フランスのフランソワ・オランド大統領の政治に関する記事を続けていますが、オランド氏ネタで、日本社会を進歩させる何らかのインパクトがありそうなものはなんでも紹介します。笑
今回は、オランド氏の婚姻生活についてです。それがなぜ日本社会にインパクトを与えるかを今回は書きます。
オランド氏は、ジャーナリストのヴァレリー・トリアヴェレール(Valérie Trierweiler)さんという人と今生活しています。日本の報道やネットでは表記が一定しておらず、「バレリー・トリルベレール」、「バレリー・トリエベレール」などなどいろいろな表記があります。フランスでも発音は一貫していません、「トリアヴェレール」が多いようですが、ドイツ語式に「トリアヴァイラー」のような発音をする人もいます。
でも、フランス語の発音に日本語のカタカナをできるだけ当てはめてみて、うちではとりあえずヴァレリー・トリアヴェレールと表記します。(後で変えるかも...。)
さて、トリアヴェレールさんはどんな人なのか。日本の報道関係者の興味を引いているようで、そういう記事をちょっと集めてみました。
●毎日jp(毎日新聞)
仏大統領:初の「事実婚」夫人 政治記者「続ける」
http://mainichi.jp/select/news/20120510k0000e030171000c.html
毎日新聞 2012年05月10日 11時18分(最終更新 05月10日 11時28分)
フランス中部チュールの市場をオランド氏と共に訪れたバレリー・トリルベレールさん(左)=2012年5月5日、AP
【パリ篠田航一】フランス大統領選で社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が当選し、ファーストレディーもサルコジ大統領夫人のカーラ・ブルーニさん(44)から、オランド氏の事実婚相手のバレリー・トリルベレールさん(47)に交代する。フランスで初の「事実婚ファーストレディー」になる。
トリルベレールさんは名門ソルボンヌ大卒で、週刊誌パリマッチの政治記者。2度の離婚歴があり、3人の子供がいる。ファーストレディーになっても「記者を続ける」と話している。
オランド氏は、セゴレーヌ・ロワイヤル元家庭・児童担当相(58)と長年事実婚の関係にあり、4人の子をもうけたが破局。06年ごろからトリルベレールさんと交際を始めた。
オランド氏の地元の仏中部チュールのレストラン支配人、セバスチャンさん(35)は「よく2人で店に来るが、彼女は控えめで、礼儀正しい」と話す。一方、仏紙には、男性記者を平手打ちするなど「どう猛な警察犬」との異名を取るエピソードも紹介されている。
(後略)
●山陽新聞ニュース
[滴一滴]
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012051008511463/
2012/5/10 8:51
フランスの次期大統領となるフランソワ・オランド氏は、ジャーナリストの女性と「事実婚」の関係だ。その前の別の女性とも事実婚の生活が長く、子どもも4人いる
さほど話題にならないのは、そういうカップルが多い国だからだろう。結婚に比べて制約が少ないのが主な理由だが、国の制度も関係している
作家の渡辺淳一さんは、フランスは事実婚にも結婚と同様の税制優遇などを認め、婚外子の権利保障も進んでいると指摘する。子どもが非嫡出子になるなどデメリットが大きい日本とは事情が異なるという(「事実婚 新しい愛の形」集英社新書)
フランスは出生率が劇的に回復したことでも知られる。子育て世帯への手当や育児休業の拡充、保育ママ制度をはじめとした在宅サービスの整備など、ニーズに応じた施策を息長く続けている。事実婚への支援もその一つだろう
事実婚の是非はともかく、日本も学ぶべき点は多いはずだ。「子ども手当」は迷走した揚げ句、新手当では名称をめぐって最後まで混乱した。少子化担当相は野田政権になって7カ月余りで3人も代わっている
保育所の待機児童解消などを目的とした新子育て関連3法案がきょうにも国会で審議入りする。政治の姿勢が問われている。いつまでも「政局」ではいられぬ。
●毎日jp(毎日新聞)
■発信箱:彼女はコンパニオン=福本容子(論説室)
http://mainichi.jp/opinion/news/20120525k0000m070149000c.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20120525k0000m070149000c2.html
毎日新聞 2012年05月25日 00時09分
フランスの新しいファーストレディーが初の海外訪問先、アメリカで話題になった。バレリー・トリルべレールさん、47歳。美女だから、もあるけれど、「大統領のコンパニオン」というのが何より大きい。
バレリーさんはオランド大統領と何年も前から暮らしている。でも結婚はしていない。パートナーという呼び方もできるけど、本人は「コンパニオン」が好きらしい。
ジャーナリストの仕事を続けると言っているバレリーさん。過去に2度結婚し3人の子がいる。インタビューに答え、「彼(大統領)の子じゃないから、養ってなんて言わないし、政府のお金で暮らすのも嫌」。自由そうなアメリカ人も「ホワイトハウスじゃあり得ない」と半分うらやましそう。
今のフランスで、結婚している、していない、はほとんど問題にならない。経済協力開発機構(OECD)の統計(11年版)では、赤ちゃんの半数以上が、婚姻関係にない両親から生まれている。でも、大半のカップルは一緒に住んで子育てをする。
そういえば、オランド大統領の4人の子どもも、元大統領候補で事実婚の相手(コンパニオン?)だったセゴレーヌ・ロワイヤルさんとの間に生まれた子たち。みんな、結婚とかに関係なく、しっかり産んで育て、大変そうな仕事だって続けているのだ。
再びOECDの統計。両親が非婚という子の割合が高い国は出生率も高いという結果が出た。なぜ?の説明はない。生き方や暮らし方のいろいろ、に合わせてくれる制度や社会があるからでは、と推察してみる。
婚姻関係にない親から生まれる赤ちゃんの割合が1〜2%と先進国でずば抜けて低いのが韓国と日本。フランス型コンパニオンを!とか言う気はないけれど、もう少し個人のいろいろに合わせられる柔らかい世の中にした方がいい。
●毎日jp(毎日新聞)
仏大統領:事実婚のバレリーさん 強気記者「略奪愛」
http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000e030211000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000e030211000c2.html
http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000e030211000c3.html
http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000e030211000c4.html
毎日新聞 2012年05月26日 11時59分(最終更新 05月26日 12時32分)
フランス大統領に就任したフランソワ・オランド氏(57)の「事実婚」相手でジャーナリストのバレリー・トリルベレールさん(47)。フランスの現共和制下で「事実婚」のファーストレディーの誕生は初めてだ。米国での主要8カ国首脳会議(G8サミット)で外交デビューも飾ったが、どんな女性なのか?【パリ宮川裕章、チュール(仏中部)で篠田航一】
「幸せで晴れ晴れとした気持ち」。エリゼ宮(大統領府)で15日あった就任式で、サルコジ前大統領夫人でモデル兼歌手のカーラ・ブルーニさん(44)からファーストレディーの引き継ぎを受けたバレリーさんは、テレビカメラにほほ笑んだ。黒のドレスに白いコート。ともにフランス製で、ドレスは推定500ユーロ(約5万円)。5年前のサルコジ前大統領の就任式では、セシリア前夫人(後に離婚)のドレスはイタリア高級ブランド製で推定1435ユーロ(約14万4000円)だった。「より庶民的」と仏メディアは好意的だ。
「バレリー? 店に来ると満面の笑みでキスしてくれる気さくな女性だよ。上品で洗練されていて常に控えめ。フランソワは選挙中も彼女と2人だけで店に来た。彼はバレリーに夢中だよ」。オランド氏の地元コレーズ県チュールで同氏と20年以上の付き合いというレストラン「ル・サントラル」の支配人、ジャン・プーミエさん(85)はベタぼめする。
だが、パリ・マッチ誌やテレビで働く「記者バレリー」の顔は多少違うようだ。仏メディアによると、女性蔑視発言をした同僚の男性記者には「容赦なく平手打ち」。勝ち気な性格から、ドーベルマンの原種で闘犬や警察犬としても有名な「ロットワイラー」の異名を取る。仏・ELLE誌の取材に「今後も記者を続けたい。彼の仕事の邪魔をしないよう政治と距離を置き、外国の人々のインタビューなどをしたい」と仕事へのこだわりを見せる。選挙期間中は「(ファーストレディーになっても)私はお飾りの宝石にはならないわ」と語るなど、華やかなブルーニさんへの対抗心も話題になった。
仏西部アンジェの貧しい家庭に6人兄妹の5番目として生まれた。第二次大戦で足を負傷した父は満足に働けず、母がスケート場の受付係などをして家計を支えたという。「女も一生懸命働いて稼ぎなさい」との母の教えに影響され、子供の頃から向上心が強く、名門ソルボンヌ大で政治学を学んだ。
オランド氏との出会いは88年。バレリーさんは23歳の駆け出し記者で、同氏が属する社会党の取材で知り合った。04年のパリ・マッチ誌の記事ではオランド氏を「普通の人」と評したが、その後05年ごろから交際を開始。当時、同氏はセゴレーヌ・ロワイヤル氏(前回大統領選の社会党候補)との事実婚が続いていた。07年に両氏は破局を発表。その後、バレリーさんのいわば「略奪愛」が発覚した。バレリーさん自身2度の離婚経験があり、3人の子を持つ。
事実婚については、婚外での男女関係に厳しいイスラム諸国を訪問する際など、外交上の影響を懸念する声もある。G8で訪れた米国では「恋人」「配偶者」「パートナー」「コンパニオン」など「夫人」に代わる呼称を巡ってメディアが混乱したものの、特に外交儀礼上の問題はなかった。米シンクタンク・ブルッキングス研究所の研究員はAFP通信の取材に「二人の関係は“典型的なフランス人の男女関係”として米国人に冷静に受け止められています」。今後、法的に結婚するのか。バレリーさんは「それは個人の問題」と明言を避けている。
05年、シラク元大統領の取材で訪日したことがあるという。日本での本格デビューへの期待も高まっている。
●毎日jp(毎日新聞)
世界の雑記帳:仏大統領選の最有力候補、セクシーさでは最下位=調査
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20120214reu00m030002000c.html
2012年2月14日
2月13日、4月のフランス大統領選に関する各種世論調査で支持率トップを走っている最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記だが、セクシーさという点では、他候補から大きく引き離されて最下位になっている。仏トゥールーズで11日撮影(2012年 ロイター/Jean Philippe Arles)
[パリ 13日 ロイター] 4月のフランス大統領選に関する各種世論調査で支持率トップを走っている最大野党・社会党のフランソワ・オランド前第1書記だが、セクシーさという点では、他候補から大きく引き離されて最下位になっている。
調査会社ハリスが最もセクシーだと思う候補者について有権者に聞いたところ、オランド氏への支持率は2%、女性票に至ってはわずか1%しか集められなかった。この調査は2月9─10日に実施され、1029人からの回答を基に集計。現職のサルコジ大統領に対する支持率は7%だった。
一方、最もセクシーだと思われているのは22%を集めたドピルバン前首相だったが、同氏に投票したいという人はわずか2%となっている。
2012年2月14日 13時07分
築地市場の豊洲移転に反対して食の安全を守りたい。
●Like a rolling bean (new) 出来事録
■2012-05-28
築地市場移転反対訴訟の先週の報道。また、関連してサンデー毎日の都議会民主党批判記事を
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-11262495512.html
■2012-05-29
【ご注目・展開を!】これでどこが業界団体容認?築地仲卸組合(東卸)土壌汚染WG中間報告
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-11263217011.html
■2012-05-30
【築地市場移転問題:傍聴をお願いします!】今日、東京地裁で汚染地購入も住民訴訟公判です
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-11264216122.html
↑『がけっぷち社長』さん作。また、税制についての当秘書課の記事は、「カテゴリ : 税制、税金、財政」から。
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ギャグの訳です。
●YouTube
Hollande et son régime Trierweiler
オランドとトリアヴェレール式ダイエット
http://www.youtube.com/watch?v=1AeML1Q6-hs
ニュースキャスター(人形)「ヴァレリー・トリアヴェレールはフランソワ・オランドの横にいつもいます。特に、彼女が彼の体型の変身のもとだったのです。」
コマーシャルのナレーション「あなたは太っています。カリスマもありません。」
フランソワ・オランド(人形)「えー、へー」
コマーシャルのナレーション「友達にもバカにされています。ナイトクラブにも行けず、ズボンのサイズも合わなくなりました。だけど、絶望してはいけません。トリアヴェレール式ダイエットをお試しください。」
ヴァレリー・トリアヴェレール(声)「フランソワ、食べるのをやめなさい!」
フランソワ・オランド(人形)「ペピート・ビスケットをもう一個だけ食べてもいい?」
ヴァレリー・トリアヴェレール(声)「だめ!」
コマーシャルのナレーション「トリアヴェレール式ダイエットで50kgも減量できるだけではありません。それに、共和国大統領にもなれます!」
グザヴィエ・ベルトラン(人形)「ちょっと失礼!広告を見たのですが、私もその素晴らしいダイエットをやっていいですか?」
ニュースキャスター(人形)「遅すぎましたよ、ベルトランさん。5年後にまたお越しください。」