『「移民」についてあれこれ』でも触れた、カルデロンのり子さん一家について、また、この件をめぐる視点を広げるいくつかのことを書いていきます。
その一。2009年2月9日に東京新聞がカルデロン一家の現在についての記事を出しています。ウェブ上でいつまで閲覧可能かわからないため、転載させていただきます。
●東京新聞 Tokyo Web
大好きな日本で両親と生活を 13日に仮放免期限 蕨の比人中学生
2009年2月9日 13時59分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009020990135951.html
最高裁で国外退去処分が確定し、在留特別許可を求めている埼玉県蕨市、フィリピン人のカルデロン・アランさん(36)と妻サラさん(38)、中学一年の長女のり子さん(13)の身柄収容を一時的に停止する仮放免が十三日、期限を迎える。日本で生まれ育ったのり子さんは「大好きな友達や先生のいる日本で、両親と一緒に生活させてほしい」と訴えている。 (さいたま支局・望月衣塑子)
のり子さんの生活が一変したのは二〇〇六年七月。偽造旅券で一九九二年に入国したサラさんの不法滞在が発覚し、逮捕された。九三年に来日し、東京都足立区の建設会社で働いていたアランさんも不法滞在だった。
のり子さんは、中学校で合唱部に所属。昨年八月にはNHK全国学校音楽コンクールの舞台に立った。「学校で学ぶ全科目が面白い」と話すのり子さんの夢は、日本人の友達と一緒にダンススクールを開くことだ。
サラさんが逮捕された後、一家は日本語しか話せないのり子さんの将来を考え、入国管理局に仮放免を申請。一方で、退去取り消し処分を求める訴訟を起こしたが、昨年九月に最高裁で退去処分が確定した。その後、仮放免は三度延長されている。
この間、アランさんの勤務先の社長が、サラさんの保釈金を立て替えてくれた。昨年十月には、のり子さんの友人や近所の人らが在留許可を求める署名運動を開始。集まった一万七千人分を超える署名は、森英介法相に提出された。
のり子さんは「自分たちを支えてくれる人たちがこんなにいるなんて思わなかった。一時期は落ち込んでばかりだったが、今はいろんな人に支えられ感謝している」と話す。
国内の不法滞在者は約十四万九千人と推定されているが、特別在留許可を与える基準は明確ではない。同じように、不法滞在の両親と日本で生まれ育った中学生のフィリピン人一家が、国外退去処分の取り消しを求めた訴訟で、訴えは退けられたものの、判決に「日本で教育を受ける機会を失わせ、将来の夢を断念させるのは見るに忍びない」と付言があり、在留が認められたケースもある。
今回の問題が報道されるようになった後、のり子さんが通う中学校には「どうして不法滞在者の子どもを受け入れるんだ」という批判の電話が相次いだ。このため、当初支援していた学校側は「今は事態の推移を見守るしかない」とする。
アランさんは「私たち夫婦は不法入国しました。でも娘にはなんの罪もない」と話している。一家を支援する渡辺彰悟弁護士は「子どもには等しく教育を受ける権利がある。入管は、日本で夢を実現したいというのり子さんの思いをよく聞いた上で判断してほしい」と訴えている。
(東京新聞)
(転載ここまで)
その二。愚樵さんの次の一連の記事は、このようなオーバーステイの移民とその地元の周囲の人たちとの関係について、カルデロン夫妻自身も認め、私もそのことをふまえているパスポート偽造という事実をおさえながら、「自生的秩序」という興味深い概念を核に論じた新鮮な視点の文章です。前の記事ではリンクだけでごめんなさいでしたが、今回はしっかりと引用させていただきます。かなり長くなりますが、愚樵さんがここで提示する考え方の価値ゆえですので、しっかり読んでいただくことをお願いします。
●愚樵空論
■法と秩序~カルデロン家について
http://gushou.blog51.fc2.com/blog-entry-202.html
カルデロン家を巡る問題が発生したそもそもの原因は、いうまでもなく両親の不法滞在にあります。ここは議論の余地のないことですので、その不法状態を取り上げて、法に則って退去せよという行政の主張には、この部分だけをみれば道理に適ったことのように思えます。
しかし、その主張が非人道的に感じられるのは、カルデロン家が長年にわたって日本で生活しているという実績があること、子どもが産まれてすでに学校にも通い、地域住民として根を下ろしているということに事実があるからです。この事実を考慮に入れず、不法状態だけを見て措置を講じることには、通常の庶民感覚をもった人間としては違和感を感じざるを得ません。
この問題を行政の責任という観点から見てみることにします。入国管理という分野に関していいますと、
① 不法な入国を阻止すること
② 不法な入国者を摘発し、退去させること
の2点になるでしょう。入国管理局は、①については失敗し②についても長年にわたって見過ごしてきた。そしてカルデロン家が地域に根を下ろしてしまった現在になって、その義務を行使しようとしている。その措置が非人道的と感じてしまうのは、①に失敗し②についても長年責務を放棄しきた行政の怠慢にも一因はあるはずなのです。放棄してきたわけではないと行政はいうでしょうが、結果としては放棄してきたのと同じです。そして、行政が今頃になってその責務を行使しようとしていることが、非人道的な結果を招くことになっている。非人道的なことになってしまっている根源は、行政が責務を行使しようとしているタイミングのズレにあるわけです。
ここで「法と秩序」という観点に視点を移しましょう。法の目的は、当然のことながら秩序を守ることにあります。法に従って秩序を守るという見方もありますが、それは法を超えることが秩序を乱すことにつながる場合のことであって、法が秩序を乱してよい、ということを意味するものではありません。
秩序といった観点でカルデロン家を見てみますと、もうすでにそこには秩序が生まれてしまっています。地域に根ざして子をなし、すでに子が学校へ通っている――もはや、これは法が守るべき秩序のはずです。日本国籍ではないという反論もあるでしょうが、実情を見るとそんな法論理とまったく関係なくカルデロン家とその周囲で秩序が自生的に生まれている。行政の法に基づく措置が非人道的だと感じられるのは、発生してしまった秩序を法によってねじ曲げようとしていることにある。これは、法の濫用といってしかるべきものでしょう。
そもそも不法滞在は犯罪で秩序を乱す、という意見も自生的秩序という観点から見れば虚しいものです。それに刑法罰にしたところで時効というものがあります。現在は遺族感情に基づいて時効は撤廃すべき、という意見が大きくなりつつありますが、ならば、不法滞在という犯罪は、遺族感情ならぬ地域住民感情に基づいて早期に時効を導入すべきでしょう。カルデロン家をとりまく自生的秩序を乱すことで利益を得るものは誰もいません。メリットがあるとすれば、みずからの失点を覆い隠せる行政と、国という得体の知れないものに自己のアイデンティティを重ねる者の自己満足だけ。そんなもののために法を濫用して自生的秩序を乱してしまうことは避けなければなりません。
行政はみずからの失点を素直に認めるべきです。そしてみずからの失点から発生してしまった自生的秩序を認め、直ちに正規の在留許可を与えることが無理なら、特別の残留許可を与え、必要な立法を経て正規の許可を与えることが出来るよう道を拓かなければなりません。それが法によって秩序を守ろうとする者の責務であると考えます。
■続・カルデロン家について~自生的秩序とは
http://gushou.blog51.fc2.com/blog-entry-206.html
私の立ち位置は、このカルデロン家の問題への考え方からすれば左側だと思われる方も多いかもしれませんが、そうではありません。私の立ち位置は「保守」。左側の立ち位置にいたこともありますが、今は転向して保守です。
保守であるということは、当然、日本の風土と共に育まれてきた文化や伝統に重きを置く立場です。そしてカルデロン家への考え方も、奇異に思われる方も多いかもしれませんが、保守の立場から出たもの。その鍵になるのが「自生的秩序」なのですね。自生的秩序こそが文化や伝統を育む土壌である。そう考えるから、自生的秩序に拘るのです。
私はカルデロン家や、それと同様の境遇にある人たちが日本に残留することには賛成です。けれども、今、国が財界からの要望を受けて低賃金の労働者としての移民を受け入れようとしていますが、それには反対。その境目が自生的秩序なのです。
どのような経過があったにせよ、現在すでに日本で生活していて日本の地域で地域の一員として認められている人たち。このような人たちと周囲の人たちとの間には、すでに自生的秩序が発生している、ということは何度も繰り返し述べました。つまり、海外の生まれであっても、すでに日本人の仲間として、日本の文化に馴染んで暮らしている、ということです。
対して、政策等などで受け入れることになる移民は、その数にもよりますけれども、集団で移住してくるでしょうから、彼ら独自の文化や習慣を保持するでしょう。そのこと自体が悪いわけではないのですが、自生的秩序という観点から見ると、好ましいこととは思えない。私たちの自生的秩序と彼らの自生的秩序は異なりますから、どうして衝突するところが出てきてしまいますし、そうした事態になりますと、お互いとも同じ文化を持つ者同士で団結し、互いを排斥しようとするようになる。こうした事態はヨーロッパなどですでに見られるわけです。
しかし、カルデロン家とその周囲の様子を見てみると、そうした衝突の気配は感じられない。彼らを巡って衝突しているのは、彼らと彼らを取り巻く者たちではなく、彼らの処遇についての見解を異にしている者たちの間であって、この対立は自生的秩序とは関係がない。その対立は自生的秩序を阻害するものなのです。
自生的秩序とは、その秩序を構成する者たちが各々の「利」に従って行動しつつも衝突することなく自然発生的に秩序が形成されている状態のことです。私は上で自生的秩序が文化や伝統を育む土壌だといいましたが、それは理解していただけるでしょう。みながひとりひとり自発的に形成する秩序が、時間の経過を経て積み重ねられていくと文化や伝統といったかたちに実を結ぶ。いついつどこでどこで祭りを催すなどといったイベントで考えてもらえばわかりやすいでしょうが、そうした伝統・文化は、その祭りなりを支える人たちの自発的な情熱がなければ成り立ちません。それは、権力が強制的に押しつけてくる法などとは無関係なもので、法への反発が自生的秩序をかき立てて文化や伝統を生むといったケースだって多くある。大切なのはあくまで「自発」なのです。
■自生的秩序~大切なのは現在
http://gushou.blog51.fc2.com/blog-entry-208.html
カルデロン家の退去を求める人たちの多くは、国家という虚構と自分のアイデンティティとを重ねているのでしょう、といった内容です。不法入国しているカルデロン夫妻を許せない。彼らに特別在留許可が出たとしても、自分に何ら不利益なことなどないはずなのに、許せない。
少し冷静になって考えてみれば分かることですが、彼らは違法なかたちで入国したとはいえ長年日本で働き、日本の社会の一員として日本に貢献しているのですね。また、そうでなければとうに周囲から反発があって追い出されているはずなのです。犯罪マフィアといったような特殊な組織に関わっているなら話は違ってくるでしょうが、一般の日本人と同じような生活をしていたわけですから、彼らが日本に貢献していないというのなら、私たち庶民も同じはず。けれども、そうした点にはなぜか目が向かないのですね。このようなことになってしまうのは、本人がそちらに目を向けたくないのだろうと私などは思ってしまいます。
(中略)
自生的秩序とは、別の表現をしますと、「私」と他者との関係が、強制されることなく一瞬一瞬【おのずから】【みずから】紡ぎ出されるということ。「私」にとってかけがえのない者とは、自生的秩序を組み上げる重要なパートナーである。そして「私」はこの自生的秩序に大変満足し、幸福を感じている。ところが、このパートナーが突然奪い去られてしまう...。そうなってしまいますと「私」はもはや幸福ではなくなり、自生的秩序は崩れ去ってしまう。「私」にとって大切なのは現在ではなく過去になってしまう。時間が止まってしまう。
こうなってしまいますと「私」はもはや水に流すことが出来ません。それはそうです。大切なのは現在ではなく過去なのですから。過去が大切な人は水に流すことが出来ません。もちろん自生的秩序の構築もできなくなる。「私」のアイデンティティは、過去にあることになってしまうのですね。
アイデンティティが過去にある。これを“日本人であること”に当てはめてみると、「私」のアイデンティティは、「今、日本人として暮らしていること」にあるのではなく、「昔、日本人であったこと」に置かれることになる。つまりは「日本人として生まれたこと」です。多くの日本人は、日本人として生まれ日本人として暮らしているのですから、普段は過去と現在とを分けて考えることもないはずなのですけれども、それがなぜか、アイデンティティの比重が過去に置かれる。その理由は容易に想像がつくでしょう。過去が大切になる理由、それは現在が「私」にとって思わしくないものだから。幸福な自生的秩序のなかにいないから。
高見に立ったようなことを言うと思われるかもしれませんが、私はカルデロン夫妻の犯罪――といっても、今となっては役人のメンツ以外に実害のない犯罪を、許せない、水に流せないのは、その人のアイデンティティが過去にあるからなのだと思っています。「今、日本人であること」にあるのではなく「日本人として生まれた」ことにあるのですね。これは今「私」が幸福でないことを意味します。「私」が幸福でないから水に流せない。許せない。他人を承認できない。なんのことはない、「私」の不幸を理由に他人にも不幸を連鎖させようとしているだけのことなのです。
私は法は自生的秩序を守るためにあるのではないのか、と問いましたが、この問いは、これまでの話を踏まえて言い換えますと、法は人間の幸福を守るためにあるのではないのか、とすることができるでしょう。法を他人を不幸にするために利用することは、例えそれが法理論において正しくても、法の目的からは外れています。あのハイエクが「法の支配」と「法治主義」は似て非なるものであるといった、その理由はここにあると思います。
(引用ここまで)
時間に余裕のある方はカットした部分、コメント欄も含めてリンク先でごらんください。
その三。私の師匠の一人である、「言ノ葉工房」のるか親方が、2007年1月、イラン人一家アミネ・カリルさん一家について書いていたときの記事。そして、その頃私もアミネ・カリルさん一家に在留特別許可がおりることを願って書いていた記事。その頃のるか親方や私の主張が、今回のカルデロン一家の件でもほとんどぴたりと当てはまります。
●言ノ葉工房 Leafs of words.
在日16年のイラン人一家に出て行け命令を下すニホン
http://hizjihizji.blog85.fc2.com/blog-entry-83.html
東京入国管理局のトップページにこう書いてあるそうです。
『法務省入国管理局では、「ルールを守って国際化」を合い言葉に出入国管理行政を通じて日本と世界を結び,人々の国際的な交流の円滑化を図るとともに、我が国にとって好ましくない外国人を強制的に国外に退去させることにより、健全な日本社会の発展に寄与しています。』
へー、アミネさん一家は我が国にとって好ましくない外国人なんですね。
アミネさん一家のために皆様へのお願いによると、
アミネさんも妻のファロキさんも子ども達の生活を支えるため真面目に働き、その温厚な人柄から、職場や地域から厚い信頼を獲得していました。
そうですがね。人望の厚いアミネさん一家は、我が国にとって好ましくない外国人なんですね。
さすがは健全な日本社会である「美しい国」、「外国人を見たら犯罪者と思え」の石原マチズモが都知事でいられるニホンですね。日本と世界を結ぶどころか、分断させています。
ニホンが本当に国際化を望むのであれば、
世界では人権を守ることが最重要のルール
となっていることを肝に銘じてほしいものです。
(引用ここまで)
■国によるいじめ もしくは 血も涙もない「美しい国」
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6.html
一般論としては、オーバーステイについては「ルールはルール」でしょうが、人道的理由のあるときに法務大臣が与えることができる「在留特別許可」もまた「人道主義のルール」。トップページにいきなり「退去」などと書く日本の内向きなお役所センスが悲しい。今回の場合、日本語しかできない子どもたち、日本にしか生活の基盤がなく、日本で健全な生活を営んでいる子どもたちを、日本語の通じない国に行かせることが健全な日本社会だとは私には思えません...。
(引用ここまで)
■長勢甚遠法務大臣、これを「日本人の優しい思いやり」と言わないでください (アミネ・カリルさん一家支援キャンペーン)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-90.html
イラン人のアミネ・カリルさん一家がそろって日本に在留できるようにする在留特別許可をなぜ日本政府は出さなかったのでしょうか。日本はなぜ人道的措置に背を向けるのでしょうか。
アミネ・カリルさん一家は日本社会に溶け込んで働き、問題も何も起こさず暮らしています。
アミネ・カリルさんの次女は日本で生まれ育ち、いま学童期で日本語しか話せません。
アミネ・カリルさんの長女マリアムさんだけが日本に留学という形で残るそうです。なぜ一家を引き裂かなければならないのでしょうか。
(引用ここまで)
■ある不法移民の話 (アミネ・カリルさん一家支援のためになおも、ふたたび、考えます)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-94.html
この章「ルペンのフランス」の結論部で、章の冒頭に引き合いに出した不法移民のアルフレッドに触れながら、著者は次のように考察しています。私が興味深いと思った部分、そして、希望を感じた部分を引用します。
「私は今でも訝っている。フランス当局がなぜこれほど鷹揚だったのか。首都の玄関口に映画のモデルになるような「有名な」不法滞在者を長期間住まわせて、放置している国はそう多くない。取り締まる側と取り締まられる側が、噴水をバックに長年の知己のように(実際そうなのだろう)話し込んでいる姿に、「いったいこれは、何なのだ」とめまいさえ覚えた。ただ単にいい加減なのか。それとも政治的な深謀遠慮が背景にあるのか。結局はっきりしない。
ただ一つ言えることは、「寛容さ」という言葉をめぐる社会全体の黙契のようなものが、そこに立ち現れていたという点だ。寛容とは優しさではない。日本の半分の人口で、数倍、数十倍の不法移民を抱えるこの国が、博愛の精神だけでやっていけるわけがない。摩擦は、必ず起きる。寛容とは、全く異質なものと一緒にやっていく覚悟のことだ。涼しげな目で身もふたもない結論を語るのではなく、多少格好が悪くとも歯を食いしばりながら一緒に出口を探す忍耐のことだ。
アルフレッドの存在は、したがって、社会の寛容度を測る試薬だった。本人にその自覚が全くないことは承知している。だが、アルフレッドがパリの空港に住み続けることを認めることで、この国は「ルペンのフランス」に抵抗しているのだ。自分たちだけがフランス人だと思っている人々、自分たちの考えだけがフランスの政治だと思っている人々に。」
(「シラクのフランス」 (軍司泰史著、岩波新書853 150-151ページより引用。タイプミスあればご容赦を)
アミネ・カリルさん一家の運命に思いをはせずに、「不法移民は強制送還だ」とだけ繰り返すことは私はしたくない。日本に現実に平和に住んでいる人々はどこの出身の何人であれ、ともに日本を構成する同舟の市民だと思います。「純」日本人だけが日本の住民だという考え方に、私は抵抗したい。「純」日本人の考えだけが日本の政治だという考え方に、私は抵抗したい。私は、日本社会を窮屈にしないための「寛容の黙契」の一部でありたい。
(引用ここまで)
その四。るか親方がこちらの記事の中で、
竹下節子さんという方の、フランスでの不法移民支援についてのとても面白い記事を紹介しています。これもまた、愚樵さんの言う「自生的秩序」の表れであり、軍司泰史さんの言う、『「寛容さ」という言葉をめぐる社会全体の黙契』の表れなのです。
●言ノ葉工房 Leafs of words.
大阪市強制代執行とフランスのホームレス事情
http://hizjihizji.blog85.fc2.com/blog-entry-107.html
(竹下節子さんの記事の転載の部分を一部抜粋。)
2月 2日(金)22時20分40秒
私はカトリック生活という雑誌に『カトリック・サプリ』というエッセイを連載しているんですが、去年の10月号に『もう一つのワールドカップ』というのを書いて、9月の末からケープタウンで行われたホームレスのサッカーワールドカップのことを紹介しました。
パリで毎週土曜、ホームレスがコーチ付で練習していて、そのキャプテンはトーゴ人だという話。住居証明がないのだから絶対滞在許可証もないと思うし、ましてやパスポートなんかもないと思われますが、彼らがフランス代表として南アフリカに行きました。
主となる資金を出しているのは、フランスのサッカー連盟で、各地のサッカークラブが連盟規約に違反したときの罰金とかをためてるという話でした。規約違反の罰金を使って、フランスの不法移民みたいな人たちを堂々とケープタウンに送り込んでまた帰らせるという
法律侵犯をやっちゃうのが痛快です。
法律よりも人間が大事という原則が優先なのがはっきりしている。
「この地球に外国なんかない」と言って不法移民を守るフランスのカトリック教会の支援も大きいみたいです。サッカー連盟なんかは自由意志で加入するのだから規則厳守というのは分かりますが、貧しい国に生まれて、移民先で住まいを失うというのは自分の力ではどうにもならない部分が多く、それでもスポーツを通して連帯できるというのが彼らの尊厳の一部であり、法律に例外を設けてもそれを支えるキャパシティがこの国には一応あるのでしょう。
(引用ここまで)
その五。愚樵さんの言う「自生的秩序」の表れ、軍司泰史さんの言う『「寛容さ」という言葉をめぐる社会全体の黙契』の表れをもう一つ。2006年の古い話ですが、竹下節子さんの上のお話とも関連する、フランスの「不法移民の子どもを守るための里親運動」のお話。
●AFPBB News 2006年04月15日 07:26 発信地:フランス
不法移民追放に反対するデモ隊、外国人・移民受入庁を占拠 - フランス
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2046783/481512
プラカードには、「差別主義者の正義に反対。書類を持たないわれらの同胞たちを解放しろ」と書かれている。
(引用ここまで)
●From VALVANE 2006.06.09
「不法移民の子供を守れ!」と「里親運動」広まる
http://valvane.blog17.fc2.com/blog-entry-360.html
不法滞在外国人の強制送還に力を入れる仏政府が、「幼稚園や小中高校に通う子供がいる場合は学年末の6月30日まで送還処分を保留する方針」を、各県に通知したから大変
「“わが子の仲良し”が送還されるかもしれない 」
との不安、危機感が、学年末が近づくにつれて高まった結果、送還対象になりそうな子供が通う学校では、春以降、教師や父母でつくる支援団体が続々と発足したそうです。
もちろん、不法移民をかくまえば、訴追される可能性があります。が、市民団体「国境なき教育ネットワーク」が里親になったり、送還時に子供をかくまったりする意思がある人を募ったところ、
約3万人が署名。
左派系市長がいる自治体では、里親登録を受け付け始めたところもあるとか…。
(「自治体」なのに…、いいの?!)
そしてついに、反対運動の広がりを受けたサルコジ内相は、「フランスで生まれ、学校に通い、親の出身国の言語を話さない子供がいる家族は送還しない」と発表しました。が…、「教育ネットワーク」は、「全体の2%の子供しか適用されない」と批判しました。子供をかくまう意思を申し出た人の1人であるライスフュスさんによると、「子供が出生地や親の言葉を話すかどうかを決めたわけではない。子供にはなんら責任がない問題で差別するのはおかしい」とのことです。
(引用ここまで)
その六。支援者のサイトがこちら。すべての事情を勘案し、何が当事者、特に、発達途上の子どもにとって最善なのかを考慮した、納得のいく内容だと私は思います。よろしければ、最後の最後まで、支援の署名をお願いします。
●カルデロン・アラン・クルズ一家に在留特別許可を!
カルデロン一家への支援のお願い
http://blog.goo.ne.jp/izumibashilaw/e/79205ba093cc070798b5e603c4b39c49
今回のケースを考えるときに,参考になる前例があります。
皆さんもご承知のキンマウンラ家族,ジラン家族,ムスタファ家族です。
これら家族にもすべて退去強制令書発付処分が出されていました。ただ,夫がA国の国籍国,妻子がBという国籍国であるため,退去強制の執行によって家族離散という問題が起きてしまうという事例でした。これら家族もすべて裁判では敗訴していました。これら事件が問題となったとき,今回と同じように法務大臣は「日本は法治主義国家だから,お帰り願うしかない」と当初コメントしていました。しかし,家族離散という状況が世論を動かし,多くの人たちの共感のもとに,最終的に法務大臣の在留特別許可の判断がなされました。
これら事例の結末は,入国管理局と裁判所の判断が国民によって支持されなかった端的な例として考えることができるのではないでしょうか。つまり,これらの事例は,もともと,条約に基づいて保護される「家族の統合」と「子ども最善の利益」の観点から保護されて良かった事案だったのです。ある行政判断の誤りがその後是正され,そしてそれが運用の基準となりうる一つの例であると思います。
また,今回と同様の事案について,これまでの入管と裁判所の判断が絶対的なものではないことは,過去の判決にもみられます。例えば平成15年9月19日の東京地裁判決では「(退去強制は)原告長女のこれまで築き上げてきた人格や価値観等を根底から覆すものというべきであり,それは本人の努力や周囲の協力等のみで克服しきれるものではないことが容易に推認される。…イランに帰国した場合には,在学を維持することにすら相当な困難が伴い,就職等に際しても,日本で培われた価値観がマイナスに作用することが十分に考えられる。・・・原告長女に生じる負担は想像を絶するものであり,これらの事態は,人道に反するものとの評価することも十分に可能である」という判断を下し,行政の判断を取消しました。この地裁判決はその後高裁で覆っていますが,裁判所の判断にも,このように「子どもの最善の利益」を考慮して行政の判断を覆している判決が存在するということであって,今の時点のカルデロン家族に対する行政と裁判所の判断が,長い目でみて絶対とはいえないということなのであります。
さらに,別の同様の事案(摘発時に子ども10歳のフィリピン人家族)において,東京高等裁判所は,行政処分が適法であるとしつつ,「日本での生活が継続するにつれて、国籍国であるフィリピンとの関係が希薄になり、フィリピンにおいて生活することが次第に困難になりつつあること、控訴人(子)の周りの関係者は、同人の希望をかなえてやりたいと強く嘆願していることなどが認められる以上の本件各裁決等の後の控訴人らを巡る事情にかんがみると、・・・控訴人(子)をフィリピンに強制送還することにより、同人に日本で教育を受ける機会を失わせ、将来の夢を断念させるのは見るに忍びないものがある。ついては、出入国管理行政の最高責任者である法務大臣におかれては、控訴人らについて当分の間退去強制令書の執行を停止して仮放免措置を継続した上で、再度の考案として在留特別許可の付与の可否についての恩恵的な措置及び児童の最善の利益の観点から検討されること当裁判所として期待したい」(東京高裁2007年9月27日付判決)と判決中で付言をしたことがあります。そして,入国管理局はこの付言を受け止めて,この家族に在留特別許可を付与しました。
3 カルデロン一家の在留を現時点で求める理由
なんといっても第一にのり子ちゃんの「最善の利益」です。
言語能力には,対人コミュニケーションのような比較的具体的な言語活動にかかわる「基本的対人伝達能力」(BICSという)という側面と,抽象思考が要求される認知活動と関連のある「認知・学習言語能力」(CALPという)という側面があり,この言語能力の2つの側面は,同時に発達するわけではなく,基本的対人伝達能力の方が認知・学習言語能力に先行するものといわれています。
そしてここで重要なことは,二つの言語の習得開始が異なる場合,はじめに一つの言語の習得が先行しているため,二つの言語の基本的対人伝達能力間,また認知・学習言語能力間の時差・発達差は大きいものと推測されています。つまり,後から習得される言語での基本的対人伝達能力については,ごく短期間にその言語のモノリンガルの人と同じレベルに達するが,認知・学習言語能力については相当期間が必要であると考えられているのです。つまり,のり子ちゃんがタガログ語の環境のなかに放り込まれた場合,多くの困難を伴うことが言語学的にも予想されます。
早稲田大学大学院 日本語教育研究科の川上郁雄教授も,直接のり子ちゃんからの事情を聴取した上で以下のように述べています。
『人間としての成長過程にある子どもたちの言語発達、認知発達および学力発達を考えたとき、現在の言語学習環境が変化することが子どもの成長に多大な影響を及ぼすと言わざるを得ません。これまで順調に成長している以上、この環境の維持こそ求められるところです。・・・
人間としてこの地に生を受けたなら、どのような理由があるにせよ、持っている能力を発揮できるような環境に育つことは人間の権利であると考えられます。それは、国籍の有無に関わらず、何人にも保障され、尊重されるべき人間の権利であります』。
小学校高学年にもなれば様々な人格形成上重要な時期にさしかかっていく,そして言語能力も構築されていきます。のり子ちゃんは,まさにその時期にいます。この子どもを現在の教育環境,社会環境から切り離して,全く異なる言語的環境・社会的環境におくのは,この子どもにあまりにも大きな負担を強いることになります。実際に,タガログ語のできないのり子ちゃんがフィリピンに帰国すれば,小学校1年生に編入されることになり,一年生と机を並べて勉強をいちからやり直しということになります。このような状況に追い込むことはしたくありません。
4 親の不法入国の問題
のり子ちゃんの両親は確かに不法入国をしました。
しかし,その後15年以上の長きに渡り日本の社会の中で懸命に生き,そして子どもを育ててきました。父親であるアランさんは会社で信頼される人間であり,仲間に支えられ,そして職長として日本人の人たちに仕事を教えることのできる立場にある人です。
確かに,ご両親の入国時の行為は正しくなかった,これはそのとおりです。しかし,入国時の過ちのみによって,現在のこの局面で彼らを退去に追い込まなければならないほどのものでしょうか。日本社会の中で定住してきた彼らを日本社会から引き剥がすことは日本の社会にとって必要なこととは思えません。
非正規滞在者の資格を正規化するという方法はいろいろとあります。個別事案ごとに判断する手法を日本はとっていますが,諸外国には一定の基準を満たせば,在留資格の正規化を認めるというシステムを用意することもあります。例えば,「7年以上滞在している家族で子どものいる家族に在留資格を与える」というような基準を決めている国もあります。このように多くの場合に見られるのは,やはり子どもを抱えている家庭の保護です。そこに子どもの利益という観点があることはもちろんですが,それだけではなく,非正規滞在者の置かれている労働環境や社会環境の健全化ということが意識されています。長期に非正規滞在者が不健全な環境におかれていることを国が回避しようとする考えです。この考えには非正規滞在者であっても一人の人間であって,その人たちも人権の享有主体であるという考えが通っています。
このような考えを日本も取り入れていく時期に来ていると思うのです。
もちろん以上の考え方の前提には,家族全員の保護を求める考えがあります。のり子ちゃんだけを日本に残し,両親には帰国してもらうということも選択としてはありえます。イラン人家族について短大進学の決まった子どもだけに在留を認め,両親と他の子どもには退去を命じたということあったのは記憶に新しいところです。しかし,その判断の当否は別として,短大進学する年齢と中学1年ののり子ちゃんとでは事情が異なります。のり子ちゃんを日本で育ってもらうという決断をするのであれば,その両親の在留を認めるのは帰結といえるでしょう。
(引用ここまで)
その七。当秘書課広報室からも、また、リンク先の仲@ukiukiさんからも、改めて、幅広い角度からこの件を見ていただくことへのお願いと、カルデロン一家への支援のお願いです。
●村野瀬玲奈の秘書課広報室
国籍は誰のもの? (3) (二重国籍をめぐって、また、カルデロン一家への特別在留許可を求めて)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1076.html
改めて、カルデロン一家が引き裂かれないよう、正規の滞在資格を求めることへのご賛同をお願いします。
■人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を! (by 仲@ukiukiさん)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1070.html
■人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(2)助けて、ドラえもん!じゃなくって、コメントに答えつつ、負けない夢を心に誓う!
http://ukiuki.way-nifty.com/hr/2009/01/post-f139.html
諸事情や人権原則との比較考量をせずに「なぜ偽パスポートを使った、いわば『犯罪者』を優遇する?」という問いにだけ集中する方は、sivaさんのこちら↓の記事、「私たちの在留資格。」で指摘されている、日本政府が「日本に住んだこともなく日本語も殆どしゃべれない元ペルー大統領を”日本人”と遇しペルー人の告発から匿った」ことについて筋の通ったことを述べる義理があると思います。
●デザイン夜話
私たちの在留資格。
http://sivaprod.exblog.jp/9908085/
日本で生まれ育ち日本語しか話せない子供でも両親が不法滞在者なら国外に追放されて当然、という人々はお母ちゃんのまんこから出てきたとこが偶然日本だったというだけで在留資格を得ているわけですよね。「憲法なんてよく知らないし知るつもりもない」などと平気で言ってしまえる人にも在留資格を与えてくれる優しい国なんですよね。日本で生まれ育ち日本語しか話せない子供を国外追放し、日本に住んだこともなく日本語も殆どしゃべれない元ペルー大統領を”日本人”と遇しペルー人の告発から匿うのも日本人の優しさなんでしょうね、きっと。優しい国に生まれて良かったですね。もっとも ”日本人”であることがプライドである人々がここに生まれた以外に何をして”日本人”になったのかは私にはわかりませんが。
(引用ここまで)
現在の子どもの幸福と、過去の親の不法行為と、現在地域社会に溶け込んでまじめに働いて平穏に暮らしていることと、地元や関係者からカルデロン一家が受けている支援とを比べて総合的に考えたら、カルデロン一家や現在同じような境遇にある多くの外国人家族が在留特別許可を受けることに私は賛成です。
その八。おもしろい記事を発見。共同通信配信の記事で、どこの新聞でもほとんど同じ文面で報道されています。ウェブ上でいつまで閲覧可能かわからないため、転載させていただきます。
●京都新聞 2009年2月6日 夕刊
成り済まし不正取得が増加 IC旅券導入、審査強化へ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009020600019&genre=C1&area=Z10
ICチップが内蔵されたIC旅券(パスポート)が2006年に導入され、偽変造が見破られるケースが増える効果があった一方、他人に成り済ます不正取得が07年以降ほぼ倍増していることが6日分かった。事態を重く見た外務省は週明けの9日から、発給窓口で本人確認などの審査を強化する。
外務省は06年から、新規に発給する旅券について顔画像や生年月日などの個人情報を記録したICチップを内蔵。旅券に印刷された写真とICチップ内の写真の照合で、偽造かどうか瞬時に判別できるようになった。
その結果、06年に発覚した写真の張り替えなどによる旅券の改ざんは168件だったが、07年には283件に急増。同時に、実在する他人の氏名を名乗っての不正取得が発覚するケースも増え、06年は67件だったが、07年には111件とほぼ倍増、08年も同数だった。
現在、旅券申請には戸籍抄本と身分証明書が必要だが、写真がない身分証明書でも認められる。昨年、エビ養殖の投資詐欺事件で逮捕された会社会長は、申請時に他人の名前が記載された書類と自分の写真を提出、不正取得した旅券でフィリピンに出国していた。
外務省旅券課は「窓口で個人情報を復唱させるなど本人確認を徹底する。あやしければすぐに分かるはず」としている。(共同通信)
(引用ここまで)
パスポート偽造って、日本人もやっているとは知りませんでした。貧しい国の人たち「だけ」が「豊かな国」日本で働く目的のためにパスポート偽造をやると思っている方は、その認識をぜひ改めてもらいたいところです。苦笑
純粋にパスポート偽造「だけ」が問題であるのなら、カルデロン一家の両親の過去の「不法行為」への非難と同じ質と量の非難がパスポート偽造をおこなっている日本人にも向かわなければならないはずですが、実際にはそうはなっていないようです。一家の強制送還を求めるブログ記事やコメントを書くエネルギー「だけ」が突出しているとしたら、カルデロン一家の両親の過去の「不法行為」への非難は、「パスポート偽造」を理由にした日本人の外国人差別の意識の表れなのかもしれません。
当秘書課広報室内の、カルデロン一家についての記事の一覧は
こちら。
築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2009-02-09 【展開切望】 東京都の謎の洗脳資料「築地市場の移転整備 疑問解消BOOK なぜ移転が必要なの?」
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10205308929.html
■2009-02-11 イシハラ都知事、豊洲移転の代案出せとはまさに行政の怠慢です(言いっぷりも地上げさながら)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10206387224.html
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http://www.news-pj.net/link/media.html
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近年日本の教育は、
・教育現場での大日本帝国時代の国旗「日の丸」、国歌「君が代」の押しつけ強制。
・教育基本法の改悪。
・閉口自民党の裏金疑惑問題をすべて白日のもとにさらさなければならない、日本が本当に民主主義国なら。 #自民党に投票するからこうなる #自民党は国民の敵自民党の錬金術 パーティ券の売り上げノルマを超えた分は議員にキックバックされるという自民党の錬金術。安倍晋三が存命であったなら,そのようなことを口すべらす議員はいなかったのでTakeshi橋下徹が「最低賃金廃止」を言い換えたけど、中身は同じ障がい者の最低賃金は低すぎる。 日本における最低賃金は時給1500円であってしかるべきですが,全国的には時給1000円前後となっているようです。障がい者には特に低い賃金が設定されています。私は特別支Takeshi自民党の裏金疑惑問題をすべて白日のもとにさらさなければならない、日本が本当に民主主義国なら。 #自民党に投票するからこうなる #自民党は国民の敵「一億総白痴化」の典型例今日、テレビは「日大アメフト部」云々(でんでん)で騒いで、裏金疑惑問題に対して煙幕をはっている、としか思えない情けなさ…
大学が組織ぐるみで悪事を働いていたというの津木野宇佐儀自民党の裏金疑惑問題をすべて白日のもとにさらさなければならない、日本が本当に民主主義国なら。 #自民党に投票するからこうなる #自民党は国民の敵 情けないのは今回のパー券疑惑を最初に報じたのは赤旗で、しかも1年も前ということです。
これだけではなく数々のスキャンダルも最初に報じたのは週刊誌だとか最近はそ左の人憲法擁護義務がある内閣総理大臣自民党岸田文雄が自分たちの利益になるように改憲を誘導するのは自民党がすでに日本の民主主義や三権分立を破壊した状態であることを示す。No title安倍晋三が総理大臣になって確実に立憲主義や法の支配、基本的人権の尊重を破壊したことと、その意思が岸田を始めとした自民党全体に乗り移ったと見なすべきです。
学術会アンドリュー・バルトフェルド憲法擁護義務がある内閣総理大臣自民党岸田文雄が自分たちの利益になるように改憲を誘導するのは自民党がすでに日本の民主主義や三権分立を破壊した状態であることを示す。プチプーチンやることがプーチン容疑者ですね。
ほかにも、大統領と首相の交換を真似て居座った二人もいました。時々拝見憲法擁護義務がある内閣総理大臣自民党岸田文雄が自分たちの利益になるように改憲を誘導するのは自民党がすでに日本の民主主義や三権分立を破壊した状態であることを示す。No title『憲法擁護義務がある内閣総理大臣自民党岸田文雄が自分たちの利益になるように改憲を誘導するのは自民党がすでに日本の民主主義や三権分立を破壊した状態であることを示すewkefc政治やニュースのない生活の後で痛感する日本政治と日本国と日本人の大問題無理せずご自身のペースでの末永いご活躍を時々拝見吉村洋文維新帝国を相手どって法的措置を行使したい。 #維新はタイガースの優勝を利用するな #維新はバファローズの優勝を利用するな #維新は利権と汚職と税金泥棒 #維新は最悪の選択肢 #万博中止♯維新は最悪の選択肢「維新」といえば問題行動、不祥事のオンパレードが代名詞ですが、今月11月はとりわけそれが目に余ります。
・阪神、オリックスの優勝パレードに大阪府職員を無賃で動員、閉口ハマス(ハマース)のイスラエルへの大規模攻撃についてハマスとの一時停戦が実現した一方で忘れてはいけないこと。 アメリカ国防人員データ・センターによると,2020年12月現在,陸軍、海軍,海兵隊,空軍,沿岸警備隊の現役兵士総数は1,371,627人でアメリカ国内で軍務に服する者1,201Takeshi福島県議選、京都府八幡市長選、東京都青梅市長選(2023年11月12日)の結果から思う米沢市長選挙は自公推薦敗れる。 任期満了に伴う米沢市長選は11月26日開票され、国民民主党などが支援する無所属新人の元衆院議員近藤洋介氏(58)が、元市参与伊藤夢人氏(38)=自民・公明推薦Takeshi政治献金でも自民党政治の政策が変わらないと自民党が言うのなら、企業・団体は政治献金を出す必要はないし、自民党だって献金を受け取る必要はない。(笑)こういうことでも日本共産党の議員経験者(現職も元職も関係なく)に聞けば、殆どずれたことは言わないんですけどね。
杉村大蔵みたいなのに聞くから盛大にゴールポストがずれるんですよ。アンドリュー・バルトフェルド政治献金でも自民党政治の政策が変わらないと自民党が言うのなら、企業・団体は政治献金を出す必要はないし、自民党だって献金を受け取る必要はない。(笑) 私が献金企業の株主なのであれば取締役全員を特別背任で告発しますね。だってそうでしょう?「献金によって政策は変わらない」と言っているわけですから。
企業献金は左の人自民党で差別扇動を「担当」する杉田水脈は総務政務官を辞したが、差別扇動行為を信念として続けるらしい。事実上の日本政府公認の差別扇動が悲しい。差別は杉田水脈の存在理由である。 日本における名うてのレイシストである杉田水脈の存在理由
(raison d'être)は,差別にあると思います。差別発言を連発しなければ,この女の存在理由はありません。多くTakeshi死刑FAQ (適宜更新)死刑をめぐる微妙な問題 1988年,オランダ(Pays-Bas)でショート事件が起きました。チャールズ・D・ショート二等軍曹(34歳)は,オランダのソーステルベルフ米空軍基地に所属していました。シTakeshi自民党の馳浩は自らが海外の五輪関係要人たちに配った想い出アルバムのことを、自分自身のブログ記事をもとに改めて自白しなさい。 #自民党は利権と汚職と税金泥棒albumでなく…「想い出アルバム」の件その他多くのアベ案件を国会で馳氏を徹底的に問いただして、ぜひとも正式な「国会議事録」という形で永久保存すべきですね。
できることなら、あら津木野宇佐儀世襲議員に相続税がかからないことが日本の政治をさらに貧しくする安倍昭恵が安倍晋三の政治資金を無税で引継ぎ、晋和会の代表に就任したことについて安倍晋三の政治資金を管理する政治団体「晋和会」に、関係する五つの政治団体から計約1億8700万円が移されていたことが判明したとのことです。晋和会の代表は安倍氏から妻Takeshi政治献金でも自民党政治の政策が変わらないと自民党が言うのなら、企業・団体は政治献金を出す必要はないし、自民党だって献金を受け取る必要はない。(笑)企業献金は特別背任でしょうか。企業の利益にならないんだから。
それとも、腐りきってて、変わりようがない?
一日一億円の政党助成金の二重取り。時々拝見政治献金でも自民党政治の政策が変わらないと自民党が言うのなら、企業・団体は政治献金を出す必要はないし、自民党だって献金を受け取る必要はない。(笑)日本医師会と処方箋日本では病院で毎回処方箋を発行してもらって薬局へ、という流れが当然のように思われていますが
海外では一枚の処方箋で何度か・も薬局で薬が買えるそうですね。
医療費の津木野宇佐儀プロパガンダにはカネがかかる普通に平和に暮らしたい人々 vs. 欲ボケジジイ・オヤジ>時々拝見さん
いがみ合い、マイノリティ抑圧は宗教を口実にジジイ・オヤジがやる蛮行ですよね
しかもセム的一神教の中では、「宗教」による差別や虐殺は特にヨーロッパ津木野宇佐儀#国立大学法人改正案は徹底審議・廃案を求めます 。自民党政府が大学支配を強めて大学と学問の自治・独立を破壊したら日本の教育と学問、そして知性は衰退する。 (4)誰のための教育・研究か + 愚痴トピズレですが…
誰のための教育・研究か、を軸足に
これまでの(財界(=右)に操られた!)ジミンの「国の教育政策」全般を洗いざらい再検討することを、もういい加減すべき津木野宇佐儀プロパガンダにはカネがかかるあと数年、ユダヤ教が避けたい年諸説ありますが、イエス=キリストの処刑から2000年。
イスラエルはキリスト教、(イエスを預言者の一人と認める)イスラム教との融和を急ぐべきかと。時々拝見プロパガンダにはカネがかかるNo title『プロパガンダにはカネがかかる』に対する意見
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9474.html
>イスラエル政府が自分が行なっているパレスチナ人虐殺を正当ewkefc「自分が日本共産党支持をオープンにしている理由」 ( 「戦い続ける」ザオラルさん【JCP】🌈 (@OneMoreChance99)の発信)私が日本共産党を支持できない理由現在まで「部落差別」問題を「否定」してしまっているのは、日本共産党の大きな問題だと思います。
保守系メディアであるNNNドキュメント(内容は昔から原発に懐疑的な作品津木野宇佐儀強制ではなく任意のはずのマイナ保険証とは、国民一人一人の個人情報を自民党政府と財界とIT業者が自分たちの利益のために強奪するための武器だとしか思えない。 #マイナンバーカード大返納運動 #現行の健康保険証を残してください #保険証廃止はありえない違憲ジミン健康保険料は任意でなしに徴収されるのに
「任意」のはずのナントカカードを持たなければ(将来)保険が受けられないなんて、どう考えてもおかしいですし、そもそも違法・違津木野宇佐儀日本政府からのマスメディアへの圧力についての池上彰氏の証言(メモ)No titleとんだ「お前が言うな」案件ですね。
「池上彰、お前も韓国ヘイトの火元だ」と見なすべきです。
「日本が憲法を変えないのはみっともない」と外国人の口を借りて(本当はアンドリュー・バルトフェルド沖縄県辺野古の軟弱地盤工事を承認した委員への資金提供の発覚(東京新聞報道)と、自民党政府の事実確認拒否No title少なくとも戦前のように独立国家にするべきです
USA・民主党はあなたのオジサンに当たる党派です
あなたが共産主義の元を作ってくれた恩人です
日本政府・財務省+USA国務aozoratenki2#国立大学法人改正案は徹底審議・廃案を求めます 。自民党政府が大学支配を強めて大学と学問の自治・独立を破壊したら日本の教育と学問、そして知性は衰退する。 (3)#国立大学法人改正案の廃案を求めます。終戦により民主主義教育を与えられた日本ですが、GHQの逆コースにより大日本帝国主義者が息を吹き返しました。
その大日本帝国主義者が牛耳る自民党は戦前の大日本帝国閉口沖縄県辺野古の軟弱地盤工事を承認した委員への資金提供の発覚(東京新聞報道)と、自民党政府の事実確認拒否国家犯罪そのもの日本政府の間違った政策である辺野古新基地建設については、すでに県民投票や名護市の市民投票で反対の民意が示されています。
にもかかわらず日本政府は民意を無視してあ閉口