北朝鮮代表チームの健闘 （ワールドカップ、対ブラジル戦）

　

サッカーファンとは言えない私です。（常連読者のふなぼりすたさん、ごめんなさい。汗）でも、この記事が目にとまっただけで、北朝鮮対ブラジルの試合を見てみたかったと心から思いました。

北朝鮮はあのサッカー王国ブラジルを簡単に勝たせず、粘って終了間際に一点をとったってすごいことじゃないでしょうか。日本がカメルーンに勝ったこと以上にすごいことじゃないかと思いました。

●UEFA.COM
ブラジルが北朝鮮に辛勝
掲載: 2010年6月15日(火), 22.15CET
http://jp.uefa.com/news/newsid=1498445.html

ブラジル 2-1 北朝鮮
ブラジルはマイコンとエラーノがゴールを奪ったものの、北朝鮮の気迫に苦戦を強いられた末、終了間際には1点を返された。（後略）

（引用ここまで）

●中日新聞 (CHUNICHI Web)
鄭大世、北の国歌に感涙　苦難超えＷ杯
2010年6月16日 12時34分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010061690122828.html

　北朝鮮が４４年ぶりに登場した１５日（日本時間１６日）のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会。ＦＷ鄭大世（チョンテセ）選手（２６）＝名古屋市守山区出身、川崎フロンターレ＝は感激の涙を流しながら国歌を聞いた。いくつもの困難を乗り越えてたどりついた大舞台だった。
　持ち前の強烈な突進がブラジルを苦しめた。敗れはしたが、表情はすがすがしい。在日三世。韓国籍だが、一貫して民族学校に通い北朝鮮を祖国と呼ぶ。
　北朝鮮代表入りもＷ杯出場も当初は「非現実的すぎる」夢だった。が、在日本朝鮮人サッカー協会が、国際サッカー連盟に在日コリアンの歴史を説明し、国籍の問題をクリアした。
　北朝鮮代表に晴れて選ばれると、今度はチームメートとの関係に悩んだ。試合になるとパスがまわって来ない。信頼関係が築けていなかった。「技術はないけど、野生動物のような素早さで勝負」するチームのスタイルにも戸惑った。
　一昨年、試合中にふてくされた姿がテレビに映った。母の李貞琴（リジョングム）さん（５９）が川崎市に飛んできた。「何さまのつもりなの。在日同胞の代表じゃないの」。いつもはやさしい母の一喝に号泣した。
　その後は「我慢。それがすべて」。なかなか来ないパスを待った。次第に連係は上向き、チームは快進撃で、Ｗ杯出場を決めた。
　ブラジル戦は劣勢の中、味方から好パスも来た。ゴールにつながるパスも出した。「ぼくたちは失うものがないから楽しんでやれる」。次の活躍を予感させるＷ杯デビューとなった。
◆地元の友人、健闘に歓喜
　ブラジル戦に出場した鄭大世選手の友人らが１６日未明、名古屋市中村区のスポーツバーで、テレビ観戦しながら鄭選手を応援した。
　日本時間午前３時半の試合開始とともに、日本語にまじって「チョソン（朝鮮）」「イギョラ（勝て）」などの声が飛び交った。敗れたものの、終盤に１点を返すと参加者５０人は総立ちになって喜んだ。
　鄭選手と実家が近く、家族ぐるみの付き合いをしている同市守山区の会社員徐吉勝（ソギルスン）さん（３１）は「試合前、感激して泣いていた大世を見て、こちらもぐっときた。大会を通じて何かやってくれるはず」と期待を込めた。
（中日新聞）

（転載ここまで）

この世に生きるすべての人が偶然にこの世界のどこかで生まれおちてきて各人の個別の境遇の中で生きている中で自分のルーツを大切にいとおしんでいるという当たり前の事実には、それぞれの人にとって第三者が侵すことのできない意味があります。

北朝鮮を祖国と呼ぶ鄭大世選手が北朝鮮代表チームの仲間たちに溶け込むことに苦労したことには、彼の在日コリアンという立場が関係しているのでしょう。「感激の涙を流しながら国歌を聞いた」という一文で短く表現された鄭大世選手の心中を私は推し量ります。その切実な感情を、日本人を両親に日本に生まれて日本で育って二つの国の間で引き裂かれるなく過ごしている日本人にも推し量ってほしい、理解してほしいと私は思います。

「感激の涙を流しながら国歌を聞いた」という一文に万感の思いを込めて表現された鄭大世選手に比べたら、日本人という第三者が朝鮮半島のコリアン、在日コリアンにその出自を理由に差別的言動を向ける行為が薄っぺらであることがよくわかります。

ついでに言えば、それぞれの人が自分のルーツに持っている特別な思いは侵すことができないという事実に思いをはせると、日本のコリアン差別、たとえば日本政府が朝鮮民族学校だけ高校無償化からはずすという政策がいかに誤っているかということが改めて思いだされました。

少し話がサッカーとは離れました。話を戻します。

私はサッカーファンとは言えないので、在日コリアン3世の鄭大世という選手がいてJリーグでプレイしていることを知りませんでした。でも、彼の存在を知った今、こう言いたいと思います。

鄭大世選手、北朝鮮代表チーム、がんばってほしい、一次リーグを突破してほしい、と。

築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2010-06-12
イシハラ都政による「土壌汚染除去実験」の目茶苦茶さ＜７＞（新たな都議開示資料は全面墨塗り！）
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10560994806.html

■2010-06-16
イシハラ都政による「土壌汚染除去実験」の目茶苦茶さ＜８＞（実験の中止はありえない、と都知事）
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10564421790.html

---

　
そこに存在する美しい人生と生命と生活を守る切実な要望を民主党に聞かせるために、アブナイ日本が壊れる前にとりあえず生まれてきて良かったと感じられる社会にしたいけどどうしたらいいかkimeraれない人の役にたちたくて、イル・サンジェルマンの散歩道の午後のカフェの窓辺でお茶しながら虹の日記やフランス語の練習帳や「ユニオン」と「労働ニュース」のアーカイブや世界の片隅で税制についてのニュースを読んで、消費税と社会保障と国家予算についての『知られざる真実』を大脇道場と言ノ葉工房とスーパー小論文ハイスクールとアジア連帯講座で1947年教育基本法の理念に賛同して超左翼おじさんやカナダの日本語の先生から学んだ後で、労働組合ってなにするところだろうとか、どうしたら戸倉多香子さんや保坂展人さんのためにみんななかよくスクラム組んで多文化・多民族・多国籍社会で「人として」情報流通を促進できるかとか、雪裏の梅花や古い寺を多く見て日常で思った事、感じた事をつらつら好き勝手に書く、国会議員定数削減・比例削減に反対してきまぐれな日々を転がるひよこ豆のように過ごすサイバー政治団体秘書のおしごと日誌。
国会議員やマスメディアに意見を届けるために下記を自由にご活用ください。引用、転載、転送、歓迎。
■各種国会議員名簿のポータルページ　http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-86.html
■官庁への意見送付先について　http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-51.html
■新聞、雑誌　読者の意見を伝える窓口（未整理）　http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-49.html
■テレビ報道番組のご意見窓口（「わんばらんす」から）　http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-50.html
●News for the people in Japan　マスメディア問い合わせ用リンク集　http://www.news-pj.net/link/media.html