
今回の記事の題名で「テロリズム」という言葉を使っていますが、この用語の意味をまず説明しておきます。この用語は、ノーム・チョムスキーの言う意味で使っています。以前の記事で、チョムスキーの著書にある定義を紹介したとおりです。もう一度引いておきます。
■「テロリスト」という言葉の意味をもう一度確認。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-438.html
2007-10-16
(前略)
チョムスキーは、彼のインタビューを集めた「9/11」の中で、「アメリカこそが第一級のテロリスト国家である」と、具体的な実例をいくつもひきながら明快に指摘します。
手元にあるのは原著でも日本語訳でもないため、ここで引用する内容は要約になりますが、彼はテロリズムをアメリカの法律にある公式の定義をひきながら、「政治的、宗教的、その他の目的を達成する意図のもとに市民に対して向けられる強制的手段の使用」(第4章の最後の方)という内容で話しています。
(後略)
(引用ここまで)
この定義に異論がある方はいないでしょう。
さて、今回2011年9月11日に日本の東京で起きた「テロリズム」は、警察と右翼団体によって、反原発・脱原発を平穏な行進で表明した市民に対して向けられました。それも、警察と右翼団体の共同のような形で。
すでにいくつかの記事が書かれていますので、それを紹介させていただきます。
●Afternoon Cafe
ヘイトクライム団体、在特会とつるむ日本の警察
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-773.html
2011.09.16 ( Fri ) 02:00:00
以前、在特会が京都の朝鮮小学校を取り囲んで拡声器で暴言を浴びせ続けた事件を書きました。
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-424.html
リンク先に動画があるのでごらんいただきたいのですが、子供達はヤクザと変わらぬ恫喝にすっかりおびえてしまい、小学校側は在特会が暴言を浴びせ続けるのをやめさせるよう必死に警察に懇願しました。
にもかかわらず警察は在特会の暴挙を制止もせず放置し続けました。
警察はまるで在特会のガードマンさながら、在特会のヘイトクライムに荷担したのです。
この事件は今年3月に有罪判決が出ています。
さて、9/11に新宿で反原発デモが行われましたが、このときにも十数名の逮捕者が出ました。
フランス人夫妻が逮捕された際の動画をご覧ください。
■2011.9.11在特会に抗議しようとした脱原発デモ参加者逮捕の瞬間【1】
http://youtu.be/D58H9LEZFV8
動画は見るに堪えないという方のために、在特会がデモやフランス人夫妻に浴びせている犯罪的な暴言を書き起こしておきましょう。
「犯罪者は日本から出て行けー!」
「犯罪者を逮捕しろー!」
「犯罪者を射殺しろー!」
「犯罪者を生きたまま拘置所にたたき込めー!」
「このウジ虫を日本からたたき出せー!」
「さっさと逮捕しろよ!何のために君たちは警察官やってるんだよ!」
なんと、ここで逮捕に踏み切る
「よーし、逮捕ー」
「おめでとうございまーす」
「射殺しろー」「この犯罪者を射殺しろー」
「逮捕なんて生ぬるいことやるなよ、射殺しろ!」
「逮捕じゃなくって射殺しろよ!」
「ブタ箱にぶちこめー!」
「ブタ箱にたたきこめー!」
絶句するより他ありません。どちらが犯罪者か一目瞭然でしょうに
日本では、家族をふるさとを守りたいといたたまれない気持ちで反原発の意思表示をすると、ヘイトクライム団体とつるんだ警察に逮捕されるのです。
これがヨーロッパなら在特会が間違いなく逮捕されてるでしょう。ところが日本では逆なのです。
ごらんになってわかるように、警察は在特会が「さっさと逮捕しろよ!何のために君たちは警察官やってるんだよ!」と叫んだのに触発されて逮捕に踏み切っています(呆)
警察は在特会のいいなりです。
この警察官の上司は在特会なのですか?
在特会は先日フジテレビ前で行われた反韓流デモに参加してヘイトスピーチをまき散らしていますが、当然逮捕者はありません(ちなみにヘイトクライム法を持つ欧米だったらこの反韓流デモは民族差別という立派な犯罪。参加者は逮捕されたことでしょう)
ご主人の本国のフランスでも是非この動画がニュースとして取り上げられ、ヘイトクライムやり放題の在特会と、在特会とつるんで不当逮捕をする日本の警察の存在が知れ渡ることを願っています。
日本という国は、ヘイトクライム団体を野放しにするだけでなく一緒につるむ弾圧国家だと広く報道され、世界から嵐のような非難を浴びるべきです。
そういう「外圧」がかからない限り、この酷い実態が改善される期待が持てないのです。
次のようなツイートもあります。
■@chateaux1000
山崎康彦 フランス人夫妻逮捕事件。フランス人の夫と共に逮捕された日本人の奥さんは輸送車に連行される途中「在特会」の一人に腹をけられたが連行していた婦人警官は現場にいたにも拘わらず逮捕も何もせず、ただ「興奮しないように」と言ったきり。警視庁が「在特会」を保護しているは見え見え。
■@hoppeko
masako ドイツの反原発デモなんて道路ぜーーんぶ使って、のびのびと人々が歩いていたのに、日本じゃ道路の端っこに寄せられて、早く歩けだの詰めろだのと思ったら止まれとずっと警官に叫ばれ指示され。警官も挑発してくる。どんだけ弾圧してくるねん。娘が韓国の光州民主化運動の弾圧みたいやと。
■@Entelchen
Entelchen Quakelmann 日本の警察は、反原発デモが気安く参加できる「楽しいイベント化」しないために、小グループに分裂させたり、理由なく逮捕者を出したりしているとドイツTAZ紙が報告しています http://www.taz.de/Sechs-Monate-nach-Fukushima/!77803/
先日ドイツで報道された福島原発事故の番組をご紹介しましたが、それに引き続き、ドイツでまた日本の非民主性が報道されたようです。
原発事故をきっかけに日本が非民主主義国家、人権後進国、弾圧国家であることが隠し通せなくなってきました。
いやー、日本って実はどこかの独裁国家とあまり変わらないと実感しますね、おおこわい
(転載ここまで)
秋原葉月さんは「非民主主義国家、人権後進国、弾圧国家」と表現していますが、ここまでくると、チョムスキーの定義からして日本は「テロリスト国家」に相当します。
次は、この「テロリズム」の一翼をになう暴力的右翼の心理を考察したのがレイランダーさんの「弱い文明」。
●弱い文明
「射殺しろ」
http://blog.goo.ne.jp/civil_faible/e/19a8885bbf1a23a4290d926758c03a24
2011年09月15日
(前略)
9月11日の新宿デモ、僕も参加してきた。そこで、相も変らぬ警察・公安の嫌がらせと、在特会(在日外国人はボクらにはない特別な輝きがあってうらやましい、死ぬほど悔しい、でも死ぬのは怖いよおかーひゃん、の会)の挑発に出会った。
(中略)
しかしこの場面──フランス人参加者が逮捕される不条理極まりないシーンを後日映像で見て、そこで在特会のアジテーターから投げつけられる言葉を耳にして、これについてはちょっと言わないわけにはいかない、という気にもなった。
2011.9.11在特会に抗議しようとした脱原発デモ参加者逮捕の瞬間【1】
ここでアジテーターは拡声器を使って「犯罪者」「逮捕しろ」という言葉(正しくは鳴き声)をくり返している。もちろん相手は犯罪など何も犯していないので、逮捕される理由もない。いちいち解説するのもばかばかしいが、この警察の逮捕の不当性、またそこに至るまでの過剰で抑圧的な「警備」の不当性については、以下のリポートを参照してもらえればいい。
過激派を捕らえてみれば陽気なフランス人夫婦
日本のデモに表現の自由はない 警察の暴力が目立った9・11新宿デモ
僕がここで取り上げたいのは別のことだ。在特会のアジテーターはこの「犯罪者」を「射殺しろ!」とくり返しがなっているのだ。
「射殺しろ」とは?
もちろん、人の命を亡きものにせよという、忌まわしい「暴言」だ。それで眉をひそめる人は多いだろう。だが僕などは、根が野蛮だからか、気に入らないやつ、たとえば石原都知事などを写真や映像で見かけたら、条件反射的に「死ね」とつぶやいてしまう。その自分の悪い癖を棚に上げて、アジテーター氏の暴言をとやかく言うのは気が引ける。
ただ、そんな僕でも、いやそんな僕だからこそ、思うのだ。俺だったら人に「射殺しろ」なんて要求しない。自分で「殺すぞこの野郎!」とかいって踊りかかることはあるかもしれない。が、決して、人任せにはしない。だって、まさか人がそれをやってくれるわけがない、と自然に了解しているから。
ところがこのアジテーターは、当たり前のように警察に向けて、「射殺しろ!射殺しろ!」と要求している。逮捕劇のあるなしとは関係なく、この言葉が何の躊躇もなく発せられている状況(空間)自体、まったく奇妙・異常だと思う。
それはとりもなおさず、アジテーター氏の精神構造の異常さからきている。
まず、彼は警察を信頼している。警察が彼をどう思っているかは知らない。共謀関係があるかないかはわからないし、この際どうでもいい。とにかく、彼は警察をあっさりと信頼できる。何か頼めば、してくれるのが警察だと思っているみたいだ。何かを頼んで、逆に怒られるとかの心配をしている気配がまったくない。
逮捕されたデモ参加者が抗議しようと近づいてきた時、「さっさと逮捕しろ」「それが警察の仕事だろう」などと、普通なら警察官たちがカチンと来るような無礼なことを、悪びれることもなく言っている。「喧嘩上等」を売りにしているような者なら、自分が「なんだ、やるってーのか」式の威嚇をするのが先だろうが、そんな様子はおくびにも出さない。間に警察隊が十分な人数入っていて、こちらに暴力など仕掛けられないことを重々わかった上で、警察官に逮捕を要求している。
こういうのを何と言うか。いや、誰でもわかるでしょ。これはヘタレという。ビビリという。普通、わずかでもプライドがある人間にはできない真似だ。それをやっているのに、恥ずかしさをまったく自覚していないというのは、本当の異常者にしかありえないことではないか。
さらに、取り押さえられて身動きできないデモ参加者を見ながら、「逮捕なんて生ぬるい、射殺しろ、早く射殺しろ」とくり返す。最初に冗談半分に書いたとおり、日本では抵抗できない犯罪者を射殺するようなことは絶対にしない(少なくとも法律上は)。いや日本に限らず、よほど治安が悪く、また警察が腐敗している国家でないと、そんなことは起きない。それをアジテーター氏は要求している、ということは、日本の警察の折り目正しさをフォローする意識すらも、一切ない。相手の立場など何も考えず、ただ、子どもが「イヤイヤ!言うとおりにしてくんなきゃイヤ!」とごねているだけだ。
象徴的なのはデモ参加者が組み伏せられた時、「おめでとーございまーす」と言い放ったことだ。警察に頼んで逮捕してもらったのだから、「ご苦労様です」か「ありがとうございます」だろう。まるでUFOキャッチャーに景品が引っかかったことを喜ぶような感覚で、警察をねぎらう気持ちがまるでない。あればよろしいというわけではないが(不当逮捕なのだから)、ないというのは異常な感じがする。不本意ながら、この点だけでは、泥をかぶった警察が気の毒にさえ思えてくる(思えるだけで、本当はそんなはずはない)。
そして警察との関係を別としても、もはや自分達に何の危害も加える恐れのない(最初からそんな恐れはないが)、組み伏せられた参加者を見ながら、「射殺しろ」をくり返す神経というのは、それ自体まったくゲーム感覚、自分は安全なところにいて、ゲーム上の「敵」を殲滅しては「勝利」感を味わっている子どもと同次元のようでもある。また同時に、すでに捕らえられ、無力である容疑者を「死刑にしろ」と叫んだり、ネットに書き込んだり、容疑者の家族に嫌がらせをしたりする陰湿な国民性とも共通の地盤を持っているような気がする。
このように、逮捕の不当性、挑発内容の不当性ということは別にしても、彼ら在特会のアジテーション(とその背景にある精神性)の異常さというのは、もう主義・主張がどう間違っているという次元を超えて、単に人として芯から腐っている、としか言いようがないものだ。同様に、彼らのメンバーではないにしても、彼らの言い分の一部または大部分に共鳴できるという精神性の人間達もそう。
やっかいなのは、人間達、といっても、最初に書いたとおり、人間の言葉が通じるとも思えないことだ。
今度のことで、彼らは決定的な敗北をした、と僕は考える。その意味で、彼らの跋扈を憂える必要は、実はないと思っている(異論のある人は多いだろうが…)。ただ、問題は、彼らは敗北していることに気づかないくらい頭がおかしいので、迷惑行為、人道にもとる嫌がらせ等、これからも続けるだろう、ということだ。
といって、言葉(対話)で反論したり、説得したりするのは無意味だ。それも今回、大いにわかった。彼らに通じるのは、雷親父からの平手打ち、みたいな「しつけ」だけだろうと思う。
僕は、右翼のことをよく知らない。だが、国を思う真面目な右翼の人に問いたい。いいんですか?と。こんなやつらと同じ「右」のカテゴリーということにされるなんて、侮辱ではないですか?と。誇り高い先輩の右翼が、彼らあまりにもモラル低下した後輩を叱ってあげるしか、道はないだろうと思う。
まあ、右翼がどこでどれだけ腐敗しようと、知ったこっちゃないけど。
○千葉では右翼が街宣車20台連ねて罵詈雑言を浴びせかけにきた(デモ隊に車がつっこんできたという情報も)。という話を聞くと、上に書いたことも高望みか…
9・11集会報告
http://ichiharatomoko201104.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
9.11 脱原発 千葉大集会は大成功!
http://kurakurasakura.blog.fc2.com/blog-entry-102.html
○9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会
http://911nonukyuen.tumblr.com/
(後略)
(転載ここまで)
次のJanJanBlogには、逮捕されたフランス人夫婦の話が載っています。当然のことながら、不当逮捕と不当報道に怒っています。
●JanJanBlog
安住るりのコラム◆過激派を捕らえてみれば陽気なフランス人夫婦
http://www.janjanblog.com/archives/50197
2011年 9月 14日 20:29
(前略)
男性は昨夜解放されたが、奥さんはそれまで二日間(11日の午後3時から4時頃逮捕され、13日の夜6時か7時頃か、釈放された)心配でたまらなかった。読売新聞と毎日新聞の(ネットで見た)記事では、反原発のデ参加者が暴れて逮捕された、というような書き方で、全く事実と逆で納得いかないから、新聞の直接取材を受けたいし、警察の不当逮捕に非常に怒っているので、他の逮捕された人たちと連絡を取って、警察なり然るべきところに抗議したい、と彼女は言っていました。
(中略)
参考動画:110913デモ逮捕者フランク夫妻インタビュー…岩上安身氏
9.11新宿デモで逮捕・釈放されたフランク夫妻のインタビューはこちら→
①http://www.ustream.tv/recorded/17246125
②http://www.ustream.tv/recorded/17246228
逮捕の映像と合わせてご覧下さい→
http://www.youtube.com/watch?v=D58H9LEZFV8
【ご意見板】
安住るり 2011年 9月 15日 21:04
フランクさん夫妻が不当逮捕されたときの様子がよくわかる、また、反デモグループがどれほど卑劣な暴言を叫び続けていたか、はっきりと記録されているヴィデオに、英語版と仏語版と日本語版の字幕を付けた方がいます。世界中に広めて欲しいそうです。
以下コピペです。
>
ちなみに日本語人口は1億2500万人、英語人口は5億1000万人、フランス語人口は2億人です。
日本は「主権在民の民主国家」ではなく、現代のナチ「在特会」と警察が一体となって平和なデモを弾圧する「警察・右翼ファシズム国家」であることを世界中に知らせる必要があります。
情報拡散をお願いします。
【日本語版】
http://www.youtube.com/watch?v=cEL7bSZYMzM&feature=player_embedded#
【英語版】
http://www.youtube.com/watch?v=2wfI8kli55c&feature=player_embedded
【フランス語版】
http://www.youtube.com/watch?v=ouY_r-nmpVE&feature=player_embedded
(終わり)
(引用ここまで)
このような動画の拡散によって、日本という国家がどのように「政治的、宗教的、その他の目的を達成する意図のもとに市民に対して向けられる強制的手段の使用」を実行するかが世界に知られることになります。それに、なによりもこのフランス人自身がこの不当逮捕と不当報道について、友人知人に話しまくるでしょう。日本は並みの人権後進国へのものよりもはるかにきびしい非難を世界中から浴びてほしいと思います。仮に日本製品ボイコットが起きたってそれは当然のことでしょう。日本製品ボイコット運動が世界で起こったら私はそれを支持するでしょう。
次は、日本のデモと各国のデモとの比較考察をしている、「日刊ベリタ」での小倉利丸さんの記事。引用は一部だけにしますので、リンク先からどうぞ。
●日刊ベリタ
日本のデモに表現の自由はない 警察の暴力が目立った9・11新宿デモ
小倉利丸
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201109142102523
2011年09月14日21時02分掲載
新宿のデモで12名もの逮捕者を出したが、多くの証言者の証言にあるように、その責任はデモを警備していた警察側にある。警察の暴力も見過ごせない。警察の過剰警備は、この国の憲法が私たちに保証している表現の自由を大きく侵害していることは今更いうまでもないが、やっぱり声を大にして、表現の自由が第一であり、警察は介入するべきではない、ということ言い続けなければならない。ほとんどの国は、先進国であれ第三世界であれ、表現の自由を人々の基本的な権利として憲法で保証しているということは、わざわざあえて言うまでもないことだが、日本のそれは、他の諸国と比べて、極端に自由度が小さい。もはや自由などという言葉は死語となったと宣言してもいいくらいだ。
(後略)
(引用ここまで)
世界各国のデモが日本ほどの弾圧を受けていないことを、小倉利丸さんの記事の中の写真で見ていただけたと思います。
次は、雨宮処凛さんの証言。どのような状況で逮捕されたのかがよくわかります。
●マガジン9
雨宮処凛がゆく!
第203回
「原発やめろデモ」での大量逮捕に思う。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/110921/
(前略)
検挙理由は、1人が東京都公安条例、11人が公務執行妨害。一部報道ではデモ参加者が「暴力をふるった」などと報じられているが、それは事実誤認だ。当日現場にいた人ならわかると思うが、この日の警察の警備はやはり前回の8月6日同様、異様だった。突然サウンドカーとデモ隊の間に割って入り、デモ隊を意図的に混乱に陥れる。デモ隊からの出入りを許さない。そうしてデモ隊を両側からぎゅうぎゅうに挟んでおしくらまんじゅう状態を作り出す。そんな混乱状態の中、まるで「人間狩り」のように次々と参加者が逮捕されていった。あまりにも異様な状況に、サウンドカーでライブをしているECDさんまでもが「危ないから警察に近づかないで下さい!」と何度も呼びかけたくらいだ。突然警察が襲いかかり、羽交い締めにされながら連行されていく参加者。私が最初の逮捕を見たのはデモが始まって5分も経たないところだった。そうしてデモのゴール近くでまたしても逮捕者が出た。その間にも他のブロックでたくさんの逮捕者が出ていたことはあとになって知った。とにかくこの日の警察は、執拗に執拗に、デモの最初から最後まで、逮捕し続けた。ただ「原発いらない」と声をあげるために集まり、炎天下の中を歩き続けた参加者を。
スターウォーズののぼりには、「放射能は健康にいい」というブラックなコピーが。
デモの前から異様なことはたくさんあった。デモの2日前には、事前に届け出ていたデモコースそのものが拒否されるというありえない状況となった。このせいで出発地点がアルタ前から新宿中央公園に変更され、デモコースも大幅に変わってしまう。結果、告知期間が少なく、当日、アルタ前に行ったもののデモに参加できなかったという人も多く出てしまった。
また、当日午後2時頃には新宿東口からアルタ前に出る階段が警察によって封鎖。デモ後に集合したアルタ前広場には、とにかく通りすがりの人が入れないよう信号すら渡れず、警察は地下道へ通行人を誘導。もうひとつの信号では信号が変わるたびに規制線が張られた。
この日強く感じたのは、露骨な「運動潰し」の空気だ。これまで、「原発やめろデモ」には「デモは初めて」という人たちが多く参加していた。それがデモの爆発的な勢いとなっていた。しかし、デモ参加者をこれほど逮捕しまくれば「デモに行く」=「逮捕されるかも」という恐怖を簡単に植え付けられる。また、「暴力をふるったから逮捕した」ということにすれば、脱原発デモ=暴力集団というイメージなどすぐに作り出せるだろう。
9月11日の「原発やめろデモ」、ラストはやっぱり「原発やめろ広場」!
菅内閣から野田内閣となり、「脱原発」から政治は随分後退したように思える。読売新聞には「展望なき脱原発と決別を」という社説が載り、首相が変わってからは「経済のためには原発が必要」という論調が再び盛り返しているのを感じる。「脱原発」という人類の命運にかかわる方向性自体が、何か「思いつきばっかの困った菅さん」的な感じのキャラ問題に矮小化され、忘れ去られていく過程に入っているかのようだ。
しかし、原発を考えることは、「これからの社会」を作るにあたって、何を基準にするかを改めて考えることでもある。「経済」を基準にするのであれば、どれほどの被曝要員が必要とされようとも、一旦事故が起きたら取り返しのつかないことになろうとも、原発を作りまくり、輸出しまくればいいのだろう。そこには様々な利権が絡み、目先の「経済」は活性化する。しかし、「命」を基準にしたらどうだろうか。今も被曝に晒される福島の子どもたち。警戒区域に置き去りにされた動物たち。そして、これから生まれてくる命。
「原発いらない」と声を上げるためにわざわざ休日を潰し、炎天下の中歩き続けるために集まった人たちは(これは決して楽なことではない) 、きっと「命」を基準にした社会を目指したいと思っている人たちだ。そんな参加者が、ちょっと警察とぶつかったとかそれだけの理由で逮捕されていく。そんな瞬間に何度も立ち会いながらも、恐怖に立ちすくんで何もできなかった私がいる。そのことを今、猛烈に反省しているが、だからといってあの時自分に何ができただろう。それをずっと自問している。
(引用ここまで)
なるほどなるほど、すでに事前から警察はデモを妨害していたのですね。
次は、友人が逮捕の被害にあった、東京都杉並区のすぐろ奈緒・区議会議員のブログから。
●すぐろ奈緒の もっとまつりごと!
弾圧には屈しない
http://naosuguro.blog135.fc2.com/blog-entry-305.html
2011/09/12
昨日、9月11日脱原発アクションが全国各地で開かれました。
新宿で行われたデモで12名の参加者が不当に逮捕されました。
終始穏やかに歩いていた人たちの隊列に、突然警察が突入してきてもみくちゃにして暴行し、一気に連れ去っていく、これを何度も繰り返しました。
主催者である私の友人は「歩道を歩いていた人にデモの列に入るように指導しなかった」という理由で逮捕されました。
デモのスタート前から今まで見たことのない過剰な警備体制で護送車も十数台路上に駐車していました。
最初からターゲットを決めて狙っていたとしか思えません。
人々に「デモは危険なこと」という印象をつけさせ見せしめにする目的です。
戦時中に治安維持の名目で反戦を訴える人たちを次々に逮捕し拷問した手法と同じです。
国は何を守ろうとしているのですか?
誰のせいでデモをしているか分かってますか?
取り締まるべきは東電ではないですか?
デモをしなくて済む社会にすべき責任は誰にあるんですか?
やるべきこともやらずに
多くの国民を被曝させながら
脱原発の世論を潰すことに
躍起になっている国の権力者たち
情けないですよ。
ほんとに情けない。
これでデモが小さくなったら相手の思うつぼです。
私たちは、絶対に屈しない。
より大きく、より高らかに脱原発を訴えていきたいと思います。
最後に、昨日のデモの後の新宿アルタ前
いとうせいこうさんのポエトリーリーディング
http://bit.ly/qwydXx
(転載ここまで)
「デモのスタート前から今まで見たことのない過剰な警備体制で護送車も十数台路上に駐車していました」...これは、
「反原発運動・脱原発運動を弱めるという政治的目的を達成する意図のもとに市民に対して向けられる警察権力という強制的手段の使用」に当たります。つまり、テロリズムの定義にぴったり当てはまることになります。
それから、次の「日々坦々」では、今回の逮捕劇についてのユーストリームでの岩上安身氏と鈴木邦男氏の対談が文字起こしされています。一部引用させていただきます。
●日々坦々
岩上安身氏 × 鈴木邦男氏 : 公安警察と右翼標榜団体(在特会)と読売が一緒に動いて脱原発デモのイメージダウン謀った!
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1208.html
2011/09/24 13:47
(前略)
岩上
9月11日のデモで12人が逮捕されてるんですよ。
機動隊の顔面を殴ったとまことしやかに読売が書くわけです。
それは誰なんだ、それを確認したのか、今の時代ですからありとあらゆる人たちがスマホなんかで動画を撮れるんですよ。
それがユーチューブに沢山上がってます。どっか、そういうものが目撃され確認されたものがあるのか。あるいは、もしかしたら後日、それが確認されるかもしれないけど、その時点で読売は確認してそういうこと書いているのかと。
もうねえ、ちょっと理解できないんですよ、そういう書き方は。
少なくとも、一定の留保とか、きちんと裏を取って書くとか、警察の言い分そのままに、そういうことがあったと、暴徒化したみたいな書き方でいいのかって。やっぱり、メディアの姿勢が問われるわけです。
なにかセットだったような気がするんですね、公安警察と言いますか、警備警察。それと挑発をする、右翼標榜団体。
それから読売のようなメディア、というのが一連、一緒に動いて、現実のデモに参加してない人、見てない人、あるいはユーチューブや我々のようなメディアを見ない人。そうすると、あのデモが基本的には平和的なものだというものを理解しない人にとっては、刷り込み効果があるわけですよね。
参照
■脱原発デモで12人逮捕、機動隊員暴行などで
(読売新聞2011年9月12日00時20分)
≪東京・新宿で11日に行われた「脱原発」を訴えるデモで、警備中の機動隊員に暴行を加えるなどしたとして、警視庁は同日、デモの参加者の男11人を公務執行妨害の疑いで、デモを主催した団体のメンバー、二木信容疑者(30)を都公安条例違反の疑いでそれぞれ現行犯逮捕した。
発表によると、男らは11日午後、東京都新宿区の路上で、警備中の機動隊員らの顔を殴るなどした疑い。二木容疑者は規定に反し、車道で行進していたデモの隊列を歩道にまで広げた疑い。≫
鈴木
そうですね、それとね、たぶん裁判に訴えて警察のほうは負けると思いますけれども、とにかく今やっておけば、それによって平和的なデモだって言っているけど、でも怖い。巻き込まれるかもしれない。出るのやめようと、そういうふうにもっていくのが怖いですね。
(後略)
(引用ここまで)
「ある種の新聞」と暴力的右翼と警察がタッグを組んで、市民からの平穏な意思表示を妨害し弾圧する。仮にこれが中国や北朝鮮やロシアで行われたら、多くの日本人は「共産主義国にはやはり言論の自由がないからね」と他人事のように言うと思うのですが、それに相当することがまさに日本で起きているのです。日本のみなさん、つらくても、そのことを素直に認めませんか。「日本には言論の自由がない」と。
さて、この逮捕劇をデモ参加者の「乱暴」のせいだとする、そのような「ある種の新聞」の一つである産経新聞への批判は、vanacoralさんから。
●vanacoralの日記
「素人の乱」は「酔っ払い・不届き者の乱」ではない
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110916
2011-09-16
国民の税金で原発推進の旗を振っていた産経新聞による、脱原発デモに対する誹謗中傷記事であります。*1
■デモ・イベント情報で一気に人“集結”…ネット反響困った 警察パニック警戒(15日付MSN産経ニュース)
インターネットでデモへの参加を呼びかけたり、イベント情報が広がったりした結果、予想外の人数が集まり、混乱が起きるケースが目立っている。東日本大震災後の反原発デモには、酒を飲んで騒ぐ“不届き者”の姿も。「芸能人がいる」とのデマ情報がネット上で飛び交い、パニック状態に陥ったこともあった。死傷者が出る恐れもある「ネットの反響」に警察当局は頭を悩ませている。
大震災から半年の9月11日。東京・JR新宿駅周辺で行われた反原発デモは、主催者側がネットで「出入り自由」「踊るだけでももちろんOK」「めんどうな集会などいっさいなし」と告知した。その影響か、警視庁への事前届け出の参加人数1千人に対し、倍以上の2千数百人が集まった。
通行規制が行われる車道を練り歩くデモ隊には、大音量の音楽を流すサウンドカーが混じり、打楽器などを打ち鳴らしたり、仮装したりする若者も多数。酒を飲みながら、反原発を訴える姿も見られた。
「ネットで見て、様子を見に来た」。飲酒しながら参加した都内の20代男性は赤ら顔でこう話した。
警察官の通行整理に従わない参加者もおり、12人が公務執行妨害の現行犯などで逮捕された。沿道には眉をひそめる買い物客も少なくなく、「まじめにやれ」との声もあがった。
ほほう。
沿道から罵声を浴びせたり、デモに参加した女性の腹を蹴ったりする“不届き者”に関してはスルーですか。そうですか。
(中略)
ダメ押しで改めて今回の大量逮捕が以下に不当であるか、証明しましょう。
■強引警備裏目に デモ逮捕者次々釈放(15日付オルタナ)
東京都新宿区で9月11日に開催された「原発やめろデモ」は、大量の警察官を投入した過剰な警備体制の中、12人の大量逮捕に発展。ところが警視庁は2日後の13日に早くも6名、翌日にはさらに1名を釈放した。強引な警備が裏目に出た模様だ。
■警察がデモ隊を挑発?
新聞各紙は12日、警察発表をなぞる形で「脱原発デモで12人逮捕、機動隊員暴行などで」(読売)などと報じた。検挙理由は都公安条例違反が1名、警備中の機動隊員を殴打するなどの公務執行妨害が11名というものだ。
記事を読むと、あたかもデモ隊が傍若無人のふるまいを行い、警察がこれを取り締まったかのように受け取れるが、実態は全く違う。
記者は当日、デモを取材していたが、出発直後からトラックに音響セットを乗せた「サウンドカー」とデモ参加者との間に警察官が何度も強引に割って入ろうとして揉み合いが発生。混乱のたびに数人ずつ検挙された。
こうした強引な警備は、4月10日に東京・高円寺で開催された原発やめろデモでは全く見られなかったもので、当然1人も逮捕者は出なかった。今回の大量逮捕は、デモ隊を挑発するかのような警備が招いた事態だ。その非はデモ参加者ではなく、警視庁にある。
■接見禁止つかず、取り調べも「やる気なし」
逮捕からわずか2日後に半数が釈放されるという対応からは、このまま勾留を続けても公判を維持できないのでは、との警察の焦りがうかがえる。事実、14日に釈放された1名は勾留請求がされたものの、裁判所はこれを却下した。
デモ主催者でリサイクル店「素人の乱」5号店店主の松本哉氏は「今回、12人全員に接見禁止が付かなかった。これは異例のことで、釈放された二木信(ふたつぎ・しん)氏も『警察の取り調べにやる気が感じられない』と言っていた」と話す。規制ありきで警察が暴走した可能性を疑わせる指摘だ。
6月11日の新宿での原発やめろデモでは、新宿駅東口のアルタ前広場が約2万人の群衆で埋め尽くされた。「警察は意地でも脱原発気運を盛り上がらせたくないのでは」と松本氏は語るが、原発の安全神話が崩壊した今、脱原発のうねりを力でねじ伏せることは不可能だ。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年9月15日
(転載ここまで)
多くの善良な日本人には不本意だと思いますが、
ここまで証拠がそろうと、日本は「政治的、宗教的、その他の目的を達成する意図のもとに市民に対して向けられる強制的手段の使用」を行うテロリスト国家であると結論せざるをえません。少なくとも結果として、暴力的右翼団体と警察とある種の報道機関が共同でテロリズムを行っている形です。
日本を民主化しようという運動をしている人たちは、この現実から出発しなければならないのです。
日本で起きているこれらの現実は、単なる「弾圧」や「嫌がらせ」や「右翼ファシズム」や「不当報道」ではなく、「テロリズム」と認識した方がぴったりきます。最後に、今回の逮捕劇の犠牲になった人たちを救う会のブログから、勾留理由開示公判の報告と、最終的に全員が釈放された報告。
●9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会
http://911nonukyuen.tumblr.com/
勾留理由開示公判の報告
かねてより告知していたとおり、3人の選任弁護士の協力のもとで20日(火)に勾留理由開示請求公判が東京地裁で開かれました。当日は60人を超える仲間が傍聴に結集し、地裁が用意した425法廷の37席すべてをうめつくすことができました。ただ「記者席」の5席については開廷前・公判中に裁判官に抗議しながらも空席のままだったことを補足しなければなりません。この「記者席」は記者クラブ加盟社の記者でなければ座ることができない特権的なしろもので、すべてのジャーナリストに開放するか、さもなくば廃止すべきものです。前後しますが、入館時にしぶしぶ金属探知機による所持品検査を受け入れているにもかかわらず、法廷付近の通交を厳しく狭めたうえでさらに同じ検査を行う不当な裁判所運営にも救援会は抗議しました。
裁判にまつわる不当な状況については、傍聴者があふれた場合の対応も補足しておく必要があります。当初より裁判官の指揮のもと、今回の勾留理由開示公判では傍聴者の入れ替えが禁圧されようとしました。これに対して各傍聴者が休息で一時退廷するかたちで、法廷外で待機している仲間に傍聴券をわたして交替することで突破し、けっきょく裁判所も交替を事実上認めました。勾留されている仲間の一人が機転をきかせてトイレを要求したことで、事実上の傍聴交替がスムーズに進んだのでした。
肝心の公判では、まず弁護士による求釈明を受けて裁判官が釈明していく一幕からはじまりました。デモの萎縮をねらう過剰警備や曖昧な逮捕状況の確認要求、さらに原発反対の声をあげる社会的妥当性とのかねあいからの警備状況の再確認などを細かく追及する求釈明には「そうだ!」の声がまきおこり、無定見に勾留を認容した裁判官がほとんどなにも考えていなかったありようが暴露されるにつれ、予測されたこととはいえ弾劾の声が激しく飛び交う展開となりました。弁護士の追及により、勾留裁判官が自らの認識のずさんさを一部認めるなど前代未聞の事態とさえなったのです。
勾留されている仲間の意見陳述は各人各様で、それぞれに痛切なものでした。過剰警備と逮捕の違法性の追及からはじまり、逮捕・勾留は運動つぶしが狙いであること、また原発が下請け労働によって支えられてきた犯罪性を鋭くつく真摯な提起が続き、さらに事故かくしを続ける政府とそれに荷担するマスコミといった状況に抗する運動の側にこそ理があるとの「私論」(本人談)も展開されました。原発事故の責任がうやむやにされるこの状況下で「本当に悪い人をつかまえてほしい」との寸言で意志を表明する仲間に拍手が送られれば、逮捕時と身柄確保後にくわえられたリンチの実態を身振りをまじえながらとつとつと語って裁判官に迫る仲間の陳述では、悲鳴ともつかない怒号が法廷を満たしました。いうまでもなくすべての陳述で声援と拍手がわきおこり、分断されていた仲間の通交が確認されていったのでした。
最後に行われた弁護士の意見陳述では、求釈明や被疑者の陳述をふまえたうえで、それぞれ「原発やめろデモ」の逮捕事件が反原発運動の予防弾圧をねらったまぎれもない政治弾圧であることを断言。また裁判官に即座に勾留を解くようにと、まるで諭すかのような口調で、しかし決然と弁護人としての意見が語られました。声援と拍手を送ることで傍聴者もまた勾留裁判官への追及にくわわり、法廷は被疑者・傍聴者・弁護士の連携によって勾留理由を厳しく問いただす裁判となりました。裁判官は当初冷静さを装っていたかのようでしたが、追及をまともに受けたためか法廷警備員に「いいんですか?」とうながされても「退廷!」を連発することもなく、また裁判官による傍聴者弾圧である監置も行わず、閉廷宣言で精一杯かのようでした。その瞬間に傍聴者が立ち上がって口々に「がんばれ」と勾留されている仲間に声をかけたことはいうまでもありません。
閉廷の際に法廷警備員が傍聴者を法廷からむりやり排除する暴挙がありましたが、無事に公判を貫徹することができました。それもひとえに傍聴に参加した支援者や友人たちあってのことです。5人は依然として勾留されたままです(満期22日)。5人の早期釈放を実現するためにも、引き続いてのご注視・ご支援をよろしくお願いいたします。
速報:9/22、残りの5名が全員釈放されました
9月22日、勾留されていた残りの仲間5名が全員釈放されました。
詳細は追ってご報告いたします。
ご支援・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
(転載ここまで)
最終的に全員が釈放されました。釈放されたことはよかったですが、デモを抑圧する効果はあったでしょう。しかし、上に引用したすぐろ奈緒さんも書いているように、「これでデモが小さくなったら相手の思うつぼです。私たちは、絶対に屈しない。より大きく、より高らかに脱原発を訴えていきたいと思います。」
全員が釈放されたことはテロリスト国家日本の中のささやかな救いです。今回の2011年9月11日の東京でのテロリズムの被害にあわれた方々に心からねぎらいの思いを捧げて、この記録を終わります。
関連して。
過去にも靖国神社で警察と極右が手を結んでいるかのように一般市民を弾圧したことがありました。2009年8月のことです。
■田母神俊雄演説に平穏に抗議した非暴力の外国人に警察と右翼が圧力をかけた事件
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1368.html■極右と警察が一緒に動く日本(日英仏語) / In Japan, the radical right activists and the police act together. / Au Japon, l’extrême-droite et la police vont de pair.
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1369.html■チャンネル桜カナダ人弾圧事件・英語字幕つき動画
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1413.html築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2011-09-07
【傍聴を!】今日9/7豊洲新市場汚染土壌廃棄差止め訴訟公判原告陳述です!
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-11010281818.html

↑『がけっぷち社長』さん作。また、税制についての当秘書課の記事は、「カテゴリ : 税制、税金、財政」から。
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岸田はこの愚行で何を守ろうとしてるんですかね…津木野宇佐儀(「月乃兎」改め)石垣島への陸上自衛隊配備について住民投票を求める規定数以上の署名を集めたのに住民投票実施を行政からも司法からも却下された異常事態沖縄は今も本土の捨て石にされている。 沖縄は大東亜戦争で日本本土の捨て石にされ,莫大な民間人犠牲者を出しました。戦後も裕仁天皇の越権行為により,米軍基地が半永久的に配備されました。選挙で民意を示しTakeshi政権政党に有利に作られている、選挙の高額供託金という参入障壁制度No title 日本において高すぎる供託金が立候補の妨げとなり、結果として新しい候補や政治勢力の台頭を阻んでいます。先進民主主義国家と言われる国の中では非常識に高い供託金は、クテシフォン少女時代(소녀시대、Girl's Generation) 「다시 만난 세계」 (Into The New World、また巡り逢えた世界) (不定期連載、「気まぐれK-POPプレイリスト」)これらの曲もいいと思います。 ポーランド・ロックのシンガーソングライターであるKaśka Sochacka(カシカ・ソハッカ)のCiche Dni(静かな日々)とSpaleni Słońcem(太陽に灼かれて)
もいい曲だと思いますTakeshi政権政党に有利に作られている、選挙の高額供託金という参入障壁制度 選挙供託金制度は1920年代に普通選挙が導入された際、無産政党の参入を阻止するために制定されました。
これとセットになっているのが無産政党の活動を制限する治安維左の人日本に人道主義を導入して定着させよう。自民党政府の非人道性を見過ごせない。 #入管法改悪反対人権を嫌悪する者が付和雷同し、嫌がらせの言節を放っているのに食傷。 こんばんは。私も村野瀬さんも十数年にわたってSNSの言論の場に身を置いていますが、特に近年、「物事を丁寧に書き示す」より「対象物を手っ取り早くぶん殴れる」言節が伊東 勉広島サミットについての批判的メモサミットとは?そもそもサミットとは?
欧米列強&欧米列強の悪い部分ばかりマネしてそのおこぼれにあずかろうとしている日本が、これまで作り上げた国際秩序と自らの覇権を確保するため閉口首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。前近代的な日本の姿自民党は前近代的な世襲政治家が多い政党です。
岸田文雄も世襲政治家です。
首相公邸で遊ぶ岸田文雄一族。
まるで封建時代の絶対王政の国そのものです。
こういった政治家閉口日本に人道主義を導入して定着させよう。自民党政府の非人道性を見過ごせない。 #入管法改悪反対入管法改悪法案の廃案と帰国できない事情のある仮放免者に在留資格を付与することを求めます!入管法で改正が必要なのは、今の杜撰すぎる難民認定審査のあり方です。
日本は難民として認定すべき人を難民として認定していません。
それを改正するどころか改悪して難民閉口不祥事で議員辞職する維新議員はほとんどいない。こんな政党を支持・容認したり批判せずにいたりすることは維新の不祥事を支持するようなものだ。 #維新は最悪の選択肢 いわゆる「身体検査」が機能していないのでしょうね。日本共産党や公明党は選挙資金は党が負担するのが大前提です。大切な党のお金を使うのですから、候補者の選定基準も左の人袴田巌さんの完全無罪を勝ち取り、無罪の者を無理に有罪にして真犯人を逃がした検察の過ちと暴力を解明すべき。検察の指向性と日本政府の無謬性主義はパラレル 泉田裕彦に裏金を要求した星野伊佐夫元新潟県議が不起訴になりました。女性に強制性交すべく女性に受傷させたプロ野球選手は,不起訴の可能性が高いとも言われています。Takeshi差別主義経営者のいるホテルチェーンと日本サッカー連盟との不適切なナショナルチームパートナー契約郵便局の窓口でアパホテルカレーを販売中郵便局に行ったら,窓口にアパホテルの元谷芙美子社長の写真が載ったアパホテルカレーが390円で販売されていました。買いませんでした。アパホテルは自民党に要望し,自民Takeshi#奪マスク #脱マスク を他人に強制しようとするな。徹底的に抵抗する。>ewkefcさん>自動車事故に遭わないため、遭わせないためには自動車を運転しないことなのね。
「生きているといろいろな問題があって大変です。だから、それらの問題を避けるためには村野瀬 玲奈#奪マスク #脱マスク を他人に強制しようとするな。徹底的に抵抗する。No title『#奪マスク #脱マスク を他人に強制しようとするな。徹底的に抵抗する。』に対する意見
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9123.html
>コロナウィルスに感ewkefc#奪マスク #脱マスク を他人に強制しようとするな。徹底的に抵抗する。 マスクの効果は偉大ですよ。私のようなブサイクでもマスクをつければ堂々と人混みを歩けます。堂々と女性と会話することもできます(笑)。目の前でふんぞり返っている市左の人自民党のおかげで日本のGDPはG7最下位になった。 もっともっと貧しくなるでしょうね。
新自由主義をやめないからです。何でもかんでも非効率だとこの30年間国内の産業を空洞化させてきました。曰くこれからは金融だエ左の人の死刑FAQ (適宜更新)この世はダブル・スタンダードにあふれている。 差別はいけないと多くの人が言います。ところが自分の息子や娘が死刑囚の子と結婚するとなったら猛反対して必ず結婚をつぶすでしょう。「お前が結婚するということは,殺Takeshi#はだしのゲン を隠そうと大日本帝国主義勢力が広島はじめ各地で裏で動いていることが、この戦争漫画が戦争推進者の本質を突いていると証明している。 #はだしのゲンを無くすことに抗議します教育行政の犯罪・不当行為(広島県) 2003年3月に広島県尾道市立高須小学校で就任1年の民間人校長の慶徳和宏さん(56)が校舎正面1階の壁面に体をさらして自殺しました。2年半後,遺族の請求に対し,地方公務Takeshi大阪府 #堺市長選挙 では、維新の利益よりも市民全体の利益が重要。維新の利益は市民の利益を削ったところで生まれる。だから維新現職から野村ともあき氏へと #堺市長を変えよう 維新=犯罪組織「あなたが維新も自民も支持しないとしても、維新首長はどんどん落選させるべきです。そうでないとつけあがりますから。」
野村氏の言うとおり。
入管による「殺人」の被害boof同意の無い性行為を性的暴行として処罰するスペインの法改正性暴力を受けた苦しみは一生続く。yaping20 野田正彰さんは,海南島リー族の元従軍慰安婦の精神鑑定を求められ,現地に赴いたそうです。
〇〇さん(79歳)は14歳のとき,村に押し入った日本兵に拉致され,駐屯地Takeshi「東電の電気を使っている人は原発を支持していることになる」という勘違いああいえばこう言うの典型ですね「反体制も無謬性を訴えている訳ではありませんが、何か?」とこのツィに言い返しても問題はありませんよ。
こんなのを聞いていたら、自分が間違えた時に引き返せなくて周アンドリュー・バルトフェルド自民党のおかげで日本のGDPはG7最下位になった。No title『自民党のおかげで日本のGDPはG7最下位になった。』に対する意見
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9120.html
>自民党は日本を経済的に貧しくすることにewkefc軍拡(防衛)財源確保特措法案が通ると、日本を完全な戦争国家に固定してしまい、国民生活への良い影響は一つもないと予測される。永山則夫死刑囚の予言は的中するのか。 永山則夫死刑囚は,ノート8(1970.5.25~6.27)の中で次のように述べています。
一言的に表現すれば,帝国主義国家であるかぎり,人間精神は五十歩百歩で進歩しないTakeshi