「
金持ちをさらに富ませる主張の金持ち候補を当選させると名古屋市の何がどう良くなるんだろう? (河村たかし仕掛ける名古屋トリプル選) 」という記事を名古屋トリプル選前に書きました。また、選挙結果をうけて、「
次は、中京の有権者の見識が問われる番。 (愛知地方選、新聞社説読み比べ) 」という記事も書きました。
これからも、名古屋トリプル選の結果が示す危険性について考え続け、訴え続けます。今回は、そのために役にたつ記事をいくつか紹介させていただきます。長い記事になりますが、大切な指摘を含む記事ばかりですので、最後までおつきあいいただけるとうれしいです。
まず、河村たかし氏と支持者の高揚ぶりを当選直後の新聞記事で記録しておきます。
●産経新聞 - Yahoo!ニュース 名古屋トリプル投票 河村節全開「どえりゃあ」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110207-00000117-san-pol 産経新聞 2011年2月7日(月)7時58分配信 愛知県知事選で当選し、万歳する大村秀章氏 =6日夜、名古屋市中区(沢野貴信撮影)(写真:産経新聞) ■悔やむ民主側「ヒールになってしまった」 「どえりゃあ面白い名古屋にする」-。6日、投開票された愛知県知事選と名古屋市の出直し市長選、市議会解散の賛否を問う住民投票で「3戦全勝」を果たした大村秀章氏(50)と河村たかし氏(62)は、自らが率いた地域政党の勝利の意義を改めて強調した。有権者が既成政党に「ノー」を突きつけた“中京の乱”は、4月の統一地方選にも影響を与えそうだ。 【フォト】当選して喜ぶ河村たかし氏は「冷静になれ」と支持者から水をかけられた 投票終了直後の午後8時すぎ、報道各社が河村、大村両氏側の「完全勝利」を速報すると、名古屋市内にあるそれぞれの選挙事務所では、詰めかけた支持者らが歓声を上げた。 中日ドラゴンズの帽子をかぶって登場した河村氏は「どえりゃあ面白い名古屋にする。名古屋の名物は手羽先だけじゃない。民主主義を名物にする」と独特の語り口で声を張り上げ、「議会は選挙で示された市民の明確な民意を受け止めにゃあいかん」と、圧勝を背景に強気の“河村節”を炸裂(さくれつ)させた。 自転車で街中を駆け巡って「改革」をアピールしてきた河村氏。“戦友”の自転車にまたがり、衆院議員時代から恒例の支援者にバケツで水を掛けられるパフォーマンスを披露。真冬にもかかわらず、8杯を一気にかぶり、喝采を博した。 大村氏も事務所で支持者とバンザイ。「今日、日本の歴史が変わりました」と絶叫した。 それぞれの事務所で支持者と喜びを分かち合った両氏は、共同会見場となった名古屋市内のホテルで合流。肩を抱き合いながらがっちりと握手を交わした。 会見で河村氏は、今後の出直し市議選、県議選を「桶狭間の戦いと同じくらい価値がある」と表現。地域政党「減税日本」で市議会での過半数獲得を目指す意向を強調する一方で、将来的な首相への意欲もチラリ。大村氏は「どえりゃあ面白いことができる総本山にしたい」と話した。 両者はまた、中京都創設などを掲げた「アイチ・ナゴヤ共同マニフェスト(選挙公約)」実現に向け、市・県と民間による「中京独立戦略本部」を近く発足させる方針を明らかにした。 県民税・市民税の10%恒久減税や、県と市を一体的に強化する「中京都構想」を掲げてタッグを組んだ両氏。河村氏は「減税日本」、大村氏は「日本一愛知の会」という地域政党を立ち上げ、既成政党と対峙(たいじ)。河村氏は、大村氏の応援でたびたび名古屋市外にも足を運ぶ余裕もみせた。 一方、県内で国会議員24人を擁して「王国」を築いてきた民主。しかし知事選、名古屋市長選に完敗、県政、市政とも「野党」に転じることとなった。名古屋市長選で河村氏に敗れた前衆院議員の石田芳弘氏(65)は6日夜、健闘をたたえる拍手に迎えられながら、名古屋市中区の事務所に到着。「市議がヒール役(悪役)、自分がその代表ととらえられてしまった」と悔しさをにじませた。 【関連記事】 首長新党vs既成政党 愛知の結果で構図に変化 トリプル投票 大衆迎合“パンとサーカス” 河村人気先行 トリプル投票 「寄せ集めは邪道」と片山総務相が批判 河村パワー圧倒 政令市議会で初の「解散」確実に 【よくわかるニュース解説】名古屋市議会リコール、一転住民投票へ 最終更新:2月7日(月)10時12分
(転載ここまで)
ここで言われる「市民の明確な民意」って何なのか、冷静に考える必要があります。冒頭に引いたうちの過去記事二つでも説明したカワムラシの「減税」論を論理的に分析したら、「金持ちに多額の減税をする一方で、名古屋市民の大半をしめるであろう年収600万円以下の層がうける行政サービスを削って減税の原資にあてる」というのが名古屋の民意であるということになってしまうからです。
冷静な思考なしの熱狂はたいへん危ないと思う私としては、これからの名古屋市民が「肉屋を熱狂的に支持する豚」にならないように祈るだけです。
さて、名古屋市民を熱狂させた「減税」の正体と、首長と議会の役割について、ジャーナリストの田畑光永さんが改めてていねいに説明しているので、記録します。
●リベラル21 「減税」の旗印の実体は?――河村たかし氏の「民主主義」は危ない 田畑光永 (ジャーナリスト)http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1476.html 2011.02.16 去る六日に投開票された名古屋のトリプル選挙。ご承知のように結果は河村たかし氏が市長に再選、愛知県知事には河村氏の盟友で自民党をとび出した前代議士の大村秀章氏が当選、あわせて行われた名古屋市議会解散の賛否を問う住民投票では賛成が過半数を占め、来月、出直し市議選が行われることになった。 すべては河村氏の計算どおりになったわけで、それだけ氏に対する市民、県民の支持が厚いということになるのだろうが、同時にこの結果に危惧を抱いた人も少なからずいたはずだ。私もその一人である。氏の論理と政策のいずれにも欺瞞があると思うからだ。 河村氏は「新しい民主主義の日本の夜明けだ」と豪語するが、その論理構造はきわめて簡単である。氏が前回の市長選で公約の「一丁目一番地」に掲げた「市民税10%減税」の恒久化に市議会が反対したことは「民意にそむく」ので、それを糾すのが今度の選挙だというのだ。そして自ら市議会の解散を求める住民投票実施にむけて署名運動をリードし、自らも市長職を辞して再度信を問うたという訳である。 一見、筋の通った理屈のように見えるが、当選した市長の公約に反対することをもって「民意にそむく」と決め付けることが妥当かどうか、がまず問われなければならない。日本の地方自治体においては、首長と議会議員は独自に選挙で選ばれる。ともに民意を託された存在である。首長の意思も民意なら議会の意思も民意である。そこに食い違いが生じたらどうするか。河村氏は市議会が法案の成立を拒否すれば、法案が通らないから議会が「殿様だ」と言うが、市長は何度でも法案を提出することができるのだから、一方的に議会が上とは言い切れない。制度が期待するのは、ともに民意を体現する首長と議会の意思が異なった場合には、双方がそれこそ「熟議」を尽くして妥当な結論に到達することのはずである。 河村氏はそれを「なれあい」と表現して、妥協を排除するが、相手を抹殺することが民主主義ではないはずだ。直近の選挙結果が民意だという言い方もあるが、これは新しく勝った側の身勝手な論理にすぎない。選挙に現れる民意そのものが揺れ動くのは常識なのだから、違った民意が現れることは、珍しいことではなく、その場合は立法、行政に携わるものに立ち止まってよく考えることを民意は要求していると受け止めるべきなのであって、新しい民意が古い民意より正しいという理屈にはならない。河村氏の論理は欺瞞である。 河村氏の掲げる政策はどうか。その第一は市民税の10%減税である。そのため氏は「減税日本」なる政党を立ち上げ、出直し市議選では40人もの候補者を立てるそうである。また今回の選挙では大村氏も県民税の10%減税を掲げたから、河村・大村コンビの政治は一にも二にも減税から始まるようである。 減税と聞いて喜ばない人はいないだろうから、選挙スローガンとしては強力である。しかし、一方では国も地方も財政難どころか財政危機にあるのに減税などして大丈夫なのかと誰しも心配になるはずだ。 河村氏はまた議員の報酬を半減して800万円にすることも公約とした。巧妙な戦術である。確かに氏の言う如く、地方議員(国会議員も)の報酬は高すぎる。だから議員が職業化し、そこから世襲といった問題も起きてくる。それはそれで日本の民主主義を考える材料の一つであるが、それを減税と組み合わせて、あたかも減税を埋め合わせるかの如くに持ち出すのは欺瞞である。議員報酬を半減させたところで、出てくるお金はせいぜい6億円程度、市民税減税に必要な250億円とは文字通り桁が違う。 河村氏と大村氏は13日朝のフジテレビの番組に出演したが、そこで河村氏は単年度で既に実施した減税の財源161億円は行財政改革で浮かした185億円で賄ったと言い、今後も減税の財源は行財政改革、なかんずく人件費の削減から生み出す、そのために800人の職員を削減する、と明言した。 減税が恒久化されれば、毎年、財源はいる。それを行財政改革で賄い続けるなどということができるはずがない。名古屋市にどれほど無駄な人間がいるのか知らないが、800人の削減というのもこの時代に可能なのだろうか。 減税のほかには、河村氏にはどんな政策があるのか。それがさっぱり見えない。「愛知から日本を変える」と威勢のいい大村新知事にも具体的な政策にはこれといったものはないようである。目玉の減税にしても名古屋市民税の減税額は年収300万円の家庭で年1400円、500万円で9500円、700万円で18100円だそうである。経済効果が見込めるほどのものではない。 それ以外に13日のテレビで大村氏が言った政策らしきものはこんなことである。日本一税金の安い愛知県、名古屋市を売り物にして、大勢の人や企業に移住してきてもらう。そうすれば名古屋も愛知もどんどん大きくなる。中国の上海は30年前は何もなかった。それが今のように大きくなった。これからの世界は大都市の競争だ。名古屋は、あるいは名古屋と大阪が手を組んで、その競争に参加するのだ。 市民税、県民税の10%減税くらいでそんなふうに物事が回転してゆくのか、なんだか詐欺師の台詞を聞いているようだが、それ以上にこの発想は税のダンピング競争であることが危険である。確かに愛知、名古屋は日本有数の大都市圏であるから、減税を売り物にすれば、移り住む人、企業が出てくるかもしれない。しかし、それは減税など逆立ちしても出来ない市町村にしわ寄せがいくことを意味する。「愛知から日本を変える」のではなく、「愛知だけうまくやろう」ではないのか。そうなるかどうかは別として、発想はそうではないのか。 仙谷前官房長官は河村氏を「ヒトラーやナチスのよう」と評したそうである。私には河村氏にヒトラーほどの大戦略があるとはとても思えない。しかし、氏は選挙後、民主党の小沢元代表のもとへ二度も足を運んでいる。なるほど選挙巧者、選挙第一主義者という意味で小沢イズムの信奉者とは言えそうである。
(転載ここまで)
「減税が恒久化されれば、毎年、財源はいる。それを行財政改革で賄い続けるなどということができるはずがない。」という当然の指摘について、カワムラシの支持者はどう考えるのか、ぜひ知りたいです。私は、恒久減税を職員削減や市議会議員の報酬削減だけでまかなうことはできないというしごく当たり前の考えに納得しますけど。
さて、カワムラシの支持者でブレーンだったけど今はカワムラシ陣営から離れたこんな人がいることを知りました。
●日本サードセクター経営者協会[後房雄のブログ] ■台風一過http://blog.canpan.info/jacevo-board/archive/230 2011年02月07日(月) 河村台風から一夜明けて、気持ちを切り替えて、河村退治の次の戦略を考えています。 それにしても、河村騒動自体が全国ニュースになってしまったためか、このブログのアクセス数も4000台へと飛躍しました。 2009年4月29日の名古屋市長選挙の夜は、河村事務所の3階でテレビを見ていたものですが、それからの経過を考えるとなかなか感慨深いものがあります。 あらためて考えてみると、河村氏との政治イメージの違いが最大の要因だったように思います。選挙で票を集め、勝って市長になることだけをイメージしている河村氏(だからこそ今だに総理を目指すなどと叫んでいるわけですが)に対して、私としては市長になるということは市政全体に責任を持つことだと考えていたわけです。 (民主党の政務三役にも、ポストに就くことしか考えていなかった人と、役人がやるような仕事を代わりにやることだと思っていた人が多く、役人を使いこなすイメージを持っていた人は少ないようですね。) 河村氏がマネジメントに関心や能力がないというのはさすがに分かっていたのですが、代わりに私が仕切ろうとすることに対して、役人ならともかく河村氏本人が嫉妬を抱くというのは想像もしませんでした。私が支援を決断する時に、役人と対立したときには必ず私の方を支持してくれることが条件だということは確認しておいたのですが・・・。 ともあれ、選挙のことだけ考えている人ですから、選挙では勝つわけですが、そのあとやりたいことは減税と議員報酬半減だけで、行財政改革も各分野の問題解決もめんどくさいことはやりたくないわけですから、今後も議会相手に広い意味での選挙運動のようなことばかりやり続けるのでしょう。大阪など応援にいく所もあるし。 市長という仕事をやる気がないということが市民の多数に理解されるまでは、もう少し時間がかかるでしょうが、事実ですからいずれは理解されるでしょう。 市民にとって選挙や政治というのがその時々の不満をぶつける機会になってしまっていますが(これはエジプトよりも日本が優れている点です)、それが、政治家という自分たちの代表者を通じて政府・行政をコントロールする手段へと変るまでは、こういうことが続くでしょう。 マスコミの報道も、本当にその時々の流れに掉さすだけになってしまっていますし。 (後略) ■河村市長はちゃんと仕事してるのかhttp://blog.canpan.info/jacevo-board/archive/223 2011年01月19日(水) こういうタイトルで、大西副市長が1年半の経験を語る会がありました。緊急にしては、40人の部屋が一応埋まりました。半分くらいマスコミ関係者だったようですが。 主内容は以下のようです。 (1) 副市長就任までの経過 (2) 民間企業の経験と視点から見た名古屋市役所の問題点 (3) 行財政改革は「ほとんど進展することが出来ませんでした」 (4) 副市長から見た河村市長の実像 (5) 辞職表明の理由 ポイントとしては、河村市長は、減税、地域委員会、議会改革の3つしか言わず、その他の問題についてはほとんど何もやらなかった、ということです。幹部会でも、議会との対抗のことばかり話していたそうです。 減税をテコに行政改革をやるというのも言葉だけで、減税分のひねり出しは人件費一割カットと管理職手当ての三割カットに尽きるという実態でした。個々の事業については、政治主導で精査することはまったくできなかったことが明らかになりました。 ただ、行政の通常の仕事は自動操縦のように動くので、市長はそれに乗っているだけで勤まっているように見えるということです。そこにマネジメントを持ち込むという本来の行政経営改革など考えてもいなかったでしょう。 大西氏が自分として最大の仕事にしようと意気込んだ行財政改革推進本部の会議は、大西氏を他の副市長たちが煙たがって、昨年5月に1度開かれたきり、何度要請しても開かれず、開かれない理由について文書で問い合わせても何の返答もなかったそうです。 また、市長の報酬800万円に比べて副市長の報酬が高すぎるので、何とかしろ、と圧力をかけた例の件ですが、私も当時大西氏から相談を受けました(要するに人を二人雇って河村事務所で使わせろ、ということでした)。 この件については、ノーコメントで否定はしないというのが大西氏の対応でした。自分は800万でやっている、と偉そうに議員を批判している河村市長の醜い実態をきちんと公表すべきだと思いますが、大西氏は政治には関わりたくないということのようです。(現実には関わってしまっており、中立はありえないのですが) この件は、明日発売の週刊文春が大西、河村両氏に取材した記事を掲載するそうなので、それを参照してください。 いずれにしても、「河村市長はちゃんと仕事をしてるのか」という問いに大西氏は、自分の話から判断してほしいという回答でした。 象徴的なのは、減税、地域委員会、議会改革がもし出来てしまったら、あの人はそのあとやることがないんじゃないか、という大西氏の言葉でした。 しかし、それこそが良くも悪くも河村氏の市長イメージであることは間違いありません。こういう市長ごっこをやれさえすれば、名古屋市政がどうなろうと関係ない、というのが本音だと思います。そして、それに何の罪悪感も感じていないでしょう。本来の市長の仕事をまったくイメージできない以上、罪悪感も持ちようがないからです。 明日の各紙朝刊がどの程度報道するのかわかりませんが、「自分たちも知ってはいた」と言いながらこれまでこういう側面をきちんと書いてこなかった記者の姿勢が問われます。
(転載ここまで)
カワムラシ支持運動の舞台裏をや名古屋市政の内幕を知るために興味深い記事でしたが、この後房雄さんという方はなんと、東京都知事選に立候補を表明した居酒屋グループ、ワタミの経営者である渡辺美樹氏を今度は支持するのだそうです。ワタミと渡辺美樹氏の重大な問題点についてはまた別に記事にするつもりですが、後房雄さんのこの行動の問題について、シジフォスさんが詳しく説明しています。
●シジフォス 河村からワタミに乗り換える劣悪さ http://53317837.at.webry.info/201102/article_14.html 2011/02/15 08:00 (前略) 話はまるで変わるが、「『オリーブの木』政権戦略」など、民主党政権のひとつのバックボーン(?)である後房雄さんのブログのコメントを濱口桂一郎さんが紹介していた。たしかに後さんも名古屋だが、河村市長をそこまで応援していたとは知らなかったし、その後さんが袂をわかったことも初めて知った。もともと河村氏は、政治家時代から胡散臭い政治家の筆頭であり、ここまで人気があるのも異様だが、最近の言動はさらに恐るべきものになりつつある。こんな河村氏を市長に祭り上げたのが後さんだとは…。完全に濱口さんの後追いだが、後さんのブログの一節を紹介すると…・
>河村台風から一夜明けて、気持ちを切り替えて、河村退治の次の戦略を考えています。 それにしても、河村騒動自体が全国ニュースになってしまったためか、このブログのアクセス数も4000台へと飛躍しました。2009年4月29日の名古屋市長選挙の夜は、河村事務所の3階でテレビを見ていたものですが、それからの経過を考えるとなかなか感慨深いものがあります。 あらためて考えてみると、河村氏との政治イメージの違いが最大の要因だったように思います。選挙で票を集め、勝って市長になることだけをイメージしている河村氏(だからこそ今だに総理を目指すなどと叫んでいるわけですが)に対して、私としては市長になるということは市政全体に責任を持つことだと考えていたわけです。 河村氏がマネジメントに関心や能力がないというのはさすがに分かっていたのですが、代わりに私が仕切ろうとすることに対して、役人ならともかく河村氏本人が嫉妬を抱くというのは想像もしませんでした。私が支援を決断する時に、役人と対立したときには必ず私の方を支持してくれることが条件だということは確認しておいたのですが・・・。 ともあれ、選挙のことだけ考えている人ですから、選挙では勝つわけですが、そのあとやりたいことは減税と議員報酬半減だけで、行財政改革も各分野の問題解決もめんどくさいことはやりたくないわけですから、今後も議会相手に広い意味での選挙運動のようなことばかりやり続けるのでしょう。大阪など応援にいく所もあるし。 市長という仕事をやる気がないということが市民の多数に理解されるまでは、もう少し時間がかかるでしょうが、事実ですからいずれは理解されるでしょう。
(後房雄さんのブログの引用ここまで) 濱口さんのブログでは、コメントの紹介という形をかりて、「この『台風』を発生させた立役者は、事実かどうかは知らないけれど、後さんご自身だという話も聞いています。その通りであれば、『河村台風』というモンスターを世に送り出したはいいけど制御できなくなって逃げ出し、離れた所から他人事のように批判しているようにも見えます。」と記載されていますが、まさにその通りでしょう。 「連合通信」2/3号には、こんな記事があった。河村氏の「減税実施で福祉や教育など市民生活予算が軒並みカットされた事態」についてこう紹介している。>名古屋市職労は、この矛盾を改めようと、市長との協議を試みてきた。しかし、河村氏は「お前らは共産党だ」と繰り返すばかりで議論はかみ合わない。「市議会を税金で食っとる」と敵視して議員報酬削減をテーマに対立を続ける姿勢と重なる。 ある職員は、河村氏の手法に疑問を感じている。 「昨年秋に水道料金の引き下げが決まったとき、担当部署の責任者は新聞で初めて事実を知りました。市長が独断で一部の記者に教えたようです。責任者が事態を飲み込めないまま対応に追われました。」 市職員がマスコミを通して方針を知るという「騒ぎ」は日常の光景だという。この職員によると、河村氏は自信が打ち出したアイデアには熱心な反面、そのほかの課題については担当部署に「丸投げ」しているそうだ。
(連合通信記事の引用ここまで) おそるべき事態が国政でも地方自治でも、あるいはブラック企業に典型な職場でも生まれていることに慄然としている。そうこうしている内にブラック企業の筆頭である「ワタミ」の渡辺美樹氏が都知事選に出るという。後房雄氏は自らのブログで、以下の通り歓迎しており、もう後氏の著作等を捨てざるをえなくなった。>毎日新聞によれば、注目の4月東京都知事選挙にワタミ会長の渡辺美樹氏が「みんなの党」から立候補しそうです。もし実現すれば大ホームランです。自治体経営のモデルが見られるかもしれません。 小説『青年社長』や渡辺氏の著書をこのブログでも紹介してきましたが、都知事候補としては文句ありません。ちゃんと仕事をしてくれるでしょう。なって騒ぎたいだけのどこかの市長とは違います。
(後房雄さんのブログの引用ここまで) 濱口さんは「どうして『違います』」と思えてしまえるのかが不思議なのですが、魔法使いの弟子は永遠に魔法使いの弟子なのかも知れません」と書かれていたが、AERA今週号の「スカイマークエアライン」の話を含めて、労働組合を認めず、潰しにかかる経営者や首長をもちあげるマスコミ等との「対決」も必要になっている。(引用ここまで)
また、名古屋市政の舞台裏の一幕を紹介しているのが、2010年9月の時点での記事ですが、名古屋市民のすぺーすのいどさん。
●すぺーすのいどの部屋 どえりゃーことだがや!http://spacenoid.blog9.fc2.com/blog-entry-51.html 2010/09/24(金) 21:55:30 (前略) 「名古屋市 市議会」でググってみたら、地元の「ひび健太郎」市議のブログが引っかかった。 私は彼の支持者という訳じゃないが、地元の市議でなので何度か会話もしたことがあり、その際に学童保育の必要性については一定の理解をされていると感じていた人物であったので、ちょっと覗いてみた。 そしたら、なんと驚きの告白が! 『ひびログ』-「2010/8/29 リコールについて」より転載 ▼ リコールの署名活動が行われているのはご存じのとおりです。 今回の河村市長の行動は異例づくめで、自分の政策の意に沿わないからリコールというのはこれまでに例もなく、強く疑問を感じます。 河村市長とは水面下で何とか一緒に円滑な市政運営ができるように協力できないか接触をしてきましたが、結局市長の回答は「おれについてくるか否か」というものでした。 議員もいろいろと批判をいただいておりますが、少なくとも私は自分が正しいと思うことを行うために議員になっています。 したがって今回の減税のやり方には賛成できませんし、地域委員会も、もっといいやり方があるだろうと問い続けています。 市長にも直接何度もお話ししましたが、自分のやり方以外には興味がなく、もっとこうしたほうがいいという言葉には耳も貸しません。 なぜそこまでかたくななのだろうとずっと不思議に思っていましたが、先週、市議団政審会の勉強会で、元河村サポーターズの主催者で元名古屋市経営アドバイザーの後房雄名古屋大学教授の話を聞く機会がありました。 彼は河村市長の公約作りからその実行に至るまで河村氏の右腕となって働いてきた人物です。 しかし今は河村氏から離れた人物で、なぜ離れたのかを聞くと、彼の目的が、公約の実現ではなく、とにかく目立つための議会解散をしたい。 そして全国的な注目を集めた後に再び国政へ返り咲き、総理を狙うというものだったので、ついていけなくなったということでした。 私もその話は市長が周りに吹聴しているというのを、また聞きで何度も聞いたことがありますが、彼の元側近から聞かされると、なんだか悲しい気持ちになりました。 昨年末、私たちも尽力して二大公約の実現に議会も舵を切りました。 しかしその条件として、財政状況をきちんと確認した上での減税の継続という条件を付けました。 後氏曰く、本来ならそこで市政運営が市長と議会のもと正常化されるべきで、そうなると思っていたが、市長はそこからさらに何でもいいので議会との対立できるネタを見境なく探して、さらしだした。 その結果が今だ。 とにかく議会解散して目立つことしか頭にない。 そうだとしたら、いま私たちが置かれている危機や、苦悩は彼のパフォーマンスのためにあるということなのでしょうか。 政治とは苦悩に満ちたものだと改めて思います。 少なくとも注目を集めたり、暴君の出現によって、それに相対する私たちが能力向上を図ったり努力をすることは悪いことではないと思いますが、 もし仮にこの先にあるものが混乱のための混乱、市長の出世欲のために停滞を余儀なくされる名古屋市政であるならば許されるものではありません。 私もこの話を聞き、河村さんとのやり取りを振り返りながら、これまでわからなかった河村さんの思想が、妙につながりを持ち理解を深められる結果に、悲しみを覚えながら、彼個人の出世欲のために市政を犠牲にさせるわけにはいかないということも改めて強く感じます。 彼がすぐれた市長で、公約の理想的実現に向かうならば、かならず周りにも耳を傾け、検証も行い、改良を加えたうえで施策を進めていくことでしょう。 いま彼のこだわる公約は、はじめから何ら形を変えることなく、また、欠陥が明らかになってもそれを修正する気すらないようです。 このままでは市政の停滞は免れません。 ▲ 転載以上 ひび氏は河村市長と同じ民主党の議員で、河村市政の初めの頃は「河村チルドレン」?と評されていた人です。その彼からこの言われようでは、そうとう難儀な人かもしれないですね。 名古屋市民はとんでもない人物を市長にしてしまったようです。
(引用ここまで)
そして、都道府県や政令市の首長にはどうしてこういう人気取りは巧いけど議論下手で政策知らずの人ばかり増えてくるのか、そして、その裏に何を読み取れるのか、その行きつく先はどこか、鋭く指摘をしているのが弁護士の猪野亨さん。「減税」と「増税」の対立ではなく、「過疎である地方と都市部の対立」であり、「都市部内の富裕層と貧困層の対立」であるという指摘はよくかみしめるべき指摘だと思います。
●弁護士 猪野亨のブログ 名古屋市、愛知県の選挙結果http://inotoru.dtiblog.com/blog-entry-280.html 2011/02/07(月) 07:57:26 名古屋市、愛知県では、河村市長派が圧勝しました。 これまで名古屋市では、議会議員の報酬の半減、市民税の10%と減というように、市民の側に立つかのような河村市長と議会との対立を演出し、それをマスコミが煽り立てるという構図でした。 河村市長は、「減税日本」という政党を立ち上げたようですが、結局、そのような減税の恩恵を受けるのは、富裕層のみです。 しかも、これを国対地方という構図で見るのは、明らかに誤りです。マスコミには地方の反乱という言い方や地方分権のあり方のような言い方がありますが、このような構図の立て方は、明らかに誤った方向に導くためのものであり、注意が必要です。 名古屋市、愛知県は、都市部として経済的に発展した地域であり、それは東京、大阪なども同様です。 この対立の構図の1つは、過疎である地方と都市部の対立です。 経済的に潤っている都市部が、過疎である地方にお金が流れていくことに対する「反乱」です。まさに小泉改革がやろうとしていた改革そのものです。 その意味では既成政党が否定されたという評価は、一部ではあたっています。民主党にせよ、自民党にせよ、全国区の政党ですから、都市部だけでなく過疎である地方についても政策を考えなければなりません(これまでの自民党は、それを集票構造にしてきました。)。 「地域」政党のように名古屋市、愛知県さえよければよく、他の地域に金を回すな、というのは簡単ですが、全国区の政党には、そのような地方切り捨てはできようはずもないし、民主党にしても、地方と都市部からの選出された議員がそれぞれの思惑があることから、結局、菅首相が何をしたいんだかわからないということになります(最近は、法人税減税というように、新自由主義に舵を切ったようですが。)。自民党も事情は同じです。 それに対し、みんなの党が国会提出予定の「地域主権基本法案」は、「消費税は全額を地方の財源とし、税率の決定権も道や州に委ねる一方で、地方交付税や国からの補助金を廃止するとしています。」(NHK2010年2月7日配信)ということで、露骨な過疎である地方の切り捨て法案を提出するそうです。 あたかも、地域主権だとか、地方分権という言葉に踊らされていると、過疎である地方はまっさきに切り捨てられていきます。 もう1つの対立構図は、都市部内の富裕層と貧困層の対立です。 実際には都市部であっても、富裕層と貧困層がありますが、河村市長の政策では、貧困層は救済されませんし、切り捨ての対象でしかありません。 河村市長派が圧勝した背景には、このような切り捨ての対象でしかない貧困層の支持も相応に受けていたのではないかと思われます。マスコミに煽られた結果の幻想にすぎません。小泉改革に熱狂したのと同じです。 河村市長派の政策は、なお一層、都市部と地方、富裕層と貧困層の格差は拡大していくことになります。 このような政策によって日本全体が豊かになることはないし、その場しのぎのマネーゲームに過ぎないのですから、日本の国力自体が一気に低下していくことでしょう。 そして、河村市長派のような手法が、民意を歪め、ファシズムのような「熱気」を出していることこそ、一番の問題点があります。
(転載ここまで)
それから、名古屋市民でありながらかなり白けた気分でいる月ノヒカリさんの感想。
●身近な一歩が社会を変える♪ ■河村市長とか名古屋市議会解散とかhttp://newmoon555.jugem.jp/?eid=225 2011.02.04 Friday 23:19 (前略) 上の討論会動画やニコニコのコメントを見ていたら、「議員報酬の半減」に賛成する人は多くて、どうもその動機に「俺らはこんな安月給で働いてるのに、あいつら議員はあんなに給料もらってるのか!ズルい!」という心情があるみたいだ。 それ自体は間違ってないと思う。 だって市議会議員が何やってるのか、私たちは本当に知らないんだから。 だからそれを受けて、議員が「その議員報酬でやりくりして秘書を雇ったりしなきゃいけない」とか、そういう説明をするのも、これまでになかったことで、それ自体は歓迎したい。 でもその上で、聞いてみたい。 討論会でもマスコミでも、議員報酬がどうのとか、ほとんど「カネの話」しか出てきていない。 カネの話は大事だよ。でも「政治」ってそれだけじゃないよね? 河村市長がやりたがってる「名古屋城天守閣再建」は、本当に市民が望んでいるのか。あれは無駄遣いではないのか。 あるいは、市内の障碍者施設を民営化しようとする動きがあるようだけど、それは民営化していいものなのか。 減税による経済効果は本当にあるのか? あと「中京都構想」って何? 何がやりたいのかさっぱりわからないんですけど。 そういう議論が、まったくと言っていいほど見えてこないんですが。 この状況、誰が悪いのかと考えると、どうもマスコミじゃないか、という気がする。 今さらだけど、もしかして「ポピュリズム」「ファスト政治」ってこういう状況を指して言うのか?とふと気づいた。 「ファスト政治」という言葉、私は東浩紀の論壇時評(朝日新聞)で初めて知ったんだけど、その部分をちょっと抜き出してみる。
…有権者が熟議を経て到達する「輿論」と集団的な感情の発露に過ぎない「世論」を区別し、後者が優位になった現在の状況をファストフードに準えて「ファスト政治」と名づけている。 …ファスト化は社会全体に及んでおり、結果として人々は、政治を「日常生活で発生する問題を簡単に解決してくれる」「マシン」としてしか想像できなくなっている… (東浩紀 朝日新聞 論壇時評2010年10月28日より)
東浩紀は、現代のポピュリズムの本質は、衆愚政治というよりは「政治の商品化」「有権者の消費者化」にある、として、単にポピュリズムを否定するのではなく、新たな政治参加の可能性を模索する道を示唆している。 これからの名古屋市に、東の言うような「新たな可能性」が開けるのかどうか、未知数だ。でも、上記のような討論会が、ニコニコ動画でも配信されるようになったことは、進歩と言えるのかもしれないなあ。 ただ、「若年層がほとんど参加していないのではないか?」という疑念は、どうしても拭えないけど。 (後略) ■「選挙投票」があまりにもリアリティのない件http://newmoon555.jugem.jp/?eid=226 2011.02.08 Tuesday 23:30 日曜日の名古屋市長選、河村たかし氏の当選ニュースを見て、私は小泉首相の時代を思い出した。 あの頃も「小泉旋風」とか呼ばれて、小泉内閣は在任中ずっと高い支持率を誇っていた。でも私には、なぜ小泉首相が支持されるのかさっぱり理解できなかった。 あのときも「国民は小泉首相を熱狂的に支持した」ということになっていたけど、実際に熱狂していたのはマスコミの方だったと思う。 そして今回の名古屋市長選も、なんで河村たかし氏があれほど支持されるのか、私にはさっぱりわからないし、「熱狂」という言葉にも違和感ありまくり。 ただ、他の候補者が支持されない理由ならわかる。「TVに出ていないから」でしょう。名前も知られていないんでしょう。 私が疑問に思っているのは、今回河村たかし氏に投票した人たちは、本当に彼の政策を支持していたのだろうか?ということ。 河村たかし氏が、これまでほぼオール与党でぬるま湯状態だった市議会に緊張感をもたらしたこと、これは私も評価している。 でも、例えば河村氏が掲げる「市民税10%減税」、これは本当に支持されているのか? 「この不況時に減税なんかして、財政は立ち行くのか?(下手したら夕張市の二の舞になるよ)」とか、「議員報酬を極端に下げたら、お金持ちしか議員になれなくなるね」とか、2ちゃんねるでもカキコミがあるくらいだから、普通の人は当然そのくらいのこと考えていると思ったんだけど……どうなんだろう? ちなみに翌日(2月7日)の朝日新聞の名古屋選挙についての社説では、 冷静に考えてみよう。議員報酬を半減させたところで、浮くお金はせいぜい6億円だ。小さいとは言えないが、河村氏がいう10%減税に必要な200億円に遠く及ばない。 とあったのですが、こういうことをちゃんと知った上での「減税支持」なのだろうか? (後略)(引用ここまで)
ここで、最初に産経新聞の記事で紹介したカワムラシとその支持者が使う『民意』という言葉に戻るのだけど、彼らは「確固たる民意」と感じているかもしれないけど、「減税」や「市議会議員の報酬」だけしかはっきりと押し立てていないその公約の化けの皮は徐々にはがれていくものと私は思っています。あとは、化けの皮がはがれた後にどうするか、カワムラシの支持者が冷静に見つめなおせるかどうかが名古屋や中京地区の将来を決めるでしょう。
地方自治の手続きが、「肉屋を熱狂的に支持する豚に真珠」((c)秋原葉月さん)にならないように祈るばかりです。あるいは、
フランスのTV番組のギャグ で言うところの、「バカ者はいつも正しい。なぜなら、バカ者は大勢だから。」ということにならないように祈るばかりです。
最後に、秋原葉月さんの記事でしめます。
●Afternoon Cafe 河村・大村圧勝は「いつか来た道」http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-651.html 2011.02/07 [Mon] もちろん名古屋市議会は批判されるべき点が色々あったでしょう。しかし市民の不満とリコール制度を逆手にとって、自分に従わない議会を悪玉に仕立て上げ解散させるとは、狂気の沙汰です。 そもそもリコール制は住民が主体となって住民自治を直接実現させるための究極手段です。 なのに権力者である首長が住民を煽って自分に逆らう「抵抗勢力」を潰す手段に流用するとは、実に斬新なアイディア(皮肉)。 地方公共団体の首長と議会議員を住民が直接投票で選ぶ二元制(憲法93条2項)は、首長と議会の両者を独立・対等の関係に置き、お互いに活動をチェックしあうことによって権力の暴走を防ぎ民意を反映させることを目指しています。 しかしカワムラシがやったことは「自分に賛同する御用議会以外は許さない」ということであり、もはや議会の存在否定です。これをファシズムと言わずして何というのでしょうか。 カワムラシはこれをいかにも庶民のための民主主義を実現させる行動であるかのように装うわけですから、許されない詐欺です。
(引用ここまで)
築地市場の豊洲移転に反対 して食の安全を守りたい。●Like a rolling bean (new) 出来事録 ■2011-02-16 築地市場東卸組合・移転に大きく関わる理事長選挙は第3回も同数です(次回25日は選出方法の検討)http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10802772242.html
↑『がけっぷち社長 』さん作。また、税制についての当秘書課の記事は、「カテゴリ : 税制、税金、財政 」から。
身近な一歩が社会を変える きまぐれな日々 の中で
そこに存在する 良き人生と生活 への切実な望みを
民主党 にわからせるために、
低気温のエクスタシー の中の
アブナイ日本 が
壊れる前に 、
生まれてきて良かったと感じられる社会に したいけど
とりあえず どうしたらいいか
kimera れない人と、
イル・サンジェルマンの散歩道 の
くろすろーど にある
アダージォ な
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窓辺でお茶 に
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法学的に言えば官僚制とは法の支配とは反対の,命令の体制(レジーム)である。立憲国家にTakeshiフランスの経済学者トマ・ピケティに注目する分配の不平等の拡大の要因は国家の課税ルールにある。「希望の未来への招待状」(マーヤ・ゲーペル/大月書店)から一部引用します。
再分配には,一方の人たちは自分のものをいくらか差し出さなくてはならないのに対し,もTakeshi菅義偉・前首相が #参院選2022 直前に県立高で「講演」するのは公職選挙法、教育基本法の両面から見ておかしい。日本学術会議委員推薦拒否問題は終わっていない。 岡田正則・早稲田大学教授の代理を務める方から連絡を受けました。
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ニューヨーク州にある小都市のイサカは何人ものノーベル賞受賞者を出した大学(コーネルTakeshi5月18日、韓国で記録されている民主主義のための闘い (メモ)失礼しました。 タイトルは「5・18光州民主化運動のその後」に訂正します。たいへん失礼しました。Takeshi大阪維新の真実を見よう。維新政治を全国に広げたら経済は衰退し少子化は加速することがデータに出ている。 #参院選2022本当だね立憲、れいわ、共産、社民の共闘で勝利した東京・杉並区長選挙や、4月19日運動(M-19)のメンバーだったグスタボ・ペトロを大統領に選んだコロンビアの例に倣いたいものだboof大阪維新の真実を見よう。維新政治を全国に広げたら経済は衰退し少子化は加速することがデータに出ている。 #参院選2022No title大阪経済の衰退は、2025大阪・関西万博の民間パビリオン出展者の名前からも見て取れます。
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220530-03/
これを見てもらえばわかさんかく不祥事とギャンブルと利権の維新はいらない。 #参院選2022ギャンブル事業は持続可能で公正な経済・社会作りに貢献するか? 競馬の売上高のうち配当に回るのは25%だと聞いたことがあります。最後通牒ゲームでは30%を下回ると、配布する側がお金を配布しようとしても受け取る側は不公正であると考Takeshi6月23日は沖縄戦慰霊の日2022年沖縄戦慰霊の日6月23日の沖縄戦慰霊の日に日本の首相としては3年ぶりに岸田首相が出席しました。
市民からは「帰れ」の怒号が飛び交いました。
日本政府の沖縄県への暴挙の数々見れば当然閉口東京都杉並区の区長選で自民と連合が推す現職候補を野党側の女性新人候補が破った。 #参院選2022 のための貴重な教訓。同じ日に中南米で6/19に行われた杉並区長選挙で野党側候補者の岸本聡子さんが自民党と連合が推す現職の保守反動区長を僅差で破り当選は明るいニュースです。
杉並区に初の女性区長の誕生で閉口自国維公は「地獄行こう」。自国維公のお試し改憲は「本当は心臓摘出手術をしたいけど、嫌なら二重まぶた整形でどうですか」みたいな。 #参院選2022自公維国で与党自公維国の4党はイデオロギー的に同一でこれといった違いがありません。
しいていえばカレーライスとライスカレーの違いでしょうか。
先の国会を見ても総与党といったとこ閉口節電でポイントを支給する自民党政治は、暑い夏に熱中症を増やす生命の危険を高める。検討にすら値しない。 #参院選2022No titleポイントが大好きだからといって「節電ポイント」や「マイナポイント」に群がるのが余りにも多すぎて破廉恥の自覚がないことに呆れます。
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経済学の多数派はいまだに人間を,自己利益だけを考え,不思議なことに,それによってすTakeshi高崎市県立公園朝鮮人労働者追悼碑訴訟で、大日本帝国主義側の主張に軍配をあげた最高裁の決定セシル・ローズの言葉に絶句 セシル・ローズは「膨張(エクスパンション)こそすべてだ」「できることなら私は星々を併合しようものを」と言ったそうです。また,「拡張(エクステンション)がすべてTakeshi人間を労働機械や納税機械ではなく一緒に社会を作る尊厳ある人間として扱う姿勢があるのは立民、共産、れいわ、社民と判断される。 #参院選2022「労働者は機械ではない」自らの体を燃やして労働者の権利を守った韓国人青年 1960年代から70年代にかけてソウルの清渓川(チョンゲチョン)周辺には被服工場がひしめきあっていて,一時はこの地区で生産される衣類は国内衣類需要の80%に及んでいまTakeshi5月18日、韓国で記録されている民主主義のための闘い (メモ)5・28光州民主化運動のその後 1987年は全斗煅(チョン・ドファン)大統領の任期最終年でした。民主化運動に参加していた大学生の朴鐘哲(パク・チョンチョル)が警察の取り調べ中に死亡するという事件Takeshi死刑FAQ (適宜更新)人民革命党事件 韓国では社会のあちこちで民主化運動が起き緊急装置撤廃と朴正熙(パク・ジョンヒ)政権の退陣を求める主張が続くと,政権は強力な弾圧で対応しました。
1974年5月,あるTakeshi日本の教育現場での差別的奇習や校則を報じるフィンランドのニュースフィンランドなど北欧諸国から学ぶこと 精神科医で鍼灸師の森川すいめいさんは,「この国の不寛容の果てに」(雨宮処凛編著/大月書店)のなかで次のように述べています。
北欧の教育などと比較すると,日本Takeshi政治の改善のためにすべきこと (障害者自立支援法をめぐる障害者側からの運動を応援します。)「青い芝の会」のスローガンなど 脳性麻痺の人たちの「青い芝の会」があります。ここで確立された理念のひとつが「医学モデルから社会モデル」へでした。「障がい」というものが個人の皮膚の内側にある性Takeshiスリランカ人のウィシュマさんを虐待の末死なせた入管が全員不起訴に。日本国家ぐるみの虐待であり差別である。 #参院選2022世界から嫌われる日本 ウイシマさんが亡くなっても入管職員を不起訴にするのは,やはり被害者がアジア人だったからではないかという民族差別的な疑いが残ります。東京電力OL殺人事件で逮捕されTakeshi少女時代(소녀시대、Girl's Generation) 「다시 만난 세계」 (Into The New World、また巡り逢えた世界) (不定期連載、「気まぐれK-POPプレイリスト」)防弾少年団は活動休止か。 防弾少年団が活動を休止し,ソロ活動に専念するという報道が目につきます。
ふだんカトリック・ミュージックとポーランド・ロックばかり聴いている私は防弾少年団をよTakeshi1923年9月1日の関東大震災時の日本人による朝鮮人虐殺を忘れない2023年9月1日は朝鮮人,中国人及び日本人量虐殺から100周年 2019年は三・一運動から100周年で,日本政府はこのときに日本が行った武力鎮圧の事実を詳細に認めていれば,現在の韓日関係はいくらかでも好転したのではないかという正Takeshi葛西敬之JR東海会長に呼びつけられる安倍首相軍事化なくして経済繁栄を続ける日本経済のしくみ 先ごろ葛西敬之JR東海名誉会長が亡くなりました。安保法制懇の主要メンバーであり,安倍晋三の師匠的存在でした。葛西から電話があれば安倍は食事を中座してでも駆けつけTakeshi自民党の新たな性加害問題。細田博之衆議院議長のセクハラ疑惑に続いて、吉川赳衆院議員の買春未遂行為。 #参院選2022吉川議員の予想される今後。 買春未遂の吉川議員は行方不明になり,連絡がとれないそうです。
公務員や会社員が無断欠勤を続けたら厳しい処分がくだされます。
吉川議員の場合は,都内のどこかにTakeshi侮辱罪の厳罰化は自民党批判の事実上の禁止ではないか。日本の非民主化が完成してしまう。これを推進するのが自公維国。 #参院選2022萎縮効果を狙ったもの侮辱罪の厳罰化は自公維国の大日本帝国主義政党が政権批判を萎縮させ、事実上禁止するために行った暴挙です。
過去の例を見ても自民党政権が1969年に成立させた悪法「閉口君が代不起立の教員を再任用することを拒否した維新・大阪府の敗訴が最高裁で確定したのはよかった。 #維新自民党政権の御用司法君が代不起立の教員を再任用することを拒否した維新・大阪府の敗訴が最高裁で確定はまともな判決です。
しかし日本ではこういったまともな判決は極少数です。
高崎市県立公閉口高崎市県立公園朝鮮人労働者追悼碑訴訟で、大日本帝国主義側の主張に軍配をあげた最高裁の決定Takeshiさん、クテシフォンさんお二人ともコメントいつもありがとうございます。
「日本の裁判所は植民地支配を受けた人々の人権には極めて鈍感」というTakeshiさんの指摘は重いです。日本人の人権にも村野瀬玲奈スリランカ人のウィシュマさんを虐待の末死なせた入管が全員不起訴に。日本国家ぐるみの虐待であり差別である。 #参院選2022No title 仮に一般人が今回の入管のようなことをして他人を死に至らしめたら、「未必の殺意」があったとして殺人罪で問責されるでしょう。殺人まで行かなくても傷害致死罪、保護責クテシフォン高崎市県立公園朝鮮人労働者追悼碑訴訟で、大日本帝国主義側の主張に軍配をあげた最高裁の決定No title 今回の最高裁の判断は決定と言う方式が使われています。決定と言うのは一言でいうと「門前払い」であって、内容に立ち入らないまま裁判を終了させることです。
決定はクテシフォン