反論を試みようとされるのなら、ルワンダ内戦やユーゴ内戦やガザで軍事バランスがどう崩れたから戦争に至ったのか、あるいはどちらがどのように一方的軍縮をしたから戦争になったのかということを論証されるべきだと思います。
そして、その論証は不可能だと思います。この辺の歴史にはまったく詳しくはないのですが、戦争に至った経緯が、けっして「軍事バランスが崩れた」などということが原因ではないことだけは明白だからです。
それよりも何よりも、私がKYさんに違和感を持つのは、「軍隊という暴力に担保されていない言説が国際社会で力を持ち」えないと言われていることです。
暴力を背景にしなければ説得力もないなんて、あまりにも悲しすぎます。どうしてここまで悲観的になれるのか理解できません。そして、それは、けっして事実ではないと思います。
私は、憲法9条には、世界を納得させる力があると思います。
1947年に文部省が中学校社会科用の教科書として、「あたらしい憲法のはなし」を出しました。
この「はなし」は、憲法9条のことを、「二度と戦争をしないように決めた二つのこと」だと言っています。
ひとつは、「およそ戦争をするためのものはいっさいもたないということです」。
もうひとつは、「よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすとうなことは、いっさいしないことにきめたのです」。
そして、「しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国より先におこなったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」と書いています。
いまから60年も前の文章ですが、ここに真理があると私は思っています。
ついでにKYさんのコメントに関して一言。
>東西冷戦時代は今よりもはるかに軍備偏重の時代でしたが戦争はより少なかった
これは、どのような根拠でおっしゃっているのかわかりませんでした。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、チェコ事件、ハンガリー動乱、ソ連のアフガン侵略、中越戦争、中米での数々のアメリカの侵攻・・・・。数えたわけではありませんが、少なくとも冷戦時代の方が戦争が「少なかった」と声を大にして言うほどのことはないと思うのですが・・・。
すみません。眠たくて考えがまとまらないまま書いてしまいました。もう少しまとまったら何かの機会に自分のブログに書きます。
2007-07-05 pochi
では、選挙に向けて、合言葉を。
政権交代を止めるな。
政権交代は、あらゆる改革につながる本丸。
安倍のカメラ目線が気持ち悪いかどうかを国民に問う選挙です! (c)水葉さん@護憲アマゾネス軍団美人リーダー
13件のコメント
[C647] 軍隊は国民を守る組織ではない
- 2007-07-04
- 編集
[C648] >名無しさん、鍵コメさん
次回からはハンドルネームをお願いします。
>鍵コメントさん
貴重なご意見ありがとうございます。鍵コメントにしておくのがもったいないようにも思いましたが...。
- 2007-07-04
- 編集
[C652] ことばのちから
逆に言えば強固に支持された言説というものはそれが客観的に正しいか否かを無視して力を持ち得ます。宗教を考えれば分かりやすいでしょう。
『国際社会』において広く支持されるとはどういうことでしょう? 『国際社会』の構成単位は国家です。つまり多くの国家に支持される言説が国際社会での国家の行動を支配するということです。
憲法九条のような非武装平和主義が広く国際社会でその有効性を信じられているのならば、なぜ世界のほとんど全ての国家が軍隊を持っているのでしょう?
要するにそういうことです。世界のありようがそのような主義主張が空論であることを示しているのです。
遠い将来、もしかすると世界はそこに向かうのかもしれません。
しかし今それを目指すのは、原始人が種の多様性の維持のために狩猟を止めて飢え死ぬようなもので、単なる愚行以外の何者でもないと思います。
- 2007-07-05
- 編集
[C654] 3公理について
「安全保障のジレンマ」とは、無政府状態である国際社会において、自国の安全保障を高めようと軍事力を増強すると、他国の安全保障が低下することが予想され、そうすると他国も軍事力を増強することが予想されますので、結局のところ、自国の安全保障を高めるために軍事力を増強するのが良いのか悪いのかよくわからなくなる、軍事力を増強したところでどの国も安全保障を高めることはできないのではないか、という話です。
では、みんなで軍縮(協調行動)すればいいじゃん、って話になりそうですが、そもそもこの「安全保障のジレンマ」という話は、「囚人のジレンマ」という理論の具体化だそうで、その「囚人のジレンマ」理論によれば、相手がどのような選択をするかわからない状況においては、国益を最大化しようとする合理的な国家は、相手がどのような選択をしようと、自己に最適な結果をもたらすと思われる選択をすることによって、「全体として最適な選択をすることができない」とされます(だから、ジレンマ)。つまり、「合理的な国家」は、全体としてみれば自国の安全保障を高めることにならないのに軍事力増強を「合理的に選択する」、というわけです。
囚人のジレンマ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9E
このジレンマを打ち破るには、どのような方法があるでしょうか?
「しっぺ返し(やられたらやりかえす)戦略(tit for tat)」や「パブロフ戦略」が有効だとされます。しかしながら、これには欠点がありまして、これらの戦略は、同じ国と長い間ゲームをずっと続けるという前提がある場合にのみ成り立つ戦略であるということです。つまり、「もうこのゲームは終わり。もうゲームをする余地は無い。」と相手が思っている(言い換えれば、相手方に対する「信頼感」が欠けている)
のであれば、この戦略は役に立たないわけです。
次に、前提条件をいじることも考えられます。例えば、「相手がどのような選択をするかわからない状況においては」というのを覆して、コミュニケーションをとり、お互いがどのような選択をするか示しあわせることができれば、協調行動(軍縮行動)をとることができるかもしれません。もっとも、そのためには、相手が裏切らないという「信頼感」が相互に存在することが必要でしょう。
この話だけからも、軍事力「だけ」では、自国の安全保障を高めることができないといえると思いますが、どうでしょうか?
- 2007-07-05
- 編集
[C655] 647続き
中国のみの利益を考えたバカな外交は出来にくくなる。
資本主義という甘い蜜が注がれていて、中国でのファッションショーも行われているぐらいなのに西側諸国と対立して人民服と人民帽という服装に戻ることを望むかどうか?
中国が日本を占領なり植民地化なり傀儡化なりを考えたとして、それは当然
中国単独での支配<中国と米国(+ロシア)での支配
となる。
世界の二強国(三強国)を敵に回すというバカな外交をやらかした時に日本はどの国に泣きつくのやら?
(米国での従軍慰安婦謝罪決議に反発している連中には答えてもらいたいです)
- 2007-07-05
- 編集
[C656] 人は政治のみにて生きるにあらず
でも、世の中政治だけで成り立っている訳ではなく。経済、文化、人脈など色々なファクターが複雑に絡み合っている。
そして、それらの多くは政府枠組みを越えて交流が進められている。多くの企業は国際貿易抜きに成り立たないですし、学生の留学や外国人力士も文化交流の一つです。
その場合、例えば「政治は経済よりも力が強い」という訳では必ずしもない。外国に工場を置く企業の中からは、現地労働者の不満を抑えるために自衛隊を派遣してほしい、という声も聞かれます。
さて、国籍としては日本人でも、経済や文化活動として外国に駐留するケースはこれからますます増えていくでしょう。
そんな中、日本が外国と交戦状態になった場合、どうするか。
帰国して軍に志願する? 家族の安全のため自分の所に呼び寄せる? 帰国をあきらめて今いる国の市民権獲得を考える?
人によってさまざまでしょうが、一つの極端な例として「自分の財産が保たれるなら、日本が滅んでも構わない」という態度をとることも、不可能ではないでしょう。政治よりも経済を優先する姿勢の一つとして。
さらに、「日本の情報をリークして、日本人の命と引き換えに一財産築く」という姿勢も、歴史を見れば決してありえない態度ではない。
でも、私はこのような姿勢は取ることができない。
愛国心に欠けるから? NO。「命よりも金」と言っている人間に、愛国心を説いてもナンセンスです。
それは、非人道的だから。人の命よりも経済を優先することは、私にはできない。それは、日本人の命だろうと外国人の命だろうと同じです。
同様の理由で、人の命よりも政治を優先することはできない。日本人だろうと、外国人だろうと。
それゆえに私は、長期的な政治の方向性として、「自国民と他国民の生命を脅かさない」ことを求めています。そして、それが実現できる政治家を。
- 2007-07-05
- 編集
[C659] 発展的軍縮という理論を考えてます。
軍事国家から慰謝料をふんだくることを考えています。
TBを送りますんで、良かったらよんでください。
- 2007-07-06
- 編集
[C660] 防衛とは
「明日襲われたらどうしよう」と
日々鍛錬に励んでいるほど滑稽です。
近所のスポーツジムによくいるでしょう。
生き方としては、それもアリかも知れませんが。
- 2007-07-06
- 編集
[C663] 民衆の支持の力
KYさんのコメントは転載された私のコメントへのお答えのような気がしたので(間違いだったらすみません)、私の考えを書かせてください。
KYさんのコメントの「一般論」である前半部分にはほぼ基本的に同意します。しかし、その「一般論」に憲法9条をあてはめた「具体論」の後半部分には同意できません。
問題は、憲法9条が「支持」されているのかどうかの評価の違いです。
KYさんは、世界の国家がほぼすべて軍隊を持っていることを根拠に、憲法9条の立場が「支持」されていないと論じられています。
たしかに、各国が軍隊をもっているのは事実です。しかし、それは、1900年代前半までの考えと仕組みの残滓であり、今、その残滓から抜け出そうとする「途上」だと思えないでしょうか?
軍隊を持つのは当たり前だというそれまでの常識に、1900年代半ばに憲法9条がひとつの波紋を投げかけました。その波紋は、少しずつですが、輪を広げているように思います。
この精神はコスタリカに広がりました。さらに、たしかボリビアが最近、軍隊の解体を決めたと思います。
直接、軍隊保持の話ではありませんが、世界中にあった軍事同盟は今、解消ないしは空洞化の方向に大きくすすんでいます。アジアにあったSEATO(東南アジア条約機構)という軍事同盟はすでになくなりました。中南米にある米州相互援助条約(リオ条約)は脱退が相次いでいます。そして、ヨーロッパでは、あの北大西洋条約機構(NATO)でさえ、イラク戦争を機に機能するのが困難になっていると言われています。
そして、今、「外交努力こそ最大の国防」という考えが世界の大きな流れになっていると聞きます。
KYさんは、「遠い将来、もしかすると世界はそこに向かうのかもしれません」と書かれていますが、それはけっして「遠い将来」の話ではなく、今、世界はそこに向けて大きく動いているのではないでしょうか。そして、その流れに取り残されているのが、アメリカとそれに無条件につき従っている日本などごく一部の国であるような気がします。
その流れは、憲法9条が示した世界共通の理想の力、KYさんの言う「民衆の支持の力」なのではないでしょうか。
- 2007-07-07
- 編集
[C669] 無抵抗主義
戦争というものは、強大な軍備を持っている国同士がぶつかりあうのが、一番被害は甚大だと思います。
その一つの例が、ドイツが戦ったヨーロッパ戦線。もう一つは、サイパンや硫黄島のように、劣勢でありながら死をとして戦った場合。どちらも戦勝国でありながら大勢の犠牲者が出ます。
戦争では必ず勝ち負けはあります。ですから私は武器のない無抵抗な国家を望みたいのです。
もし何処かの国が日本に攻めてきても、全くの無抵抗でしたら、男ばかりの軍隊が入るのですから、レイプなどが起こると思います。しかし、攻めてくる方も相手が抵抗をしないので、敵対攻撃はほとんどないと思います。
それは昔中国で抵抗のない都市ではお互い被害がなかったのが証明していると思います。
どうなんでしょう。昔と違い現在は,まがりなりにも国連があり、日本が武器を持たないからと簡単に攻めてくるでしょうか。
戦後、一貫して中立な立場をとっていたとすると、日本に攻めて来るのは、国連で拒否権を持っている、米ソ中だろうなと私は勝手にそう思っています。
私の無抵抗主義は夢かも分かりません。しかし、夢を現実化しなければ地球の平和は絶対にきません。
アメリカの様に、原爆投下を正当化する国家がある限り世界の平和は訪れないと悲観論です。
- 2007-07-08
- 編集
[C727] 私にもコメントさせてください
ところで現在の軍事的な情勢はというと、核抑止論はあまり言われません。それは、このジレンマのプレーヤーが国から別のものに変化したからでしょう。「対テロ戦争」というブッシュの言葉がそれをよく表しています。
アメリカのような超大国にしてみれば、イラクや北朝鮮のような国はかつてのソ連や現在の中国と同等のプレーヤーではありません。言い過ぎかもしれませんが、むしろアルカイダ(本当に存在するかどうかは知りません)などに近い存在でしょう。そうしたプレーヤーたちが、各々の利益を求めてまた再びジレンマを進めようとしている。これが現在の状況ではないでしょうか。そうであれば結局進む先は冷戦時代の核抑止論と同様、究極の破壊兵器の保有というところへ向って進むことになってしまいます。
もちろん、国際社会という枠組みはそうした方向に進まないように努力しています。しかし、そうした努力はジレンマの進行を遅らせることはできても完全に止めることはできないでしょう。遅かれ速かれ、国家よりも小さな単位のプレー間による核抑止論が出てきます。さらに言うならば、テロ集団などよりももっと小さなプチ・テロ集団が出現して...(あまり繰り返すとウソっぽくなりますね(笑))。
問題は、そうしたジレンマの解決法によって安定した(これは「平和」とは呼びたくない)社会が、プレーヤーなどといったゲーム感覚のものではなく、私たちひとりひとりにとって幸せな社会であるか、というところにあると思います。
- 2007-07-15
- 編集
[C728] >愚樵さん
>「安全保障のジレンマ」は解決不能なジレンマでは無いと思います。「各国が究極の破壊兵器を持つ」。要は核抑止論ですね。核抑止論に賛成か反対かは別として、これは論理的にはひとつの回答だと思います。
私は、軍備を増やして安全保障をしようとする方法論がたとえ善意のものであったとしても、現実的にはいつまでたっても安心できる状態にはたどりつけないという「現実論」を言っているつもりです。どんなに軍備を増やしても、世界一の軍備を持っても安心できないアメリカという覇権国がその実例だと思います。日本でも、日本が侵略されるというかなり空想的なシナリオを展開して「だから自衛軍が必要」という論もあるくらいです。
国家より小さな単位、少ない人数での暴力行為(一般にテロと呼ばれるもの)については、その動機となる政治背景や経済環境をそのままにして軍事手段を導入するだけではやはり、安心はできません。
軍事手段を使おうとすれば使おうとするほど安心からも安全からも遠ざかる、というのが私の言いたいことです。
以下、解決の方向性をみるための思考実験のような書き方をしてみます。
もっぱら軍事手段を増やすことで安全保障を主張する方は、「相手が軍備を増やすからこちらも増やす」ということになって、結局いつまでも人々を安心させることができていないと思うのです。
逆に、軍事手段を双方使わないように、軍事力を双方減らすように、あらゆる手段をとる、という方向性ならば、100パーセントの安全はありませんが(そもそも、どんな場合でも100パーセントの安全はないと思いますので、ここでは100パーセントの安全を求める話をしているわけではありません)、軍事力を双方減らす方向にいくのなら緊張は緩和し安全は高まる方向に進む、というのが私の考えです。それは愚樵さんのコメントを読んでも変わりませんでした。引き続き考えを続け、さらに言葉を練ってみようと思います。
- 2007-07-15
- 編集
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安全保障という概念であるなら自国の武力増強よりも、互いの国民がいかに”戦争”などという愚行によって失う物が多いか知らしめることのほうがよっぽど大事。
もし”戦争”という状態になったのであれば日本に敵対する国は別段攻め入ることなどせず海上封鎖をすれば良い。食糧自給率が30%しかないのだから簡単に干上がる。いかに兵力を増強しようとも世界の孤児となっている日本と貿易をしようなどというバカな会社はまずでてこないだろう。