沖縄県4.25県民大会の声が日米政府とやまとんちゅに通じてほしい。 (2)

　

沖縄県4.25県民大会とそれに連帯する日本・世界各地の集会の成功を祈るエントリーで、「沖縄県4.25県民大会の声が日米政府とやまとんちゅに通じてほしい。 (1)」の続きです。

沖縄県4.25県民大会
2010年4月25日（日曜日）
沖縄県　読谷村　運動広場　午後3時　開会

普天間基地を「国外・県外」へ
私たちの意志を日米政府に示そう！

米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会

この沖縄県民大会の総合的な情報が載せられているのがこちら。

●うまんちゅ揃って県民大会！
http://taikai425.ti-da.net/

以下に、賛同を込めて、沖縄の新聞記事を転載させていただきます。

●琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
■県外でも支援の輪　沖縄に熱い視線
2010年4月23日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161211-storytopic-1.html

　【東京】米軍普天間飛行場の県内移設に反対し国外・県外移設を求める県民大会の開催を機に、県外の基地所在地でこれまで米軍基地のあつれきと闘い、基地の監視活動に取り組んでいる市民や元市長らからは、あらためて米軍駐留の意義を問う声が広がっている。折しも改定から５０年が経過した日米安保条約についても、これまでの反基地の闘いを振り返りつつ「日米安保を根本から問い直すべきだ」などと県外からの取り組みを模索する動きも出ている。

＜東京・砂川闘争＞日本全体の問題に／「普天間」に支援働き掛け
　「沖縄の普天間と同じだった」。米軍普天間飛行場移設の日米合意案となった名護市辺野古で座り込みを続けるおじいさん、おばあさんの姿に、髪も白くなったかつての学生らは、本土での米軍基地撤去に結実させた５０年以上前の闘争の光景をだぶらせて、県外での支援を働き掛けている。
　日米安保条約改定交渉が正式に始まる直前の１９５７年。本土での米軍基地反対運動の先駆けともいえる住民運動があった。米軍立川基地（旧砂川町、現東京都立川市）の拡張計画への反対運動で、刑事特別措置法違反の逮捕者を出した砂川闘争だ。起訴された労働者らは、一審で米軍駐留が違憲だとする「伊達判決」で無罪判決を受けた。その後米側の関与もあって跳躍上告した最高裁で原判決破棄、有罪となった。
　地元農民らが基地拡張に伴う土地の接収に反対し立ち上がった。労組の支援として現場に駆け付け、逮捕、起訴された元被告の坂田茂さん（８１）は「地元の農民が頑張ったのが大きかった。米軍を違憲とした伊達判決は沖縄にも影響を与えた」と当時を振り返る。
　土着の抵抗運動の象徴として沖縄の阿波根昌鴻さんと並び称された青木市五郎さんの孫栄司さん（５５）は、現在も当時接収予定だった土地を守り続けている。
　市五郎さんは反対運動の先頭に立ち、「土地にくいは打たれても、心にくいは打たれない」との言葉を合い言葉に、政府の強制測量にもあらがった。栄司さんは「畑を大事にと、土地へのこだわりをもっていた」と祖父の思いを回想する。
　米軍立川基地は結局、最後まで農地を取得できず、拡張できないまま７７年に日本に返還された。地元住民の一貫した抵抗運動が基地拡張を阻んだ。
　大学生として砂川闘争に参加していた島田清作さん（７１）は、普天間飛行場の県内移設に抵抗する運動について、「立川は基地を撤去できたが、戦後ずっと基地が置かれる沖縄の反対闘争はよく分かる。沖縄の基地が本当に必要か、日本人全体が考え直さなければならない時期にきている」と語った。（滝本匠）

＜神奈川・池子の森＞政府の理不尽　繰り返させず
　降ってわいたような話は２００３年７月に舞い込んだ。日米両政府は、神奈川県逗子市と横浜市にまたがる池子の森に米軍住宅８００戸の追加建設を発表した。戦後一貫してこの緑地帯の返還を求め、時に苦渋の選択を強いられた市民は再び国策に翻（ほん）弄（ろう）されている。
　「沖縄も神奈川も、いつまでもこんな理不尽なことを許していてはいけない」。逗子市長を務めた澤光代さんは言う。
　米軍住宅問題が浮上したのは１９８２年８月にさかのぼる。以来２８年が経過しているが、逗子市も一度は「苦渋の決断」を強いられている。
　住宅開発が事実上進む中、９４年１１月に澤逗子市長、宝珠山昇防衛施設庁長官、長州一二県知事の間で「三者合意」が作成されている。残余地２０６ヘクタールの保全と追加建設をしないなどの条件付きで、８５４戸の住宅建設を受け入れる内容だった。
　澤元市長は、この「三者合意」について「最終目標は全面返還であり、返還後は住宅も壊して、元の森に戻す。「今はその一過程にある」と、当時を述懐する。
　０３年に浮上した追加建設発表は、苦渋の末の「三者合意」をほごにし、１度の譲歩に乗じて米軍の駐留環境を整えようとした国への不信感を市民に増幅させた。
　追加建設の背景には、米軍再編に伴う、横須賀基地の原子力空母ジョージワシントンの母港化を前にした動きがあるとみられている。
　逗子市では、リコール、選挙が繰り返され、米軍住宅の建設には、反対の民意を表明し続けている。逗子市役所の壁面には、こんな懸垂幕が掲げられている。「池子の全面返還は市民の願い・住宅建設反対」。同市基地対策課によれば、０３年８月から掲示されている。
　今月１１日には池子の森を守る全国大会が催された。澤元逗子市長は「鳩山政権は日米安保の在り方を根本的に考えるべきだ。普天間飛行場を『県外・国外』と言って政権交代したのだから、その方向で決着してほしい。わたしたちも池子から基地をなくす流れをつくりたい」と話し、沖縄の４・２５県民大会に目を注いでいる。（斎藤学）

＜神奈川・相模補給廠監視団＞首長の役割が重要／主体的意思表示を評価
　３００メートルほど続く桜並木を抜けると、米軍基地のゲートが突然現れた。神奈川県の相模原市。相模総合補給廠は「在日米陸軍司令部のあるキャンプ座間を母屋とすれば、物置のようなものだ」。相模補給廠監視団代表の沢田政司さんは４０年近くこの基地を監視してきた。ＪＲ横浜線の相模原、矢部駅の目と鼻の先にあり、倉庫群と工場が点在する。駅前に基地を抱えるこの街にも米軍とのあつれきの歴史がある。
　ベトナム戦争の終盤、１９７２年８月５日、横浜ノースドックに架かる村雨橋の戦車列を横浜市の飛鳥田一雄市長（当時）が差し止めた。重量制限を超えていたことが根拠だ。戦車列は逆戻りすることになる。連動して、戦車の搬出口に当たる相模補給廠前に陣取った政党、学生団体は盛り上がり、いわゆる「戦車闘争」が始まる。
　同年５月からゲート前に張られたテントは日増しに増えて、三十数張りに及んだ。基地内で修理されていた戦車は運び出しが不能となる。
　「ベトナムに人を殺しに行く戦車が白昼むき出しで止められる姿をさらすその現場がメディアで流される。それに応じて人も集まる。強制撤去されるまでの１カ月半は、権力の支配の及ばぬ解放区のようだった」。沢田さんは振り返る。
　身近で続く闘いが報じられ、やじ馬も増える。「夕涼みで２千、３千人と来て、お祭りのような状況。国も簡単に排除できない。得体の知れないエネルギーが充満し、これは大変だと政府、米軍も認識したと思う」
　この反戦・反基地運動は結局、同年９月１９日未明に機動隊による強制排除で終えんを迎える。
　そして今。「人集めにも苦労する」地域の集会を横目に沢田さんは自治体の首長の役割に注目する。「首長が旗を降って頑張れるか否かで市民が立ち上がれるかが決まる。政府は首長を丸め込もうとするが、沖縄は首長が簡単に抱き込まれない。ここまで政府を追い込んでいるのは考えられない」と話し、沖縄社会の主体的意思表示に可能性を見いだしている。（斎藤学）

■「全国に自分の考え申し上げる」　知事、４・２５県民大会出席を表明
2010年4月23日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161225-storytopic-220.html

　仲井真弘多知事は２３日午前の定例会見で、「大勢の県民や、メディアを通じて全国の皆さんに自分の考えを申し上げる大きな機会だと思い至った」と述べ、４・２５県民大会への出席を正式表明した。大会でのメッセージについて「一日も早い危険性の除去を政府にお願いしたい。鳩山首相にも、公約に沿った形での解決に向けて頑張ってほしいとエールを送りたい」と述べた。
　一方で、判断を先送りしたきた経緯については「政権の結論を最後まで見極めたいという気持もある。県内移設を容認せざるを得ない人々も少なくない。行政の責任者として、どういう対応が効果的か見極めていた」と説明。政府側から不参加を求める働き掛けがあったかについては「圧力なんてありえないでしょ。言われる筋合いはない」と否定した。【琉球新報電子版】

（転載ここまで）

●沖縄タイムス
■新基地不要　若者も熱く
2010年4月23日 09時43分
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-23_5968/

　２５日に読谷村で開かれる米軍普天間飛行場の国外・県外移設を求める県民大会を前に、若者世代がインターネットで情報を発信したり、アトラクションでのダンスや歌を通じた平和へのメッセージを伝えようと、練習に励んでいる。「参加しやすい雰囲気をつくりたい」と、若者の目線とそれぞれの思いで、参加を呼び掛けている。
キリ学４０人　携帯で発信
　「若い人も一歩踏み出して」―。４・２５県民大会に向け、キリスト教学院大学の学生４０人でつくるＮＧＯ「ＯＮＥ　ＬＯＶＥ」は携帯サイトで情報を発信し、ステッカーやうちわを作るなど、同世代に大会参加を呼び掛けている。
　携帯電話からアクセスできるインターネットサイトには、無料バスの案内などを随時掲載し、大会当日は会場でステッカー１０００枚を販売するほか、黄色のうちわも１０００枚配り大会を盛り上げる。参加を呼び掛けるメールを友だちに送って広げていく取り組みも始めた。
　中心となって活動しているボランティアスタッフの宮里沙季子さん（２４）は「若い人の中には県民大会に尻込みしてしまう人が多い。参加しやすい雰囲気をつくり、誰でも意見できる場だと伝えたい」と意気込む。サイトには意見を書き込むこともでき「参加できない人ともつながるスペースにしたい」と期待している。
　２００７年の県民大会に初めて参加したという宮里あすかさん（２１）は「子や孫のために米軍基地を無くそうと頑張っているお年寄りがたくさんいる。私たち若者も行動を起こさなければいけない」と呼び掛けた。
　携帯サイトのアドレスはhttp://henoko.2.tool.ms/

うるま生徒　演技で訴え
争い止めた先人描く
現代版組踊「阿麻和利」披露

　【うるま】争いの負の連鎖を止めた阿麻和利の精神よ届け―。県民大会でアトラクションに出演する現代版組踊「肝高の阿麻和利」のメンバーたちは２２日夜、うるま市のきむたかホールであった定例けいこで汗を流した。
　生徒たちが住む同市では、米軍普天間飛行場の移設候補地の一つとして、勝連沖埋め立て案が浮上して揺れる。メンバーたちは大会本番では、次世代の代表として新基地はいらないという思いを演技を通して県民に訴えるつもりだ。
　メンバーの前田夢子さん＝具志川高校２年＝の祖父母が市内で営む鮮魚店は、与勝半島周辺でとれた魚介類を扱う。前田さんは地元の魚を食べ、海で遊び育った。海が埋め立てられると魚介類が捕れなくなるのではと心を痛める。「豊かな自然と生活を守りたい。影響を考える基地はないほうがいい」と言葉に力を込めた。
　もずくの日のセレモニーでもダンスを披露した蔵根麻菜美さん＝中部農林高校２年＝は「基地は生活に迷惑をかけない所へ持っていってほしい。漁業に携わる人の分まで県民大会では踊りで思いを伝えたい」と意気込んだ。
　演出を手掛ける平田大一さんは「将来基地が必要か、次世代を担う生徒たちが平和や地域の大切さを考え、使命を持って肝高の思いを発信するチャンスをもらった」と激励した。

■知事が県民大会出席を表明　考え伝える好機
2010年4月23日 10時39分
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-23_5972/

　仲井真弘多知事は２３日午前、４・２５県民大会への出席を正式に決め、県政与党の自民党県連と公明党県本幹部、大会実行委員会事務局に伝えた後、定例会見で発表した。仲井真知事は出席の理由を「私の考えを県民や県外に申し上げるのにちょうど良い機会だ」と説明した。県民大会でのあいさつの内容について「私は日米安全保障条約を認める立場だが、沖縄はあまりにも負担が過剰。負担を全国で担い不公平感の解消に取り組んでほしい」と述べる考えを示した。
　仲井真知事が県民大会に出ることで、米軍普天間飛行場の移設先の見直し作業を進めている鳩山政権に対し、県民が県内移設反対と、県外・国外を求める声が一層高まることになる。実行委の新里米吉事務局長は「オール沖縄の環境が整った。県内反対、国外・県外を訴えよう」と述べた。

（転載ここまで）

「沖縄県4.25県民大会の声が日米政府とやまとんちゅに通じてほしい。 (3)」に続きます。


また、当ブログではサイドバーに『「日本人の日本」だけが「世の中」じゃない』というコーナーを設けて、そこに沖縄からの意見・情報発信をしているブログをいくつか集めています。そちらもごらんいただければと思います。

築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2010-04-15　【詳細な調べからの情報抜粋】 イシハラ都知事就任前後の築地移転問題の推移
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10508674985.html

■2010-04-18　今月の『選択』にイシハラ都政のお金の面での総括記事：『石原都政の「無駄遣い」一兆円以上』
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10511274515.html

■2010-04-20　証券詐欺罪で追訴されたゴールドマン・サックスとブッシュ・コイズミ構造カイカク（築地問題の窓から）
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10513023951.html

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そこに存在する美しい人生と生命と生活を守る切実な要望を民主党に聞かせるために、アブナイ日本が壊れる前にとりあえず何かしたいけどどうしたらいいかkimeraれない人の役に少しでもたちたくて、イル・サンジェルマンの散歩道の午後のカフェでクリーム味の革命鍋をいただいて、虹の日記やフランス語の練習帳や「ユニオン」と「労働ニュース」のアーカイブや世界の片隅で税制についてのニュースを読んで、消費税と社会保障と国家予算についての『知られざる真実』を大脇道場と言ノ葉工房とスーパー小論文ハイスクールとアジア連帯講座で1947年教育基本法の理念に賛同して超左翼おじさんやカナダの日本語の先生から学んだ後で、労働組合ってなにするところだろうとか、どうしたら戸倉多香子さんや保坂展人さんのためにみんななかよくスクラムを組んで多文化・多民族・多国籍社会で「人として」情報流通を促進できるかとか、雪裏の梅花や古い寺を多く見て生活の中で感じた疑問や思いをあれこれめぐらせて日常で思った事、感じた事をつらつら好き勝手に書く、一寸の虫にも五分の魂で転がるひよこ豆のように国会議員定数削減・比例削減に反対してきまぐれな日々を過ごすサイバー政治団体秘書のおしごと日誌。
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