村野瀬玲奈の秘書課広報室

>さらに言えば、私は、日本の中学や高校では英語教育と同様にむしろ中国語や韓国語を必修科目にするといいと思っています。

そうですね、単純に、若者の就職圏を広げる、と言う観点からも、意義のあることだと思います。恐らく英語を学ぶより手間が少なくて済むと思いますし。

「怖がるよりも仲良くなる方がずっと楽しい」に同意！あり得ぬことにおびえるよりも仲良く豊かに．

ちょっと古い話ですが、今年の１月に朝日新聞に載ったマレーシアのマハティール氏のインタビューの全文がこの掲示板に投稿されていました。

阿修羅　＜インタビュー＞ルックイーストはいま　マハティール・ビン・モハマドさん（朝日新聞）
http://www.asyura2.com/12/senkyo142/msg/641.html

（以下、一部を引用）

――中国はいまやルックイーストの対象であり、脅威ではないと発言されています。日本や他の近隣国の指導者とは見方が違うようです。

　「過去２千年、中国がマレーシアを侵略したことはない。ベトナムに拡張を試みたが、あきらめた。日本に攻め込もうとしたのは、モンゴル高原に発する『元』だ。われわれを植民地にした西欧に比べれば中国が過去、好戦的だったとは言えない。市場経済の時代に、中国が日本をはじめ、周辺国を侵略する意図を持つとは思えない」

　――中国は東シナ海や南シナ海で領有権を強く主張しています。

　「中国は豊かになり、さらなる富を得るため海に手を伸ばしている。中国が国内総生産の１％を軍備にあてるだけで巨額だ。かといって中国が戦争を欲しているわけではない。交渉によって解決するほかない」

　――対話を通じて解決をめざす意図が中国にあるのでしょうか。

　「日本に米軍基地があれば、中国はそれを脅威に感じる。日本から米軍の兵器が発射されたら、と軍備を増強する。相手の立場から状況を考えてみることも時には必要だ」

　――日本では自民党が選挙中、自衛隊の国防軍化や尖閣諸島への公務員常駐などの政策を掲げました。

　「実行すれば、中国はこれまで以上に軍備を増強し、対抗しようとするだろう。お互いの挑発がエスカレートし、ついには戦闘に至るかもしれない。賢明ではない」

　「マレーシアは隣国すべてと争いを抱えているが、タイとは協定を結び、インドネシア、シンガポールとは国際司法裁判所で決着。負けても受け入れた。フィリピン、ブルネイとも交渉し、現状を維持している」

　――日本は経済的に自信を喪失し、その反動として右傾化が進んでいるとの指摘があります。

　「危険なことだ。日本が自信を取り戻すのは軍事ではなく、経済力を回復させるしかない」

（引用終わり）

今更ながら、マハティールさん「大人」だねえ。日本にもこんな政治家がほしかったな。(ーー;)

以前から時々思っていたのですが、もしかして、日本の一部の右翼（けして「全部」というわけではないようですが）の人々が中国脅威論にしがみつくのは「日本がかつて中国を侵略し、ひどいことをした」ということが（わかっていないようなふりをしながら）本当はわかっているからではないでしょうか？「あれだけいじめた相手からはいつかいじめ返されるだろう」と、その復讐を恐れている「いじめっ子」の心理みたいなね。だから、そのためにも「寄らばアメリカの陰」で、ずっとずっと行こうじゃないかと。もしかしてそういうことなんでしょうか？だったら哀しいな。そんな考えのままじゃ、経済も外交も、一歩も前に進まないような気がしますから。

いけてる明太子さんは中国の軍事力に対し、日米をセットにして優勢だと評価していますが、今の日本よりも中国のほうがアメリカにとって重要度が高いという気がするのですが。万一の場合、日本を米中で仲良く分割しても私は驚きません。
その意味でも、中国とは仲良くしておいたほうがいいと思います。

そのとおり。
中国よりも、その中国の脅威を目を吊り上げながら煽って戦争をしたがっている日本の政治家や保守言論業者の方がよっぽど怖い。
日本では何も人民解放軍よりも、わたしたち市民の個人情報を集めて日本国内でわたしたちに対して何かしようとしている自衛隊の情報保全隊の方がよっぽど恐ろしい。
仮に、中国が日本にとって脅威であることを百歩譲って認めたとしても、それは今に始まったことではありません。中国が脅威なのは、日本のすぐ近くにある多くの人口と膨大な資源を持った軍事大国だからであり、だとすれば、はるか古代から中国は日本にとって脅威であり続けたことになります。にもかかわらず、中華帝国の時代から現在の共産党政権にいたるまで、歴史上、中国が日本を侵略せんとして武力を行使したのは、たったの1回、元寇だけではありませんか。近代以降、逆に日本は何度も中国を侵略しようとして軍を動かしているし、実際に中国の領土を占拠もしている。
日本の政治家や言論業者たちが中国の脅威を煽るのは、歴史を無視した下品で低級な「マッチポンプ」というほかありません。


>日本の中学や高校では英語教育と同様にむしろ中国語や韓国語を必修科目にするといい

いや〜、これは個人的にご勘弁願いたいですね（笑）
なにしろ、わたしは、中国語を学ぼうとしてテキストの最初のピンインで挫折すること5回、韓国語にいたっては、ハングルを覚えきることさえできなかったくらいですから（^_^;）　自分にできなかったことを子どもたちに強要するのは気が引けます・・・。
ただ、日本語というガラパゴス言語と拙い英語から見た世界が、歪みのないものであるかどうかは、常に注意を払うべきだと思います。
たとえば、日本のマスコミは、北朝鮮のロケットを「ミサイル」であるとしていますが、逆に、日本のイプシロンロケットは、他の国から見ればどう見えるのでしょうか。「核ミサイルの予行演習」に見えるということは絶対にないと断言できるでしょうか。
海外記事を読む際にも注意は必要でしょう。日本のマスコミが流す海外記事は、英米のニュースソースの丸写しですから、特に米国が当事者になっている問題では、論調はどうしても米国寄りになってしまう。
理想としては、英語のほかに、中国語か、他の米国と共同歩調を取ることが少ない大国の言葉（今なら、ロシア語かポルトガル語あたりか）を新聞記事が読める程度まで知っておくことが望ましいといえましょう。